京都大学理学部は、他の大学の理学部とは異なり、京大の理学部は入学の時点で学科に分かれていません。そのため、京大理学部に入学した新入生は、理科4科(物理・地学・生物・化学)と数学から、好きな授業を取ることができます。自由に授業を選べる1・2回生の間に自分が専門とする分野を決め、3回生でそれぞれの専門に分かれていくことになります。必修の授業は卒業論文へと繋がる課題研究と語学だけなので、入学時より心の決まっている場合は、自分の興味のある分野の授業ばかり取ることも可能です。

京都大学薬学部は総合科学としての薬学の基礎体系を習得させ、創薬、医療薬学に係る科学者、技術者、薬剤師を育成することを目標としています。研究職を考えている人には有利で、製薬会社への就職実績も抜群で、フレンドリーな雰囲気が特徴と言われています。

京都大学農学部は明治３０年に創設された京都帝国大学の７番目の学部として、大正１２年に農作園芸学科（後に農学科と改称）・林学科・農芸化学科・農林生物学科・農林工学科・農林経済学科の６学科より出発したそうです。現在は、応用生命科学科、食品生物科学科、資源生物科学科、地域環境工学科、森林科学科、食料・環境経済科の6学科に分かれています。

北海道大学医学部の特徴の1つは、進振り制度による学部の振り分けです。医学部の入試で入学した人も含めて1年次の教養課程では学部横断のクラスに分けられて様々な学部の講義を履修することができます。さらに総合入試で入学した人は、成績によって進学できる学部が決まります。この制度の特徴は、文系からでも医学部への進学が可能である点です。

京都大学 教育学部は、教員養成のための学部ではなく、現代の教育に関するさまざまな問題を学問的に探究する学部です。京大の教育学部は一学年の人数が60人前後と少なく、激レア学部と呼ばれています。

総合人間学部は、たえまなく変化する現代社会における人間と文明と自然の新たな結びつきを見出すために、人文科学、社会科学、自然科学を横断する「人間の学」の創出をめざしています。

旧帝国大学の1つである名古屋大学、関西と関東のちょうど中間に位置しており、全国から優秀な学生が集まる大学で、医学部受験生にとっては「優秀な生徒が受験する医学部」といったイメージが高く、東海地域を中心に評判も高いと言われています。海外研修制度が充実し、地元では知名度もあり、就職も有利で、進級の難易度はかなり緩めという特徴があります。

理学部や工学部のレベルが非常に高い東北大学ですが、医学部についてもトップクラスの偏差値となっています。医学部受験生にとっては「中間上位層の偏差値レベルの人が受験する大学」という印象のようで、立地も良いため、全国から受験生が集まる、評判の高い大学といえます。

文科三類は、文学部・教育学部・教養学部に進む学生が多く、定員も一類、二類に比べて最も多いことから、東京大学の中でも比較的入りやすいと言われています。それでも偏差値は67.5なので、他とそれほど変わらない学力が必要であることに変わりありません。

東京大学理科二類とは、農学部、薬学部への進学枠が多く設けられているので薬学、農学、獣医学を学びたい人が集まる場所と言われています。また、理系科類の中では一番入りやすいとも言われています。ここ最近の傾向ではありますが、理科一類よりも理科二類の方が、合格者最低点が低い年が続いています。

東京大学教養学部文科Ⅱ類、通称「東大文Ⅱ」とは、日本の大学受験における文系のトップクラスであり、どの予備校が発表している大学偏差値ランキングでも1位の東大文科Ⅰ類に次いで、文系2位の座を譲ったことはありません。

「東大理科一類」の正式名は、「教養学部前期課程理科一類」で、教養学部前期課程に6つある科類の一つを指します。理科一類は、主に化学や物理学、数学、工学などを専門的に学びたい人が受験する傾向にあります。東大の中で最も学生数が多く、人気の学部といえます。

東京大学文科一類（文一）は、東京大学理科三類と双璧をなす日本の最難関学部で、法学部です。東大法学部は、官僚や裁判官、政治家や大企業の社長など日本という国を支える人材を数多く輩出する、日本でいちばんのエリート養成機関として明治時代に設立されました。現在でもその伝統は受け継がれ、東大法学部は日本の最難関学部として名声を轟かせています。

九州地方はその面積に対して医学部の密集度が高い地域で、その中でも九州大学は、西日本に位置する医学部の中では京都大学・大阪大学に並ぶ程の高い偏差値の大学であるため、九州地方だけでなく、全国の偏差値優秀層の生徒が集まります。学部に復学・卒業した時に「MD（医学士）」と「PhD（医学博士）」の両方の学位を取得することができるのも特徴といえます。

京大文学部の最も大きな特徴は、「1,2回生の間は専攻分野にとらわれることなく、さまざまな学問分野を味見できる。2回生の夏休みに研究室の希望を出し、3回生から研究室で自分の専攻分野を研究する」という点にあります。他大学の文学部と比較してみると、他大学では入試の時点で学科ごとに分けられていたり、2回生から研究室に配属となったりする文学部も決して少なくありません。大学で何を学びたいかまだ決まっておらず、大学に行ってから自分の好き嫌いや適性を見極めたいという人に京大文学部はおすすめと言われています。

「パラ経（パラダイス経済）」という言葉が表している通り、この学部最大の特徴は「自由」であると言えます。経済学部は、専門科目に必修がない、卒業までに単位をそろえることが比較的楽、卒業論文の提出は任意……などなど、京大の中で総合人間学部とトップを争うほどの自由さを誇っています。

京都大学の法学部は学科制を取っていないので、法律学と政治学のどちらの授業も受けることができます。また、必修科目がほとんどなく、法律学や政治学のいろいろな科目から、自由に自分の好きな科目を履修することができることも、大きな特徴です。

関西の旧帝国大学の1つである大阪大学、理学部や工学部などはもちろんのこと、医学部も非常にレベルが高く、その評判は地元の人のみならず、全国でお墨付きです。大阪大学医学部の特徴としては、最先端の研究に触れられ、関連病院の数が多く、進級の難易度は比較的厳しい点があげられます。

関西の旧帝国大学の中で最も偏差値の高い京都大学、その評判は日本だけでなく世界中で認められています。関西の医学部受験生にとっては「天才たちが集まる医学部」という印象のようです。偏差値70オーバーの強者たちが集まるため、厳しい戦いを勝ち抜いた真に優秀な人しか入れない医学部となっています。

関東は医学部の密集度が低く、医学部受験生にとってはかなり選択肢が限られる地域です。医学部受験生の多くは、その地域の偏差値上位の優秀層であり、その中でも東京大学理科三類は別格の偏差値であるため、受験を考える人自体が限られます。京都大学医学部同様に、最も偏差値の高い学部として知られています。