
歴代の俳人の有名人ランキング100選・男性女性別【2025最新版】
世界最短の定型詩のうちの一つとされる俳句を詠む俳人の中で、誰が最も有名なのでしょうか。そこで今回は、歴代の俳人の有名人をランキング形式(男性・女性別)で紹介します。
有名な歴代女性俳人ランキングTOP25-11

22位:宇多喜代子
生年月日: 1935年10月15日
出生地:山口県徳山市
「獅林」のなかで俳句の骨法をまなび、「草苑」で新興俳句の伸びやかさに育まれました。伝統、新興、前衛の良さを吸収し、また評価しています。1982年、第29回現代俳句協会賞受賞すると1985年大阪俳句研究会創設に参加し同会理事に就任。1986年、坪内代表の「船団」に参加、2001年、句集『象』にて第35回「蛇笏賞」受賞。2002年、紫綬褒章を受章、2004年、桂が没し「草苑」終刊、あらたに「草樹」を創刊し会員代表となります。2006年、現代俳句協会会長に就任(2011年退任)すると、2012年、『記憶』で第27回詩歌文学館賞俳句部門を受賞、2014年、第14回現代俳句大賞受賞。2016年、日本芸術院賞受賞、2019年、第18回俳句四季大賞受賞、文化功労者、2020年、第61回毎日芸術賞を受賞するなど多くのタイトルを手にしています。

16位:野沢節子
生年月日: 1920年3月23日
出生地:神奈川県横浜市
死亡日: 1995年4月9日
野澤節子は、脊椎カリエスを発病しています。師匠の大野林火は、彼女の俳風を「清純にて清冽」と讃えていますが、その裏側には闘病生活の間で培われた「生」に執着する姿があり、度々本人が「いのち」という言葉を使うほど、激情と強い意思に満ちたものであると評しています。また、現代女流俳人の飯島晴子は節子の俳風を「強い表現の中にも女性らしい嫋やかさがある」と高く評価しており、その内側には闘病のために外界と触れあう機会が限定的であったことが、より抒情的な俳風に大きく起因していると述べています。したがって、難病を克服した後は、表現の厳しさを持ち合わせながらも、段々と自在性の高い俳風に変化を遂げていきました。。
生年月日: 1874年2月22日
出生地: 温泉郡
死亡日: 1959年4月8日
代表作: 『虚子句集』
『子規より俳誌『ホトトギス』を継ぎ今日の俳句を作り上げた、子規門下で最も名の通った俳人で、子規の後、俳壇を導き後続の旗印として尽力しました。『ホトトギス』の理念となる「客観写生」「花鳥諷詠」を提唱したことでも知られています。