北海道釧路市阿寒町に位置する阿寒湖温泉。日本で唯一天然記念物のマリモが生息する阿寒湖の南岸にある温泉地です。阿寒湖や雄阿寒岳湖の美しい景観だけでなく、カヌーやスノーモービルなどのアクティビティも楽しむことができます。阿寒湖温泉の泉質は単純泉、硫黄化水素泉で泉温は38～85度とさまざま。無色透明な湯は、肌への刺激も少なく、子どもから高齢者まで幅広い世代から愛されています。

高湯温泉は福島市の西側に連なる吾妻連峰（通称吾妻山）の中腹、標高750mの高地にあり、開湯から400年以上の歴史を誇り、山形県の白布（しらぶ）高湯、蔵王高湯とともに「奥州三高湯」の一つに数えられてきた名湯です。昔ながらの湯治場の佇まいを今に伝える静かな温泉地で、ただのんびりと湯に浸かり、心と身体を癒やす。そんな“本当の贅沢な時間”を過ごせるのが、高湯温泉の大きな魅力です。

岩手県花巻市に位置する花巻温泉は、豊かな緑に囲まれ、澄んだ空気と美味しい食べ物に恵まれた温泉郷です。近くに新幹線が通り、空港もあることから国内外の旅行者が訪れる人気の温泉地です。花巻温泉の泉質は体に優しい単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)です。無色無臭で、刺激が少ないため、子どもから年配者まで幅広い世代の人が楽しむことができるでしょう。また美肌効果もあり女性にも人気の湯です。

「酸ヶ湯温泉」は青森県青森市の八甲田山山中にある温泉で、名前の通り、強い酸性の湯が特徴で、湯治客が多く訪れます。全国的に有名な「千人風呂」があり、温泉マニアにはたまらない名所になっています。酸ヶ湯温泉の泉質は「硫黄泉」。浴用適応症として、アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・慢性湿疹・表皮化膿症に効果効能があります。

日本で初めて国立公園に指定された雲仙天草国立公園にあるのが、雲仙温泉です。「雲仙地獄」は、高温の温泉と白い噴煙が噴き上げる地獄のような風景が広がる雲仙温泉の目玉スポット。キリシタンの殉教地としても有名です。硫黄の香りが漂う雲仙地獄内には、大叫喚地獄やお糸、清七といった地獄が30ほどあり、遊歩道を歩いて見学できるのが魅力です。

鹿児島県と宮崎県の県境にある霧島温泉は、個性豊かな名湯が集まる温泉地で、龍馬ゆかりのホテルやエステのような湯につかれるホテルなど、ここだからこその体験がいっぱいできる温泉地です。

杜の都仙台の奥座敷、1500年の歴史に彩られた秋保温泉は、仙台市街地にほど近い、豊かな大自然の中に佇む東北屈指の温泉地です。奥座敷と呼ぶにふさわしい高級な宿が多く、訪れる人に贅沢な時間を提供しています。秋保温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、クセがなくさらりと柔らかい、湯ざめしにくい特徴があります。

四万温泉は､国民保養温泉地｢第一号｣に指定された国が認める｢いいお湯｣です｡四万温泉のお湯は全国でも知られる「美人の湯」で、昔から｢四万(よんまん)の病を癒やす｣霊泉であるとする伝説が生まれるほど人々を癒してきました｡『千と千尋の神隠し』のモデルと噂される積善館が有名です。

富山県の宇奈月温泉はかつては無人の地で、大正時代に黒部川の電源開発をきっかけに温泉を引くことに成功したことで誕生しました。100年近くもの歴史を持つ温泉街で、日本一透明度の高い美肌の湯として知られています。1日に3,000トンも湧く湯量も自慢のひとつです。

北海道三大温泉郷のひとつ・湯の川温泉は、親しみやすいローカルグルメや観光スポットが点在し、函館観光の拠点としても最適な場所です。箱館戦争時、五稜郭に立て籠もった旧幕府軍が傷を癒したことでも有名で、榎本武揚も入ったと伝わっています。温泉街にはローカルグルメスポット、周辺には観光スポットも豊富です。

長野県と岐阜県に接する山あいに位置し、南信州最大の温泉郷でもある昼神温泉は、昭和40年代に発見された比較的新しい温泉地で、阿智川の清流を挟むように大小の温泉宿やホテルが軒を連ねます。温泉の最大の魅力は、日本屈指の美人の湯と称えられる優れものの泉質。単純硫黄温泉で、酸性の硫黄泉とは異なるとろりとした美容液のようななめらかさが特徴のひとつです。

日本遺産第一号に登録された三朝温泉・三徳山は鳥取県の中部にあります。名湯、三朝温泉は開湯850年。三徳山は開山1300年と歴史ある地域。今もなお湧き続けるラジウム温泉は幅広い層に支持されています。また、三朝温泉のお勧めは温泉だけではなく、浴衣姿と下駄の音が響くこの温泉街はそれだけでも風情があり、雰囲気だけでも楽しめる景色からアートに触れる町並みまで、ゆっくりと散策しなければわからない魅力が豊富にあります。

帯広から車で約20分、北海道でも人気の十勝川温泉は世界的にも珍しいモール泉です。お湯はちょうど薄めのウーロン茶のような琥珀色で、しっとりした肌触りが特長。効能も数多くありますが、肌への保湿効果が高く昔から「美人の湯」と言われてきました。十勝川温泉の周辺には十勝が丘公園や十勝が丘展望台といった人気の観光施設もあります。特に十勝が丘展望台から見る夕陽は美しく、広大な十勝平野に沈む太陽はまさに圧巻のパノラマです。

有馬温泉・道後温泉とともに日本三古湯とされ、約1,300年もの長い歴史を持つ白浜温泉は、関西を代表するリゾート地で、日照時間が長めで夏は比較的涼しく、冬は暖かめで過ごしやすい気候と言われています。また、車でも電車でもアクセスしやすく、手軽に出かけられるのも魅力の一つです。温泉はもちろん、マリンスポーツやテーマパーク、美味しい海鮮グルメなど世代を問わずにいつ訪れても楽しめるのが人気の理由になっています。

修善寺温泉は、静岡県伊豆市北部にある温泉地で日本百名湯に選ばれています。温泉街の中心には「桂川」の愛称で親しまれている修善寺川が流れており、河岸には温泉宿や飲食店が建ち並んでいます。近くには地名の由来となった修禅寺があり、多くの人が観光で訪れる人気スポットです。修善寺温泉の魅力は、首都圏からさほど遠くない距離なのに、自然に囲まれた伊豆半島で最も歴史がある温泉を楽しめる点です。温泉街には無料で入れる足湯や昼食・夕食がついた日帰り温泉などもあるので、思い立ったら気軽に行ける温泉です。

石川県・加賀市にある山代温泉は開湯約1300年の歴史を持ち、文人に愛されたことでも知られる温泉です。中央に共同浴場「総湯」があるほか、旅館ごとにも魅力的な温泉がたくさんあります。山代温泉の泉質は美肌の湯としても名高いので、家族旅行はもちろん女子旅にもおすすめです。また、加賀は九谷焼の発祥地ということもあって、普段できない焼物の体験などができるのも魅力です。

あわら温泉は福井県のあわら市にある温泉街で、1883年、田畑に必要な水を引くために掘った井戸から温泉が出てきました。それ以降、年間90万人以上が訪れる人気スポットになっています。えちぜん鉄道のロータリー前に広がる「湯けむり横丁」は、あわら温泉で地元の人たちのアットホームな雰囲気と美味しい料理を楽しめる屋台村で、観光スポットのひとつになっています。

信州随一の温泉郷・湯田中渋温泉郷は、日本屈指の歴史と湯量を誇る温泉で、9つの温泉街があるため、温泉好きにはたまらないスポットとなっています。開湯1,350年で文化人にも愛されてきた湯田中渋温泉郷は、歴史情緒あふれるレトロな街並みや自然に恵まれていて、ゆったりと過ごすのにぴったりです。

群馬県の上信越高原国立公園内にある万座温泉は、四季折々の自然が楽しめる山々に囲まれたロケーションにあります。日本でも有数の高地にある温泉で、標高はなんと約1,800mです。万座温泉の泉質は、日本でも有数の濃厚硫黄で、リウマチや皮膚病などにも効果があると言われ、1日に540万リットルもの豊富な湧湯量を誇ります。美肌の湯としても呼び声が高く、女性に人気の温泉地です。

岐阜県高山市に位置する飛騨高山温泉は、北アルプスをはじめとする山々に囲まれた豊かな自然に恵まれた温泉地です。小京都とも呼ばれる風情あふれる古い町並みが残り、国内外から多くの観光客が訪れます。縄文時代から続く歴史をもつ高山市には、史跡や文化財など多くの見どころがあります。また、江戸から明治に建設された屋敷などが立ち並ぶ風情あふれる町並みも人気の観光スポットの一つです。

1300年も続く温泉街である山中温泉は、かつて松尾芭蕉が滞在して「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」と句を残した歴史ある温泉です。その後も多くの文人墨客が訪れ、豊かな文化が根付きました。山中温泉のお湯は肩こりでお悩みの方におすすめといわれています。

美人の湯として知られる山形県の蔵王温泉は、東北を代表する温泉地で魅力あふれる見どころが満載です。1900年以上前の開湯で、豊富な湯量で、温泉街の旅館の浴場は、ほとんどが源泉かけ流しです。独特な硫黄の香りに包まれると、まさに温泉に来たぞという、至福の時間を楽しむことができます。泉質は強い酸性の硫黄泉で皮膚病によく効き、美肌効果が高く「姫の湯」とも呼ばれています。

鳴子温泉は全国的に有名な温泉で、毎年多くの観光客が訪れています。鳴子温泉郷には全部で400本近くもの源泉があり、その泉質もさまざま。日本の温泉の泉質は大きく11種類に分けられますが、鳴子温泉郷にはそのうち9種類の泉質の湯が集まっています。鳴子温泉といえばもちろん温泉が人気ですが、その周囲に広がる鳴子峡も大きな魅力のひとつです。