豚ヒレは、一頭の豚から800g程度しか取れない貴重かつ高級な部位です。豚肉の部位の中で一番キメが細かく、脂身もほとんどないため、あっさりとしたヘルシーな味わいで、脂っこいものが苦手な女性でも食べやすいのが特徴です。脂肪分は少ないですが、肉はとてもやわらかく、ヒレカツなどの揚げ物に人気です。薄切りにして少し叩き、フライパンでソテーするだけでもおいしく、カロリーを気にする方には茹でてサラダにするのもおすすめです。

豚バラはあばら骨周囲にある部位で口当たりがやわらかく、濃厚な脂を感じられるという特徴があります。赤身と脂身が三層に折り重なっていることから、「三枚肉」とも呼ばれています。他の部位よりも脂の比率が高いため、角煮のように長時間煮込む料理でもジューシーな味わいが楽しめます。脂の甘みをしっかりと感じられる、豚肉のこだわりを味わえる部位ともいえます。かたまり肉ならチャーシューや角煮に、スライスならしゃぶしゃぶに向いています。また、薄いスライスでも肉のボリューム感がたっぷりあり野菜との相性も良いため、豚キムチなどの炒め物にも人気です。