
平成の有名な事件ランキングTOP20【2025最新版】
およそ60年という長い昭和の時代に比べて、平成はその半分の30年と短い時代でしたが、振り返るとそこには様々な有名な重大事件が発生しました。そこで今回は、平成の有名な事件ランキングTOP20を紹介します。
平成の有名な事件ランキングTOP20-16
20位:長崎市長射殺事件
19位:秋田児童連続殺害事件

メディアスクラムが問題となった事件
2006年4月10日に小学校4年生の女子児童が、自宅から10キロ離れた藤琴川の中洲で水死体となって発見され、さらに5月18日午後に被害女子児童の2軒隣の男子児童が約12キロ離れた米代川の川岸で遺体で発見されました。1件目の事案について秋田県警察は発覚直後は捜査本部を設置し、事件・事故の両面で調べるとしていたが、早々に事故と断定して捜査を打ち切ります。しかし、2件目の事象発生から1件目についても再捜査を始め、6月4日に女子児童の母親を事件の被疑者として逮捕しました。この事件では、被疑者が身を寄せていた実家にメディアが殺到し(メディアスクラム)、一部メディアは容疑者が外出する際に追走したりし、周辺住民の間からもメディアの取材に対する苦情やトラブルが相次ぐなど、メディアスクラムが問題となりました。
18位:尼崎連続変死事件

謎多き事件
この事件の主犯格とされる主犯女Xは、少なくとも25年以上もの間、兵庫県尼崎市南東部で、血縁関係にない人物を多く集め、疑似家族を築きながら共同生活を営んでいました。そして、主犯女Xの周辺では、1987年頃に当時、主犯女Xと同居していた女性(A家母)が失踪したことを発端に、複数の不審死や失踪事件が相次いで発生していましたが、長年にわたり、事件が表に出ることはありませんでした。しかし、2011年11月に主犯女Xらに監禁されていた40代女性(F家長女)が監禁状態から抜け出し警察に駆け込んだことで、主犯女XがF家長女に対する傷害容疑で逮捕され、次いで、その女性の母親(F家母)の死亡事件が発覚します。さらに、この事件を端緒に捜査は進められ、2012年10月に別件(C家長男・C家母年金窃盗事件)で逮捕されていた従犯者が全面自供したことにより、ようやく一連の事件が明るみに出ることになりました。ところが、主犯女Xは、事件について多くを語らないまま、2012年12月12日に兵庫県警本部の留置場で自殺し、事件の真相解明は極めて困難な状況になってしまいました。
17位:八王子スーパー強盗殺人事件
16位:相模原障害者施設殺傷事件
平成の有名な事件ランキングTOP15-11
15位:西鉄バスジャック事件
14位:光市母子殺害

犯罪被害者等基本法の成立のきっかけとなった重大事件
光市母子殺害事件とは、1999年4月14日に山口県光市室積沖田の「新日鐵沖田アパートで発生した殺人・強姦致死・窃盗事件です。事件当時18歳30日の少年Fが主婦A(当時23歳)と長女B(生後11か月)を殺害し、Aの死体を屍姦した少年犯罪で、被告人として刑事裁判を受けた加害者Fは、一・二審で死刑求刑に対し無期懲役判決を受けましたが、最高裁で破棄差し戻しされ、差し戻し後の控訴審で言い渡された死刑判決が2012年に確定しました。裁判中はその残虐な事件内容と、「Fを死刑にすべきでない」と主張する弁護団の弁護内容(後述)がマスコミで大きく取り上げられ、日本国内で論議を呼びました。また被害者の夫が「犯罪被害者の権利確立」を訴えたことにより、この問題が大きく取りあげられるきっかけの一つとなりました。
日付 2007年(平成19年)4月17日
死亡者 伊藤一長(第31代目長崎市長)
犯人 暴力団幹部の男X
動機 市長への私怨と思われる