
噴火したらヤバイ日本の火山ランキング15選【2025最新版】
近年、ゲリラ豪雨や地震、大型台風など予期せぬ自然災害が多発していますが、火山噴火が心配されている山も日本には数多く存在しています。そこで今回は、噴火したらヤバイ日本の火山ランキングを紹介します。
噴火したらヤバイ日本の火山ランキングTOP15
15位:富士山(静岡、山梨)
14位:鳥島(東京都伊豆諸島南方)

特別天然記念物アホウドリの生息地としても有名
鳥島(とりしま)は、伊豆諸島の島(無人島)で、全島が国の天然記念物(天然保護区域)に指定されており、特別天然記念物アホウドリの生息地としても有名です。そんな鳥島は第四紀に活発に活動しており、玄武岩質の溶岩流と火砕物が幾重にも成層して島の主要部を形成したあと、デイサイト質のマグマによる爆発的な噴火が生じて山頂部に直径1.5kmのカルデラ火口が生じています。1902年には、島の南方海中、頂上部、北海岸で強い爆発的噴火を起こした。カルデラ中央にあった円錐状火口丘の子持山の西側に大きな爆裂火口が生じ、その北北東側の千歳浦沿いに住んでいた125名の島民が全員犠牲となりました。
13位:有珠山(北海道)
12位:樽前山(北海道)
11位:十勝岳(北海道)

日本百名山及び花の百名山に選定
日本百名山及び花の百名山に選定されている十勝岳(とかちだけ)は、北海道の中央部の上川管内の美瑛町・上富良野町、十勝管内の新得町にまたがる標高2,077 mの活火山です。活動最盛期の約3,000年前に溶岩を流出させて生じた山頂北西のグラウンド火口は、約2,200年前には北西山麓の白金温泉にまで到達する大規模な火砕流と溶岩流を発生させました。その後グラウンド火口に生じた中央火口丘や、摺鉢火口・北向火口・焼山火口などの新火口から溶岩流が確認され、これらの活動の噴出物は苦鉄質安山岩が主であり、十勝岳の北〜北西斜面を覆う形になっています。また、過去2,000年間では、1回/250年の頻度で規模の大きな泥流を発生させています。
10位:諏訪之瀬島(鹿児島県トカラ列島)

1813年の噴火で一時期は無人島に
諏訪之瀬島(すわのせじま)は、鹿児島県の吐噶喇(トカラ)列島に属する火山島で、十島村では中之島に次いで二番目に大きい島です。火山活動が活発な安山岩質の成層火山で、島の中央部には崩壊カルデラがあり中央火口丘の御岳が形成されています。山頂の南西には直径200mの旧火口があり1813年の噴火では大量のスコリアの噴出についで安山岩質の溶岩流が流出し西海岸まで流下しました。この噴火で全島民が島外に避難し1883年まで無人島となります。1884年には御岳の火口から東海岸まで溶岩流を流下し現在でも御岳では桜島と同じく日常的に噴火が発生しています。安山岩質の火山は通常ブルカノ式噴火を起こしますが、諏訪之瀬島では玄武岩の火山に多く見られるストロンボリ式噴火を多く発生することが知られています。
標高 3776.12m
所在地
静岡県 富士宮市裾野市富士市御殿場市駿東郡小山町
山梨県 富士吉田市南都留郡鳴沢村
山系 独立峰
種類 成層火山・活火山ランクB・常時観測火山