生年月日： 1972年8月15日

栗秋正寿は、冬季アラスカ山脈登山の第一人者で、冬季マッキンリー単独登頂（世界で4人目、史上最年少）、冬季フォレイカー単独登頂（世界初）、植村直己冒険賞受賞など数々の偉業を達成しています。雑誌『山と溪谷』2011年5月号のインタビューにて、「アラスカはいわば、登山技術以上にキャンピングスキルがものをいう世界」と述べています。

生誕　1973年
出身地　兵庫県

岡田康は、八ヶ岳、赤岳の山麓で暮らす登山ガイドで、2011年4月15日、フランスの山岳団体と山岳雑誌が主催し“登山界のアカデミー賞”とも呼ばれる、「ピオレドール（黄金のピッケル）賞」を横山勝丘とともに受賞、2010年5月、カナダ最高峰のローガン（5959m）南東壁を初めて攻略したことが評価されました。アルパインクライミングの第一人者として有名です。

生年月日： 1974年

高橋和弘は、明治大学卒業後は明治大学山岳部OB会である炉辺会に所属、社会科教師を続けながら、8000m峰6座の登頂に成功。K2峰の最年少登頂の記録 (1996年当時) を始め、アンナプルナI峰やローツェ、ガッシャーブルムII峰・I峰連続登頂等、数々のヒマラヤ8000m峰を登頂しています。2008年 冬期白萩尾根 (初登攀) を含め、国内でも困難なバリエーションルート、前人未踏のルートからの登攀に挑戦しています。

生年月日： 1976年8月6日
出生地： 兵庫県 神戸市

花谷泰広は、大学卒業後に富士山で登山ガイドを開始し、富士吉田市公認の富士山登山案内人として10年間富士山と関わります。2003年から2シーズン、富士山測候所において冬の強力を行いました。2012年ネパールのキャシャール南ピラーを初登攀、その功績が評価され、2013年に第21回ピオレドール賞を同行者の馬目弘仁、青木達哉とともに受賞、現在は「First Ascent」のほか、日本山岳ガイド協会認定登攀ガイド、国立登山研修所登山指導員、国際自然環境アウトドア専門学校講師、パタゴニアアルパインクライミングアンバサダー、PRO TREKアンバサダー、Team LA SPORTIVAアスリート、山の日アンバサダーを務めます。

生年月日： 1976年
出生地： 山梨県 南アルプス市
死亡日： 2008年10月1日

加藤慶信は、明治大学入学後、山岳部に入部し山の世界にのめり込み、卒業後は明治大学山岳部OB会である炉辺会に所属し、8000m峰の山を次々に制覇、8座[1]、のべ11回の登頂に成功しています。2004年日本山岳界の若手リーダーとして天野和明とともに第24回野口賞(主催:山梨日日新聞社、山梨放送、山梨文化会館)を受賞、2008年10月1日クーラカンリ(7,538m/チベット)登山中、有村哲史、中村進とともに雪崩に巻き込まれて亡くなります。

生年月日： 1977年2月23日
出生地： 山梨県

天野和明は、アルパインクライマー、山岳ガイドで、日本山岳会青年部、同人クライミングファイト所属の国立登山研修所登山指導員として活躍しています。ICI石井スポーツ新宿西口店に勤務し、夏季期間中は富士山 山梨県側八合目にある太子舘（富士山吉田口旅館組合）に所属しガイドをしています。2008年カランカ北壁初登攀によって「第3回ピオレドール・アジア」（金のピッケル賞アジア版）を日本人初受賞、2009年カランカ北壁初登攀によって「第17回ピオレドール賞」を日本人初受賞しています。

生年月日： 1984年10月19日
出生地： 奈良県

中島健郎は、麦わら帽子をトレードマークとした登山家です。2012年以降、日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」登山部シリーズにカメラマンとして参加。2015年のマッキンリー登山企画では、6月21日のイモトアヤコの登頂時が雲海に覆われて景色が撮影できなかったため、中島健郎のみ翌22日に2日連続で登頂して山頂風景の撮影を行いました。2019年7月2日、平出和也と共にラカポシ (7,788m/パキスタン) 南壁の未踏ルート登攀に成功。この功績により平出と共にピオレドール賞としては2度目となる第28回ピオレドール賞も受賞しています。

生年月日： 1979年4月5日
出生地： 神奈川県 相模原市

横山勝丘は、信州大学在学中は山岳部に入り、エル・キャピタン、ヨーロッパアルプス、冬壁、各地で岩場開拓を経験。2005年のアラスカを皮きりに、アンデス、ヒマラヤ、パタゴニアなどを放浪。同時に、北米やヨーロッパのフリークライミングツアーへの参加や、辺境の地での岩場開拓に奮闘、2011年にはローガン南東壁初登攀に成功し、第19回ピオレドール賞を受賞しています。

生年月日： 1983年6月5日

田中陽希は、日本のプロアドベンチャーレーサーで、Team EAST WINDに所属しています。群馬県みなかみ町に所在する有限会社カッパクラブで山岳ガイドやリバーガイドとして勤務しながら、2012年と2013年のパタゴニア・エクスペディションレースに出場し、2年連続2位となります。幅広くアウトドア活動を実施しており、スキーオリエンテーリングにおいては、2009年3月に北海道留寿都村で開催された世界選手権に日本代表として出場しています。

生年月日： 1969年
出生地： 神奈川県 横浜市

服部文祥は、「山に対してフェアでありたい」という考えから、「サバイバル登山」と自ら名付けた登山を実践している登山家です。2010年、南アルプス聖沢の滝で20m滑落し、その模様がTBS「情熱大陸」で放送され、2012年には趣味で行う中距離走で全日本マスターズ陸上に参加し、40歳以上800m競走の部でタイムは2分05秒09で優勝するなど知名度も抜群です。

生誕：1998年
出身地：山梨県甲府市

佐藤裕介は、高校山岳部で登山、クライミングを開始すると、1998年に大学進学のため石川県に移住、同時にめっこ山岳会に入会。アルパインクライミングと沢登りを中心に活動。2003年、山梨に帰郷した後もフリー、アルパイン、アイス、沢登り等幅広いジャンルで登山・クライミングを継続しています。カランカ北壁初登攀でピオレドールを受賞しています。

生年月日： 1979年5月25日
出生地： 長野県 富士見町

平出和也は、登山界で最も名誉とされるピオレドール賞を日本人で最多の3度（2020年時点）受賞している登山家です。挑戦的な活動をする傍ら、現在プロフェッショナルの山岳カメラマンとして活動しています。