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52位:三橋敏雄

52位:三橋敏雄

生年月日: 1920年11月8日
出生地: 東京都
死亡日: 2001年12月1日

俳句は1935年、勤め先である東京堂の先輩に勧められ社内句会に参加。1936年に「句と評論」「馬酔木」などに投句。1937年渡辺白泉の「風」に参加、白泉に師事し、新興俳句無季派の俳人となります。1938年「広場」同人となり、西東三鬼にも師事。1939年「京大俳句」にも参加しますが、新興俳句弾圧事件により終刊に追い込まれました。戦後は西東三鬼主宰の「断崖」、山口誓子主宰の「天狼」同人。同人誌「面」・「俳句評論」同人。1967年、第14回現代俳句協会賞受賞。1986年「壚坶(ローム)」監修。1989年「畳の上」で第23回蛇笏賞受賞。三橋敏雄に強い影響を受け私淑のち師事した俳人に池田澄子、遠山陽子、三橋孝子、沼尻玲子などがいます。

51位:石原八束

51位:石原八束

生年月日: 1919年11月20日
出生地:山梨県錦村二之宮
死亡日: 1998年7月16日

幼時から病弱であり、若い頃には結核で療養を余儀なくされた八束は、蛇笏の主観写生に学びつつ人間の内面を注視する作風を獲得するようになります。その持論である「内観造型」は、外的な自然を諷詠するのではなく、自然の中に身を据えながら人間の内部を見ることを説くもので、「くらがりに歳月を負ふ冬帽子」(『空の渚』所収)はその方法論による代表作です。

50位:森澄雄

50位:森澄雄

生年月日: 1919年2月28日
出生地: 長崎県 長崎市
死亡日: 2010年8月18日

俳句は父・冬比古の影響ではじめ、高等商業在学中に学内の句会「緑風会」入会、松瀬青々門の野崎比古教授の指導を受けています。また「馬酔木」の句会に参加、加藤楸邨の指導を受け、1940年、楸邨の主宰誌「寒雷」創刊に参加し楸邨に師事。翌年に巻頭を取り注目を集めました。

49位:金子兜太

49位:金子兜太

生年月日: 1919年9月23日
出生地: 埼玉県 小川町
死亡日: 2018年2月20日

金子兜太は、加藤楸邨に師事。「寒雷」所属を経て「海程」を創刊、主宰。戦後の社会性俳句運動、前衛俳句運動において理論と実作の両面で中心的な役割を果たし、その後も後進を育てつつ第一線で活動しました。

48位:平畑静塔

48位:平畑静塔

生年月日: 1905年7月5日
出生地:和歌山県
死亡日: 1997年9月11日

俳句は1925年、大学時代に「京鹿子」、ついで「馬酔木」「ホトトギス」に投句。1933年、井上白文地らと共に「京大俳句」を創刊、1935年には西東三鬼らを同誌に迎え、新興俳句運動の中心的存在として活動しました。1951年、カトリックに入信。同年発表した「俳人格」説(『馬酔木』1951年4月号)では、俳句性の確立には俳人自身の俳句的な人格の発展と完成が必要と説き注目を集めました。

47位:西東三鬼

47位:西東三鬼

生年月日: 1900年5月15日
出生地: 岡山県 津山市
死亡日: 1962年4月1日

西東三鬼は、岡山県出身の俳人で、 歯科医として勤める傍ら30代で俳句をはじめ、伝統俳句から離れたモダンな感性を持つ俳句で新興俳句運動の中心人物の一人として活躍しました。戦後は「天狼」「雷光」などに参加し「断崖」を主宰しました。

46位:吉岡禅寺洞

46位:吉岡禅寺洞

生年月日: 1889年7月2日
出生地:福岡県福岡市箱崎
死亡日: 1961年3月17日

1903年より三宅吟志に俳句の指導を受け、『九州日報』の伊形青楓選、『日本新聞』の河東碧梧桐選に投句。1905年、「ホトトギス」会報欄の高濱虚子撰に初入選。俳号は禅寺童、禅寺堂を経て禅寺洞と称しました。1914年、虚子の俳壇復帰に従って「ホトトギス」への投句を再開。1917年、清原枴童とともに福岡に虚子を招き太宰府に同道、このときに虚子がつくった「天の川の下に天智天皇と臣虚子と」にちなみ、翌年に清原枴童らと「天の川」を創刊、のち主宰。「天の川」では富安風生、横山白虹、芝不器男らを育てました。

45位:松本たかし

45位:松本たかし

生年月日: 1906年1月5日
出生地: 東京都
死亡日: 1956年5月11日

松本たかしは、能楽師の家に生まれ能を志したが、病のために断念、高浜虚子に師事し俳句に専心し、俳誌「笛」を創刊・主宰しました。芸術性の高い高雅な句を作り、「ホトトギス」では川端茅舎、中村草田男らと並び称されました。

44位:前田普羅

44位:前田普羅

生年月日: 1884年4月18日
出生地: 東京都
死亡日: 1954年8月8日

俳句は1912年、裁判所時代の知人杉本禾人の勧めで「ホトトギス」に投句。1914年に主宰高浜虚子より、原石鼎とともに新鋭として称揚を受けました。代表句に「人殺ろす我かも知らず飛ぶ螢」「雪解川名山けづる響きかな」などがあり、雄大な自然を詠むことを得意とし、山岳俳句の第一人者として知られています。

43位:原石鼎

43位:原石鼎

生年月日: 1886年3月19日
出生地:簸川郡塩冶村
死亡日: 1951年12月20日

原石鼎は、島根県出身の俳人で、高浜虚子に師事、「鹿火屋」を創刊・主宰。大正期の「ホトトギス」を代表する作家の一人で、色彩感覚に優れたみずみずしい作風で一世を風靡しました。1923年の関東大震災以降は神経衰弱に苦しみ、また虚子と対立を深め絶縁に至ったが、たびたび病に伏せながらその死まで後進の指導を続けました。

42位:村上鬼城

42位:村上鬼城

生年月日: 1865年6月10日
出生地: 東京都 東京 小石川
死亡日: 1938年9月17日

広島市の大本営にいた正岡子規に教えを請い、また幾度となく『ホトトギス』に俳句の投書を行っていました。子規の死後、彼は『ホトトギス』主宰である高浜虚子から句を見てもらうことになるが、高崎での俳句会で虚子の推輓を受ける。それが契機となって1913年(大正2年)から『ホトトギス』の同人活動を始め、1918年(大正7年)に自身の作品が入選。自らも不遇な環境に置かれていたため、困窮した生活や人生の諦念、弱者や病気への苦しみなど、独特の倫理観で憐れみ、哀しみを詠った句が多いのが特色でした。

41位:栗林一石路

41位:栗林一石路

生年月日: 1894年10月14日
出生地:長野県小県郡青木村
死亡日: 1961年5月25日

栗林一石路は、プロレタリア俳句運動の中心的存在としてだけでなく、小林一茶の評論研究家としても知られています。戦後、1946年には石橋辰之助、東京三(秋元不死男)、富澤赤黄男、湊楊一郎らと新俳句人連盟を設立、初代幹事長に就任。1948年には、『俳句芸術論』を刊行し、桑原武夫の「第二芸術論」の批判をしました。その後も俳句運動の中心的存在として活躍しました。またソ連のヤロビ農法の普及に努め、『ヤロビの谷間』を著しています。1961年5月25日午後5時、世田谷区の自宅で肺結核のため死去。66歳でした。

有名な歴代男性俳人ランキングTOP40-21

40位:尾崎放哉

40位:尾崎放哉

生年月日: 1885年1月20日
出生地: 鳥取県 鳥取市
死亡日: 1926年4月7日

尾崎放哉は、日本の俳人で、『層雲』の荻原井泉水に師事、種田山頭火らと並び、自由律俳句のもっとも著名な俳人の一人です。癖のある性格から周囲とのトラブルも多く、その気ままな暮らしぶりから「今一休」と称された。その自由で力強い句は高い評価を得ており、代表的な句に「咳をしても一人」などがあります。

39位:中塚一碧楼

39位:中塚一碧楼

生年月日: 1887年9月24日
出生地:岡山県浅口郡玉島町
死亡日: 1946年12月31日

岡山中学を経て早稲田大学へ進学する。大学では「早稲田吟社」に参加して創作を続ける。一時期帰郷するが、1911(明治44)年に上京、「試作」を刊行して非定型や俳号廃止、季題克服、選者無用論や口語化など自由律俳句を進め、1915(大正4)年には河東碧梧桐の援助のもと「海紅」を刊行するなど、自由律俳句の普及に大きな足跡を残しました。

38位:荻原井泉水

38位:荻原井泉水

生年月日: 1884年6月16日
出生地: 芝区
死亡日: 1976年5月11日
代表作: 『皆懺悔』(1928年); 『原泉』(1960年); 『長流』(1964年)

荻原井泉水は、日本の自由律俳句の俳人、俳論家です。ゲーテのエピグラム,シラーの2行詩から俳句の理論を発見、河東 (かわひがし) 碧梧桐の新傾向俳句運動に参加、雑誌『層雲』にその新理論を発表。さらに季題無用論を唱えたことで碧梧桐らと分裂「層雲」を主宰して尾崎放哉や種田山頭火らを育てました。「俳句は象徴詩である」と主張、心境的な自由律俳句を発展させました。

37位:大須賀乙字

37位:大須賀乙字

生年月日: 1881年7月29日
出生地:福島県相馬郡中村町
死亡日: 1920年1月20日

東大卒で学者一族の家系という毛並みの良さと文才を評価され、早くから新傾向俳句の旗手として嘱望されました。『海紅』の河東碧梧桐に師事、同じ旧制二高出身で才能も評価された乙字に対し碧梧桐の期待は高かったが、海紅堂事件に端を発する海紅同人同士の内部対立により1915年5月に離脱。のち臼田亞浪と俳誌『石楠』を発刊、俳論家としても活動しましたが後に亞浪とも決別。1920年、インフルエンザ(スペインかぜ)と肋膜肺炎のため東京市小石川区高台老松町(現・東京都文京区目白台)の自宅にて40歳で死去しています。

36位:木下夕爾

36位:木下夕爾

生年月日: 1914年10月27日
出生地:広島県福山市御幸町
死亡日: 1965年8月4日

府中中学校(現・府中高等学校)時代から詩作を始め、文学を志して、第一早稲田高等学院に進学する。家業の薬局を継ぐために、愛知高等薬学校(現・名古屋市立大学)に転入学した。卒業後帰郷し、薬局を営むかたわら、文学活動を続けました。代表的な詩集に『田舎の食卓』(文芸汎論詩集賞受賞)、『笛を吹くひと』『児童詩集』、句集に『遠雷』などがあります。

35位:内田百閒

35位:内田百閒

生年月日: 1889年5月29日
出生地: 岡山県 岡山市
死亡日: 1971年4月20日
代表作: 『冥途』(1922年); 『百鬼園随筆』(1933年); 『旅順入城式』(1934年); 『阿房列車』(1952年); 『ノラや』(1957年)

夏目漱石の門下生の一人で、夢の光景のように不可解な恐怖を幻想的に描いた小説や、独自の論理で諧謔に富んだ随筆を多数執筆し、名文家として知られています。初期の小説には『冥途』『旅順入城式』などの秀作があり、『百鬼園随筆』で独自の文学的世界を確立。俳諧的な風刺とユーモアの中に、人生の深遠をのぞかせる独特の作風を持ちます。

34位:大野林火

34位:大野林火

生年月日: 1904年3月25日
出生地: 神奈川県 横浜市
死亡日: 1982年8月21日

1921年(大正10)臼田亜浪(うすだあろう)の『石楠(しゃくなげ)』に参加、作句、評論に活躍しました。46年(昭和21)『濱(はま)』を創刊、主宰。初期と後期では作風に多少の違いはみられますが、繊細な感覚による豊かな叙情性は一貫していました。神奈川文化賞、横浜文化賞、蛇笏(だこつ)賞ほかを受賞しています。

33位:櫛部天思

33位:櫛部天思

生年月日:1967年
出生地:愛媛県

櫛部天思は、は学生時代から俳句に親しみ、高校時代、大学時代の2度全国学生俳句大会で推薦大賞を受賞。その後、平成16年に 第10回「櫟(くぬぎ)賞」を受賞、平成22年に 日本学生俳句協会賞(一般の部)を受賞しています。

32位:秋元不死男

32位:秋元不死男

生年月日: 1901年11月3日
出生地:神奈川県横浜市
死亡日: 1977年7月25日

島田青峰に師事し「土上」「天香」に参加。新興俳句運動に加わり、京大俳句事件に連座して投獄されます。戦後は「天狼」参加を経て「氷海」を創刊・主宰しました。劇作家の秋元松代は妹。息子の秋元近史は『しゃぼん玉ホリデー』を手がけたテレビディレクター・プロデューサーです。

31位:加藤楸邨

31位:加藤楸邨

生年月日: 1905年5月26日
出生地: 東京都
死亡日: 1993年7月3日
代表作: 『寒雷』(1939年); 『火の記憶』(1948年); 『まぼろしの鹿』(1967年); 『芭蕉全句』(1969年)

水原秋桜子に師事。初期は『馬酔木』に拠ったが、苦学する中で同誌の叙情的な作風に飽き足らなくなり、人間の生活や自己の内面に深く根ざした作風を追求、石田波郷、中村草田男らとともに「人間探求派」と呼ばれました。第二次世界大戦後は戦災や社会運動への参加などを経て幅の広い作風を展開、また主宰した『寒雷』では伝統派から前衛派まで多様な俳人を育てました。

30位:原子公平

30位:原子公平

生年月日: 1919年9月14日
出生地:北海道小樽市
死亡日: 2004年7月18日
書籍: わたしの昭和俳句、 句集酔歌

俳句は三高時代に「馬酔木」に投句、その後加藤楸邨に師事し「寒雷」同人。1946年、澤木欣一、細見綾子らとともに「風」を創刊、同誌に俳句および評論を発表し社会性俳句を推進、特に1955年に発表した「山本健吉の時評」は社会性俳句の論争のきっかけとなりました。2000年現代俳句協会大賞を受賞しています。

29位:坪内稔典

29位:坪内稔典

生年月日: 1944年4月22日
書籍: 俳句: 口誦と片言、 俳句いまむかし、 ヤツとオレ: 句集

坪内稔典は、日本の俳人で、京都教育大学名誉教授、「船団の会」元代表です。研究者としての専門は日本近代文学で、特に正岡子規に関する著作・論考が多いことで知られています。代表句に「三月の甘納豆のうふふふふ」「たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ」「多分だが磯巾着は義理堅い」「びわ食べて君とつるりんしたいなあ」など。

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