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有名な歴代男性俳人ランキングTOP75-61

75位:石川桂郎

75位:石川桂郎

生年月日: 1909年8月6日
出生地: 東京都
死亡日: 1975年11月6日

家業の理髪店の仕事をしながら俳句を作りはじめ、1934年、杉田久女に入門。1937年、石田波郷の「鶴」創刊より投句し、1939年に同人となりました。代表句に「昼蛙どの畦のどこ曲らうか」「うらがへる亀思ふべし鳴けるなり」などがあり、市井での暮らしを滲ませつつ軽妙洒脱な句風。様々な俳人たちの風狂ぶりを描いた読売文学賞受賞作『俳人風狂列伝』がよく知られますが、桂郎自身も酒食と放言を好む風狂の人でした。

74位:野見山朱鳥

74位:野見山朱鳥

生年月日: 1917年4月30日
出生地:福岡県直方市
死亡日: 1970年2月26日

1945年に高浜虚子に師事、「ホトトギス」に投句します。1946年には末崎ひふみ(野見山ひふみ)と結婚。同年、「ホトトギス」600号記念号の巻頭を取り注目されました。美術の才があった朱鳥は、同様に病弱のため画家の道を諦めた俳人川端茅舎に傾倒しており、茅舎と同じく「如く俳句」と呼ばれる「如く」を用いた句も多く作りました。

73位:赤尾兜子

73位:赤尾兜子

生年月日: 1925年2月28日
出生地:兵庫県揖保郡網干町新在家
死亡日: 1981年3月17日

特定の俳人に師事をせず、俳風においては前衛俳句系俳人として活躍したが後に俳風が大きく変化しました。代表句に「音楽漂う岸侵しゆく蛇の飢」「広場に裂けた木 塩のまわりに塩軋み」「鉄階にいる蜘蛛智慧をかがやかす」「ささくれだつ消しゴムの夜で死にゆく鳥」があり、門下に岸本尚毅、藤原月彦、大井恒行、柿本多映などがいます。

72位:臼田亞浪

72位:臼田亞浪

生年月日: 1879年2月1日
出生地:長野県北佐久郡小諸町
死亡日: 1951年11月11日

1914年(大正3)高浜虚子に会い、少年時代より始めて中絶していた俳句を再開。翌年、大須賀乙字の援助を得て『石楠(しゃくなげ)』を創刊、主宰。「まこと」を俳句の心とし「自然感」「一句一章」を説きました。作風は素朴で荘重。俳壇を大いに批判、警鐘的な役割を果たしました。門下に大野林火らがいます。句集に『亜浪句鈔(くしょう)』(1925)、『旅人』(1937)、『白道』(1946)など。

71位:向井去来

71位:向井去来

生年月日: 1651年
出生地: 長崎県 長崎市
死亡日: 1704年10月8日

向井 去来は、江戸時代前期の俳諧師。蕉門十哲の一人です。儒医向井元升の二男として肥前国(今の長崎市興善町)に生まれ、堂上家に仕え武芸に優れていましたが、若くして武士の身分をすてます。京都嵯峨野の落柿舎(らくししゃ)に住み、松尾芭蕉はここで『嵯峨日記』を執筆しました。

70位:松田ひろむ

70位:松田ひろむ

生年月日: 1938年8月25日
出生地:高知県高知市

高校時代、秋元不死男の「氷海」に入会。高校卒業後、東京電力に入社。鶴見火力発電所、千曲川電力所、新東京火力発電所に勤務。1972年「沙羅」と合併し古沢太穂主宰となった「道標に同人として参加。1974年藤田湘子の「鷹」に入会、のち同人となるも1979年退会。「道標」一筋となり、第5回道標賞を受賞します。

69位:山下一海

69位:山下一海

生年月日: 1932年3月7日
出生地:福岡県福岡市
死亡日: 2010年2月15日

幼時から両親の影響で俳句に親しみ、小学校上級から中学にかけて句作に熱中します。成城大学短期大学部助教授、鶴見大学文学部国文科教授を務めた。著書は多く、松尾芭蕉、与謝蕪村など近世俳人についての研究、評論が多い。

68位:村山古郷

68位:村山古郷

生年月日: 1909年6月19日
出生地:京都府京都市下京区
死亡日: 1986年8月1日

内田百閒に師事した昭和初期の俳人です。「草上」同人を経て、1932年「東炎」同人となります。戦後、1946年「べんがら」を、1952年「たちばな」を創刊しましたが、1955年石田波郷の知遇をえて「鶴」同人となります。俳誌『嵯峨野』を主宰、俳人協会理事を務めた。1978年、『明治俳壇史』で芸術選奨文部大臣賞受賞。1985年、勲四等瑞宝章を受けました。

67位:安東次男

67位:安東次男

生年月日: 1919年7月7日
出生地: 東苫田村
死亡日: 2002年4月9日

1941年(昭和16年)頃より「寒雷」に投句、加藤楸邨に俳句を学び、1949年(昭和24年)、詩作に転じ、抵抗派詩人として注目され始めます。1990年頃より「寒雷」にふたたび俳句の発表をはじめ、現代詩を学んだ分、俳句においては古典趣味だったといわれています。1997年(平成9年)、句集『流』で第12回詩歌文学館賞を受賞しています。

66位:古沢太穂

66位:古沢太穂

生年月日: 1913年8月1日
出生地:富山県上新川郡大久保町
死亡日: 2000年3月2日

1980年、句集『捲かるる鴎』で第12回多喜二・百合子賞を受賞、1983年、第32回横浜文化賞受賞。その作風は変革の抒情ともいうべきものであるが、太穂自身は「自然流」としている。またスローガン的な俳句とは異なる、社会の矛盾を突きつつも人間味のある句を作りました。

65位:有馬朗人

65位:有馬朗人

生年月日: 1930年9月13日
出生地: 大阪府
死亡日: 2020年12月6日

有馬朗人は、日本の物理学者(原子核物理学)、俳人、政治家で、文化勲章受章者です。国立大学協会会長(第14代)、東京大学総長(第24代)、理化学研究所理事長(第7代)、参議院議員、文部大臣(第125代)、科学技術庁長官(第58代)などを歴任しています。

64位:小川軽舟

64位:小川軽舟

生年月日: 1961年2月7日
出生地:千葉県千葉市

東京大学卒業後に山本健吉の『現代俳句』を読んで俳句を志し、1986年に「鷹」に入会、藤田湘子に師事。この際に李太白の七言絶句「早発白帝城」中から取った「軽舟」を号とします。代表句に「名山に正面ありぬ干蒲団」「ソーダ水方程式を濡らしけり」「偶数は必ず割れて春かもめ」「死ぬときは箸置くやうに草の花」などがあり、句風は丁寧・着実と評されています。

63位:小澤實

63位:小澤實

生年月日: 1956年8月29日
出生地:長野県長野市

有季定型を重んじつつ幅広い対象を俳諧味豊かに詠んでおり、新人であった20代の頃から技巧派と称されています。代表的な句に「本の山くづれて遠き海に鮫」「ゆたんぽのぶりきのなみのあはれかな」(『砧』収録)、「夏芝居監物某出てすぐ死」「大寺のいくつほろびし日向ぼこ」(『立像』収録)、「林中にわが泉あり初茜」「神護景雲元年写経生昼寝」(『瞬間』収録)などがあります。

62位:中原道夫

62位:中原道夫

生年月日: 1951年4月28日
出生地:新潟県西蒲原郡岩室村

中原道夫は、卓抜な機知を駆使し21世紀の風狂の俳諧師と呼ばれる俳人で、代表句に「白魚のさかなたること略しけり」「飛込の途中たましひ遅れけり」「瀧壺に瀧活けてある眺めかな」などがあります。

61位:長谷川櫂

61位:長谷川櫂

生年月日: 1954年2月20日

中学時代から俳句をはじめ、のちに平井照敏(加藤楸邨門、「槙」主宰)、飴山實(安東次男に兄事、主宰誌なし)に学びます。東京大学法学部卒業、読売新聞記者を経て俳句に専念。1993年、39歳で俳句結社「古志」を創刊、2009年、当時31歳の大谷弘至に「古志」主宰を譲っています。複数の句集、東日本大震災を詠んだ歌集のほか、松尾芭蕉、小林一茶、正岡子規、高浜虚子、加藤楸邨、飯田龍太などの俳人研究、芭蕉の古池の句の解釈をもとにした俳句の「切れ」と「間」、日本文化についての一連の論稿、エッセイ、俳句入門書などの著書があります。

有名な歴代男性俳人ランキングTOP60-41

60位:石寒太

60位:石寒太

生年月日: 1943年

石寒太は、。1969年「寒雷」入会、加藤楸邨に師事し、1989年、「言葉にも心にも片寄らず、炎のような情熱と人の環を大切にする」をモットーに「炎環」を創刊、主宰します。句集に『あるき神』『炎環』『翔』『夢の浮橋』『石寒太句集』、評論に『山頭火』『宮沢賢治の俳句』『わがこころの加藤楸邨』『「歳時記」の真実』『おくのほそ道 謎解きの旅』など多数あります。

59位:田島和生

59位:田島和生

生年月日: 1937年12月29日

大学時代より俳誌「風」に所属し沢木欣一に師事。2008年に林徹より俳誌「雉」を主宰継承しています。大学卒業後、新聞社に入社。愛媛県にて勤務時、「えひめ歳時記」を2年間連載する。のちに「えひめ俳句歳時記」として出版。1985年、林徹主宰の俳誌「雉」の創刊同人となる。2002年より大峯あきら代表の超結社同人誌「晨」の同人となる。大阪俳句史研究会にも参加しています。

58位:飯田龍太

58位:飯田龍太

生年月日: 1920年7月10日
出生地: 山梨県
死亡日: 2007年2月25日

自然への深い洞察と斬新な表現で、現代俳句の新境地を切り開いた戦後を代表する俳人です。龍太の俳句の多くが、ふるさとの自然との対話の中から生まれてきた。「若いころは、自然を手づかみして五七五に詰め込んでやろうと考えていたが、年を重ねるうちに、だんだん自然に見られているような気がしてきた」「写真には写せないものが俳句という表現の中ににじみ出るときに、読者に感銘を与える結果になるのだ」と語っています。

57位:佐藤鬼房

57位:佐藤鬼房

生年月日: 1919年3月20日
出生地:岩手県釜石市
死亡日: 2002年1月19日

代表句に「毛皮はぐ日中桜満開に」(『名もなき日夜』)「陰(ほと)に生る麦尊けれ青山河」(『地楡』)など。新興俳句から「権威というものに対するエネルギッシュな抵抗」を感得したと語り(『俳句研究』1947年)、戦後は社会性俳句の代表的作家として活躍。陸奥に根ざした風土性・土俗性、人間性への意志的な眼差しを特徴とし、戦争の記憶や神話などもモチーフとしました。

56位:夏石番矢

56位:夏石番矢

生年月日: 1955年7月3日
出生地: 兵庫県 相生市

20代より「俳句研究」「俳句評論」「未定」などで俳句・俳論を発表。代表句として「未来より滝を吹き割る風来たる」[2]「神々のあくびが桜を枯らすのか」[3]など。多数の著書があり、句集では1冊ごとに新しいスタイルを試みる前衛俳人です。2000年に世界俳句協会を創立し、世界各国の詩人や俳人との交流、俳句翻訳などを通じ「世界俳句」を目ざしています。

55位:川崎展宏

55位:川崎展宏

生年月日: 1927年1月16日
出生地:広島県
死亡日: 2009年11月29日

東京府立第八中学校(現・東京都立小山台高等学校)で加藤楸邨に教わり、のちに俳句を楸邨に師事、「寒雷」に参加する。1970年、森澄雄の「杉」創刊に参加、編集を務める。1980年、超結社の同人誌「貂」を創刊、2003年まで代表を務め、2004年より名誉代表となる。1991年、句集『夏』で読売文学賞受賞。1998年、句集『秋』で詩歌文学館賞、評論『俳句初心』で俳人協会評論賞受賞。1990年から1993年まで「日経俳壇」選者、1994年から2006年まで「朝日俳壇」選者を務めました。

54位:上田五千石

54位:上田五千石

生年月日: 1933年10月24日
出生地: 東京都
死亡日: 1997年9月2日

1953年、上智大学文学部新聞学科に入学。1954年、極度の神経症に悩むが、同年秋元不死男に師事、「氷海」に入会してのち快癒します。在学中は「子午線」や関東学生俳句連盟にも参加。有馬朗人、深見けん二、寺山修司といった俳人と交流し「天狼」にも投句。1968年、句集『田園』により第8回俳人協会賞を受賞、1973年「畦」を創刊・主宰します。

53位:藤田湘子

53位:藤田湘子

生年月日: 1926年1月11日
出生地:神奈川県
死亡日: 2005年4月15日

1942年、中学在学中に「馬酔木」に入会し、水原秋桜子に師事。1947年、「馬酔木」4月号で巻頭。1948年、馬酔木賞を受賞、翌年より「馬酔木」同人。1951年、「馬酔木」第1回新樹賞受賞。1955年、第4回新樹賞受賞。同年「馬酔木」編集次長就任。1957年、「馬酔木」編集長就任、第4回馬酔木賞を受賞しています。

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