運用者：東日本旅客鉄道 (E7系)西日本旅客鉄道(W7系)
製造所：川崎重工業車両カンパニー
　　　　日立製作所笠戸事業所
　　　　総合車両製作所横浜事業所（E7系）
　　　　近畿車輛（W7系）
製造年：2013年 -
製造数：33編成396両（F編成）13編成156両（W編成）
運用開始：2014年3月15日（北陸新幹線）
　　　　　2019年3月16日（上越新幹線）
投入先：上越・北陸新幹線

新幹線E7系・W7系電車は、東日本旅客鉄道（JR東日本）・西日本旅客鉄道（JR西日本）の新幹線車両です。北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間延伸開業に際し、JR東日本・JR西日本が共同開発・導入した車両で、新規に設定された「かがやき」「はくたか」「つるぎ」のほか、1997年から東京駅 - 長野駅間で運転されている「あさま」で運用されています。また、2018年度より上越新幹線東京駅 - 高崎駅 - 越後湯沢駅 - 新潟駅・ガーラ湯沢駅で運用されています。

このＥ7系およびW7系の2種は、東西のJRで呼称が異なるだけで、ほぼ同一規格の新幹線です。和風をコンセプトにしていることも珍しい特徴で、営業速度の最高時速は260kmと控えめながら、東京～金沢の区間をわずか2時間28分で結びます。

運用者：九州旅客鉄道
製造所：日立製作所
製造年：2003年 - 2010年
製造数：9編成54両
運用開始：2004年3月13日
投入先：九州新幹線

2004年3月13日の九州新幹線新八代駅 - 鹿児島中央駅間部分開業に向けて導入された車両で、開業と同時に営業運転を開始し、2005年に鉄道友の会ローレル賞・日本産業デザイン振興会グッドデザイン賞を受賞しています。

鹿児島へとつながっている九州新幹線は、全路線の中でも比較的に開業年が新しめな新幹線です。見るたび違うデザインなことでも旅客を楽しませており、さくら、つばめの愛称を持っています。時速は260kmまでしか上がりませんが、平均速度は202kmとかなりの早さを誇ります。

運用者：東海旅客鉄道/西日本旅客鉄道
製造所：日立製作所笠戸事業所（1 - 3号車）
　　　　日本車輌製造（4 - 7号車）
製造年：2000年 (22年前)・2005年 (17年前)
製造数：2編成14両

新幹線923形電車は、東海旅客鉄道（JR東海）および西日本旅客鉄道（JR西日本）に在籍する、東海道・山陽新幹線用新幹線電気軌道総合試験車（ドクターイエロー）です。ドクターイエローの運用について、区間や走行時刻などの詳細は全く公表されないため、「ドクターイエローを目撃すると幸せになれる」とも言われています。中々出会えない車両であることと目立つ色合いで人気が高く、プラレールや鉄道模型といった関連商品が多く発売されています。

0系をベースとした922形の最高速度は210km/hでしたが、700系をベースとしたため最高速度270km/hに引き上げられ、ダイヤへの支障を大幅に軽減することに成功しました。ドクターイエロはー昔から東海道・山陽新幹線の検測を担い、今では北海道から九州まで全域を駆け巡っています。

運用者：東日本旅客鉄道
製造所：東急車輛製造
製造年：2001年
製造数：1編成7両

新幹線E926形電車は、東日本旅客鉄道（JR東日本）に在籍する新幹線電気軌道総合試験車で、正式名称は新幹線 電気・軌道総合検測車で、East i（イーストアイ）の愛称を持ちます。JR東日本管内の新幹線では1982年の東北新幹線・上越新幹線の開業以来、架線・軌道検測には925形が使用されていましたが、営業列車の速度向上や山形新幹線や秋田新幹線といった925形では入線不可能なミニ新幹線の開業および車両自体の老朽化により、営業列車の最高速度275km/hと同じ速度での検測データが必要とされたこと、最高速度が上昇したダイヤの都合や検測時間の短縮が必要とされたこと、新在直通可能な検測車両が求められたことなどを受け、2001年に在来線の車両限界に合わせたE3系をベースに開発されました。

JR東日本がE3系をベースに開発したこのイーストアイの最高速度は、実に時速275kmにまで達し、世界で一番早い検測車両と言われています。現在では東北、北陸、北海道など東日本全域の検測を担っています。

運用者：東日本旅客鉄道
製造所：川崎重工業
　　　　東急車輛製造
製造年：1995年 - 2010年
製造数：261両
改造所：川崎重工業
　　　　総合車両製作所横浜事業所
運用開始：1997年3月22日
投入先：東北・秋田・山形新幹線