日付： 2015年6月30日
死亡者： 2人（犯人含む）
負傷者： 28人
原因： 焼身自殺
場所： 日本、 小田原市、 神奈川県

東海道新幹線火災事件とは、2015年（平成27年）6月30日に新横浜 - 小田原間を営業運転中の東海道新幹線車内で、男が焼身自殺を図り、火災が発生した事件です。1964年（昭和39年）10月1日の同線の開業以来、そして、全新幹線でも初めての列車火災事故となり、一歩間違えれば多くの犠牲者を生みかねない許しがたい放火事件でした。

犯人： 服部恭太（当時24歳）
動機： 仕事で失敗し、死刑になりたかった
概要： 京王線の特急京王線新宿行電車内で発生した事件
死亡者： 0人
場所： 調布市
日付： 2021年（令和3年）10月31日; 20時頃
容疑： 殺人未遂罪

2021年10月31日20時頃、東京都調布市を走行中の京王線上り特急列車内で、乗客の24歳の男が刃物で他の乗客を切りつけた上、液体を撒いて放火し18人が重軽傷を負いました。刺された1名は、心肺停止状態を経たあとで、回復。16名は、火災による煙を吸って、喉の痛みを訴えました。その後、1名が負傷者に追加されています。服部容疑者は供述で「（1人も殺せなかったことに）残念。多くの人を殺そうと思った」などと話しており、世間に大きな衝撃を与えました。

犯人： 篠沢一男（当時49歳）
死亡者： 6名
動機： 借金の返済
対処： 2002年3月19日死刑判決; 2007年2月20日判決確定; 2010年7月28日死刑執行（東京拘置所）

宇都宮宝石店放火殺人事件とは、2000年6月11日に栃木県宇都宮市江野町にあるジュエリーツツミ宇都宮店で、産業廃棄物処理会社相談役を自称する男が指輪など293点約1億4000万円相当を奪った上、店長を含む当時店内にいた従業員全員を拘束した上で店内に放火し、6人全員を殺害した残忍極まりない凶行でした。篠沢は供述で「女性店員だけの店を狙った」と述べています。

犯人： 丸山博文（当時38歳）
死亡者： 6人
場所： 日本・東京都新宿区西新宿一丁目（新宿駅西口バスターミナル・京王帝都電鉄バス乗り場。京王百貨店前）
動機： 社会への不満の爆発

1980年8月19日、午後9時過ぎ、東京都新宿駅西口。停車中のバスに、火のついた新聞紙とガソリンが投げ込まれました。バスは一瞬にして猛火に包まれ、約30人の乗客のうち6名が死亡。重軽傷者は14名に及ぶ大惨事となりました。火を放った男は住所不定の元建設作業員、丸山博文（当時38歳）。通行人によってその場で取り押さえられ、駆けつけた警官により現行犯逮捕されました。丸山博文は心神耗弱が認められ無期懲役判決が確定しますが、服役中の1997年（平成9年）に収監先の千葉刑務所で自殺しました。

場所： 日本・青森県弘前市田町 株式会社武富士 弘前支店（事件後に閉店）
死亡者： 5人
犯人： 小林光弘
容疑： 強盗殺人罪・同未遂; 現住建造物等放火罪
動機： 競輪に費消して発生した借金の返済（強盗の動機）; 金銭の要求を拒否されたことによる逆上（放火の動機）

2001年5月8日、青森県弘前市の消費者金融会社「武富士弘前支店」に押し入った男が放火、火は瞬く間に燃え広がり、従業員5人が死亡、4人が火傷による重症を負いました。地元紙・『東奥日報』は本事件を「ガソリンによる放火で瞬時に5人の貴い生命を奪い、本県のみならず全国を震撼させ、模倣犯をも続発させた残虐極まりない凶悪犯行」「青森県警史上かつてない凶悪事件」と、その意見の凶悪ぶりを表現しています。

場所： 北区
日付： 2021年12月17日
死亡者： 26名 （被疑者・院長を含む）
負傷者： 2名
犯人： 谷本盛雄（死亡）
容疑： 殺人および住建造物等放火

2021年12月17日午前10時20分ごろ、大阪市北区に立つ鉄骨鉄筋コンクリート造8階建ての「堂島北ビル」で火災が発生し、26人の死者を出す大惨事となりました。4階に入居していた診療所「西梅田こころとからだのクリニック」の入り口付近で男が放火したのが原因とみられていましたが、容疑者は懸命の治療も空しく死亡が確認されました。イギリスBBC、アメリカニューヨーク・タイムズ、ドイツDPA通信、韓国聯合ニュースなどの海外メディアが一斉に報じるなど、事件の大きさを物語りました。

犯人： 不明
原因： 出火原因：放火の可能性が高いとされる被害拡大の原因：消防法違反のビル管理
日付： 2001年9月1日
死亡者： 44名

歌舞伎町ビル火災は、2001年（平成13年）9月1日未明に東京都新宿区歌舞伎町の雑居ビルで起きた火災です。44人が死亡し、3人が負傷する被害を出し、日本で発生した火災としては戦後5番目の被害となりました。多くの死傷者を出した原因は、ビル内の避難通路の確保が不十分であったためとされています。出火原因は放火とみられていますが、2021年現在も未確定のままです。

犯人： 青葉真司（当時41歳）
動機： 京都アニメーションに対する憎悪
死亡者： 36人
場所： 伏見区
日付： 2019年7月18日
負傷者： 35人（被告人を含む）

2019年7月18日午前10時半過ぎのこと、京都市伏見区にある「京都アニメーション第1スタジオ」内で、何者かがガソリンのような液体を撒き散らし放火、スタジオが爆発・炎上し、3階建ての建物が全焼。事件発生時、スタジオには従業員など74名が居たとみられ、このうち35人が死亡（内訳は男性14人、女性21人）。単独犯行の犠牲者としては、津山事件を超える日本犯罪史上最悪の人数となり、犯人である青葉真司は最も凶悪な放火犯としてその名を轟かせました。