
【会社】企業の不祥事&事件ランキング35選【2025最新版】
日本経済は目覚ましい発展を遂げていますが、企業による不祥事や事件は今も後を絶ちません。そこで今回は、企業の不祥事&事件を有名順にランキング形式で紹介します。
9位:村上ファンド事件

村上ファンドは解散に追い込まれる
ニッポン放送の株を大量に保有していた村上ファンドの村上世彰氏は、ニッポン放送株を大量に購入するという堀江貴文氏が率いるライブドアの決定を知った上で、ニッポン放送の株が高騰すると共に売却したという事件です。村上氏は当時を振り返り、「堀江(貴文氏)がたった一言、『フジテレビがほしい』『ニッポン放送(の株)を買うことはできますか?』と言っただけ。何のインサイダーでもない」と冗談めかして説明したと語っています。判決は、懲役2年、執行猶予3年、罰金300万円、追徴金約11億4900万円で、その後ファンドからの資金の引き上げなどがあり、村上ファンドは解散に追い込まれました。
8位:商工ファンド事件

概要
商工ファンド(後のSFCG)は、かつて存在した日本の貸金業者(ノンバンク)で、主に事業者向けローン(事業者金融)・手形割引等を扱っていました。回収手法は、借用書や連帯保証契約書を裁判による確定判決なしに強制執行を行える強制執行認諾文言付公正証書にしておくのが特徴である。これらの公正証書作成に関して、白紙委任状をとっておくという手法が、監督官庁に問題視され、2005年の処分の原因となり、さらに私製手形を使った手形訴訟を行ったり、ダイレクトメールで債務者らに対し一斉に一括返済を迫ったり、期限の利益を喪失したかどうか争いがある状態での売掛金債権譲渡担保の実行を行うなどグレーな取り立てが社会問題となりました。
7位:イトマン事件
6位:三菱自動車連続リコール隠し事件

概要
2000年(平成12年)7月6日に運輸省の監査で発覚した三菱自動車工業の乗用車部門およびトラック・バス部門による、大規模なリコール隠し事件が発覚、2004年(平成16年)にはトラック・バス部門のさらなるリコール隠しが発覚して乗用車部門も再調査され、国土交通省によると2000年(平成12年)時点の調査が不十分だったことが判明した。これが決定打となり、三菱自工・三菱ふそうはユーザーの信頼を失って販売台数が激減、2000年のリコール隠し以上となる従業員の退職者を続出させ、当時の筆頭株主であったダイムラー・クライスラー(現:ダイムラーAGならびFCA)から資本提携を打ち切られ、深刻な経営不振に陥ったが、三菱グループ(三菱重工業・三菱商事・三菱東京UFJ銀行〈現:三菱UFJ銀行〉)によるさまざまな救済を受け、倒産の危機を脱しました。

2002年に2件の死亡事故が発生
一連のリコール隠しにより、2002年に2件の死亡事故が発生しています。2002年(平成14年)1月10日、神奈川県横浜市瀬谷区下瀬谷2丁目交差点付近の中原街道で発生した事故は、重機を積載して片側2車線の走行車線を走行中の大型トレーラーの左前輪が外れて、ベビーカーを押して歩行中の母子3人を直撃、母親が死亡しています。この事故の原因は三菱自工製のハブの破損が原因でした。
また、2002年10月19日に山陽自動車道熊毛インターチェンジ付近で発生した事故では、運転手の男性が死亡しています。これら一連のリコール隠しは後に池井戸潤の経済小説『空飛ぶタイヤ』の基となり、2018年には映画も上映されました。
5位:雪印連続不祥事事件
4位:ライブドア事件

概要
ライブドア事件とは、ライブドアの2004年9月期年度の決算報告として提出された有価証券報告書に虚偽の内容を掲載したとする疑いが持たれるなど証券取引法等に違反したとされる2つの罪で、法人としてのライブドアとライブドアマーケティングおよび同社の当時の取締役らが起訴されました。
裁判は、堀江貴文に懲役2年6か月、宮内亮治に懲役1年2か月、岡本文人に懲役1年6か月執行猶予3年、熊谷史人に懲役1年執行猶予3年、中村長也に懲役1年6か月執行猶予3年、公認会計士2人に懲役1年執行猶予4年、ライブドアに罰金2億8千万円、ライブドアマーケティングに罰金4,000万円と計7人と2法人に対して有罪が確定しています。
村上ファンド事件とは、2006年に村上ファンドがニッポン放送株でインサイダー取引をしていたとして、村上ファンド代表の村上世彰が逮捕された事件で、当時、「物言う株主」として大きな注目を集めていた村上世彰の村上ファンド事件は大きな注目を集めました。