
平成の有名な事件ランキングTOP20【2025最新版】
およそ60年という長い昭和の時代に比べて、平成はその半分の30年と短い時代でしたが、振り返るとそこには様々な有名な重大事件が発生しました。そこで今回は、平成の有名な事件ランキングTOP20を紹介します。
12位:座間切断遺体事件
11位:耐震強度偽装事件
平成の有名な事件ランキングTOP10-6
10位:宮崎勤・幼女連続誘拐殺人

戦後日本犯罪史上にて初めてプロファイリングの導入が検討された事件
1988年から翌1989年(平成元年)にかけ、東京都北西部・埼玉県南西部で相次いで発生した、幼女を対象とした一連の連続誘拐殺人事件です。被疑者として逮捕・起訴された宮崎勤は刑事裁判で一貫して無罪を主張しましたが、第一審・控訴審・上告審と一貫して死刑判決を受け、刑を執行されました。この事件は、4歳から7歳という低い年齢の女児が被害者となり、犯行声明を新聞社に送りつける・野焼きされた被害者の遺骨を遺族に送りつけるなどの、極めて異常な行動を犯人がとったことから、欧米を中心に多発する児童への性的暴行を目的とした誘拐・殺害事件などとの比較も行われ、戦後日本犯罪史上にて初めてプロファイリングの導入が検討されました。
9位:ライブドア事件

事件の特徴
事件の特徴として、従来の粉飾決算事件は企業が経営破綻してから捜査されたのに対し、ライブドア事件は破綻していない会社が捜査された点が挙げられます。またライブドアの約50億円の粉飾額は金額だけをみると過去の粉飾事件と比べて少ない方でしたが、判決において成長仮装型と評される通り、前年比で見ると経常利益が-120%で赤字転落のところを+300%の大幅黒字増としており、過去の粉飾事件と比較しても大きな粉飾でした。また一方で、同時期に約1,600億円の資本調達および代表取締役社長が約145億円の持株売却をおこなっており、粉飾金額が高額でなくとも犯行結果は大きいとされています。また、粉飾決算の原資が違法の疑いのある手段で発行した自己株式を使い、一般株主から集めた資金であることも特徴とされています。
桶川ストーカー殺人事件とは、女子大学生が元交際相手の男を中心とする犯人グループから嫌がらせ行為を受け続けた末、1999年(平成11年)10月26日に埼玉県桶川市のJR東日本高崎線桶川駅前で殺害された事件です。本件の発生が契機となり、2000年に「ストーカー規制法」が制定されました。写真週刊誌『FOCUS』および報道テレビ番組『ザ・スクープ』が行った調査報道により、所轄の埼玉県警上尾署が被害者と家族からの被害相談を極めてずさんに扱っていたことが明らかとなり、警察不祥事としても注目され、警察から3人の懲戒免職者を含む15人の処分者を出しました。