
日本が関与した戦争40選・有名ランキング【2025最新版】
これまで日本を舞台にした戦争をはじめ、海外に侵攻するなど日本が関与した戦争も複数あります。そこで今回は、日本が関与した戦争を有名順にランキング形式で紹介します。
9位:西南戦争

日本国内で最後の内戦
西南戦争、または西南の役は、1877年(明治10年)1月29日から9月24日に現在の熊本県・宮崎県・大分県・鹿児島県において西郷隆盛を盟主にして起こった士族による武力反乱です。明治初期に起こった一連の士族反乱の中でも最大規模のもので、日本国内で最後の内戦となっています。明治政府は「四民平等」を目指し、武士のみに与えられてきた特権を農民や町人(職人・商人)にも認めていき、加えて明治政府から与えられるはずだった給料が財政難により支給廃止に。特権によって保たれてきた誇りやプライドに加え、仕事(給与)まで奪われた武士の不満を西郷隆盛は自らが身代わりとなって受け止め、反乱の終結を目指したともいわれています。
8位:源平合戦
7位:戊辰戦争
6位:日清戦争
5位:日中戦争

アメリカ・イギリスなどは中国を援助し、戦争は長期化
1937年7月,北京郊外の盧溝橋で日中両軍が衝突し、日中戦争が始まりました。近衛文麿内閣は、最初、戦争不拡大の方針をとったが、軍部はこれを無視して、首都南京を占領し、戦線は華中から華南にも広がった。中国共産党と国民政府は抗日民族統一戦線を結成し、国民政府は重慶にうつって、徹底抗戦をとなえました。アメリカ・イギリスなどは中国を援助し、戦争は長期化していきました。日本は1938(昭和13)年に国家総動員法を制定するなどして、戦時体制を強化したが,戦争は解決のつかないまま泥沼化し、1941(昭和16)年の太平洋戦争へと突入し、1945年、結局日本の敗北に終わりました。
4位:イラク戦争

「アメリカの武力行使を理解し、支持いたします」と表明
イラク戦争とは、アメリカ合衆国が主体となり2003年3月20日から、イギリス、オーストラリアと、工兵部隊を派遣したポーランド等が加わる有志連合によって、イラク武装解除問題の大量破壊兵器保持における進展義務違反を理由とする『イラクの自由作戦』の名の下に、イラクへ侵攻したことで始まった軍事介入です。正規軍同士の戦闘は2003年中に終了し、同年5月にジョージ・W・ブッシュ米大統領により「大規模戦闘終結宣言」が出たが、アメリカが指摘した大量破壊兵器の発見に至らず、さらにイラク国内の治安悪化が問題となり、戦闘は続行した。2010年8月31日にバラク・オバマ米大統領により改めて「戦闘終結宣言」と『イラクの自由作戦』の終了が宣言され、翌日から米軍撤退後のイラク単独での治安維持に向けた『新しい夜明け作戦』が始まりました。
この戦争について当時の総理大臣だった小泉純一郎は記者会見で、「アメリカの武力行使を理解し、支持いたします」と表明、約8600万ドルの対イラク人道・復興支援を実施しています。
3位:日露戦争

大日本帝国と南下政策を行うロシア帝国との間で行われた戦争
日露戦争は、1904年(明治37年)2月から1905年(明治38年)9月にかけて大日本帝国と南下政策を行うロシア帝国との間で行われた戦争です。朝鮮半島と満州の権益をめぐる争いが原因となって引き起こされ、満州南部と遼東半島がおもな戦場となったほか、日本近海でも大規模な艦隊戦が繰り広げられました。最終的に両国はアメリカ合衆国の斡旋の下で、ポーツマス条約を締結。講和条約の中で日本は、朝鮮半島における権益を認めさせ、ロシア領であった樺太の南半分を割譲させ、またロシアが清国から受領していた大連と旅順の租借権を獲得しました。同様に東清鉄道の旅順 - 長春間支線の租借権も得るに至りました。しかし交渉の末、賠償金を得るには至らず戦後外務省に対する不満が軍民などから高まりました。
2位:第一次世界大戦

史上最大の戦争の一つ
1914年7月28日から1918年11月11日にかけて、連合国と中央同盟国との間で繰り広げられた世界大戦で、7000万以上の軍人が動員され、史上最大の戦争の一つとなりました。第二次産業革命による技術革新と塹壕戦による戦線の膠着で死亡率が大幅に上昇し、ジェノサイドの犠牲者を含めた戦闘員900万人以上と非戦闘員700万人以上が死亡しました。史上死亡者数の最も多い戦争の一つでした。戦争が長引いたことにより革命が勃発し、4つの帝国(ドイツ帝国、オーストリア=ハンガリー帝国、オスマン帝国、ロシア帝国)が崩壊した。終戦後(戦間期)も参戦国の間に対立関係が残り、その結果わずか21年後の1939年には第二次世界大戦が勃発しています。
年月日:1877年1月29日 - 1877年9月24日
場所:熊本県、宮崎県、大分県、鹿児島県
結果:明治政府の勝利
明治政府:
大日本帝国陸軍/大日本帝国海軍/警視庁/中津山藩士族
私学校党:
旧薩摩藩士族/党薩諸隊(熊本藩士族・諸県郡士族・福岡藩士族・中津藩士族)