1997年に開業する秋田新幹線用の車両として開発され、1995年に量産先行車として5両編成が1本落成し、1996年から量産車が落成しました。E3系では最高速度を従来の時速240kmから時速275kmに引き上げたほか、車体はアルミ合金製となり、さらに車体の下をカバーで滑らかに覆うことで、冬季は雪の侵入を防ぐ構造を取り入れていることも特徴です。

最高速度は在来線区間が130 km/h、東北新幹線に合流するとE5系等と連結して平均速度を高め、新幹線区間では275 km/hとなっており、フル規格に劣らぬ通過速度を見せています。

運用者：東海旅客鉄道/西日本旅客鉄道/九州旅客鉄道
製造所：日立製作所笠戸事業所
　　　　日本車輌製造　ほか
製造年：2007年 - 2020年
製造数：202編成2,992両 + 代替車1両（16両編成172本2752両、8両編成30本240両）
運用開始：2007年7月1日（16両編成）
投入先：東海道・山陽・九州新幹線

N700系は、東海旅客鉄道（JR東海）、西日本旅客鉄道（JR西日本）および九州旅客鉄道（JR九州）に在籍する新幹線で、700系を土台に、さらなる高速性と快適性・環境性能向上の両立を目指し、西日本旅客鉄道（JR西日本）・東海旅客鉄道（JR東海）によって共同開発され、初代「のぞみ」300系と山陽新幹線にわずかに残存していた0系のシステムを採用した車両では、500系と同等の最高速度300 km/hでの営業運転を初めて実現しました。

最高速度は時速300kmを記録する、日本有数の平均速度を出すタイプで、ひかりやこだまの名で活躍しています。もっとも通過速度が早い300kmに達するのは、山陽新幹線のルートである姫路～博多間です。2013年より改良型のN700Aが導入され、デザインが異なるＮ700系の一種のひかりレールスターも存在感を見せつけています。

運用者：東日本旅客鉄道
製造所：川崎重工業車両カンパニー
　　　　日立製作所笠戸事業所
製造年：2010年 - 2014年
製造数：24編成168両
運用開始：2013年3月16日
投入先：東北・秋田新幹線

新幹線E6系電車は、東日本旅客鉄道（JR東日本）が2013年3月16日より営業運転を開始した新在直通運転用（ミニ新幹線用）新幹線電車です。E3系0番台に替わる新たな秋田新幹線の車両として、東北新幹線区間で最高速度320km/h運転を行うために開発されました。2014年5月26日にローレル賞、2014年10月1日にグッドデザイン賞をそれぞれ受賞しています。

現在の最高速度はミニ新幹線ながらも時速320kmを記録、これはE5系とともに、現在運行している新幹線の中でも最速といわれています。在来線をE6系が通過する場合には時速130km、東北新幹線に入ると超高速の320kmへ突入します。東北新幹線ではE5系と連結して走ることで有名です。

運用者：東日本旅客鉄道
製造所：川崎重工業車両カンパニー
　　　　日立製作所笠戸事業所
製造年：2009年 - （E5系）
製造数 E5系: 46編成460両
運用開始：2011年3月5日
投入先 東北・北海道新幹線

E5系は東北新幹線に於いて最高速度320km/h運転を行うために開発され、2011年3月5日から営業運転を開始した車両である。E5系の登場により、新たに最速達種別の「はやぶさ」が設定されました。E2系の実質的な後継車両に位置づけられており、現在東北新幹線の主力車両です。

常磐グリーンを貴重としてとても鼻が長いビジュアルが特徴の東北新幹線のE5系は、宇都宮～盛岡間で最高時速320kmを記録しています。将来的には時速360kmまで引き上げ、世界でも指折りの通過速度を実現する見通しです。

現況：建設中（品川駅 - 名古屋駅間）
　　　計画中（名古屋駅 - 新大阪駅間）
種類：超電導磁気浮上式鉄道（新幹線）
起点：品川駅
終点：新大阪駅（予定）
全通：2037年予定

中央新幹線は、東京都から大阪市に至る新幹線の整備計画路線です。新幹線で初となる超電導リニアを採用する路線であり、東海旅客鉄道（JR東海）が開設した解説ウェブサイトやマスコミ報道などでは主に「リニア中央新幹線」という通称で呼ばれています。国による整備計画では「中央新幹線」であり、建設・営業主体のJR東海は報道発表や沿線向けの説明資料では「中央新幹線」と称しています。

高速輸送を目的としているため、直線的なルートで、最高設計速度505 km/hの高速走行が可能な超電導磁気浮上式リニアモーターカー「超電導リニア」により建設されています。鉄道のように車輪とレールの間の摩擦が生じないので、超高速での走行が可能になっています。