
日本人の有名な詩人100選・人気ランキング【2025最新版】
短い言葉の中にも奥深さがあり、人の心を揺さぶる強いメッセージともなるのが「詩」です。そして、後世に名を遺すような詩人が数多く活躍してきました。今回は「日本人の有名な詩人100選・人気ランキング」を紹介します。

76位:菅原道真
生年月日: 西暦845年8月1日
出生地: 京都府 京都市
死亡日: 西暦903年3月26日
忠臣として名高く、宇多天皇に重用されて、寛平の治を支えた一人であり、醍醐朝では右大臣にまで上り詰めた人物です。道真は詩臣として中央で天皇のそばにお仕えし詩を作ることこそ菅原家の祖業であるという強い信念を持っていました。その為、自分が地方官として讃岐に赴任することに葛藤していたそうで、赴任後、詩人として周りとの感性の違いに戸惑い、また、道真は家族愛が人一倍強かったので家族のそばにいれない寂しさも綴っています。しかし謀反を計画したとして(昌泰の変)、大宰府へ大宰員外帥として左遷され現地で没します。死後怨霊と化したと考えられ、天満天神として信仰の対象となり、現在は学問の神として親しまれています。

63位:室生犀星
生年月日: 1889年8月1日
出生地: 石川県 金沢市
死亡日: 1962年3月26日
代表作
『愛の詩集』(1918年)
『あにいもうと』(1934年)
『杏っ子』(1957年)
受賞
菊池寛賞(1941年)
読売文学賞(1957年)
室生犀星は、『愛の詩集』『抒情小曲集』などの抒情詩は大正期の詩壇を牽引し、さらに小説家としても活躍しました。その作品は抒情的な作風の「幼年時代」や「性に眼覚める頃」などの初期小説、市井鬼ものと称される「あにいもうと」などの中期小説、「杏つ子」「かげろふの日記遺文」「蜜のあはれ」など次々と新しい境地を拓いていった晩年の小説など多岐にわたり、随筆、童話、俳句にもすぐれた作品を残しています。

62位:吉野弘
生年月日: 1926年
出生地: 山形県 酒田市
死亡日: 2014年1月15日
代表作
『祝婚歌』
『夕焼け』
『I was born』
受賞
読売文学賞詩歌俳句賞(1972年)
詩歌文学館賞(1990年)
若いころ高村光太郎の「道程」を読んで感銘を受け、1952年(昭和27年)詩学社詩誌「詩学」に「爪」、「I was born」を投稿し新人に推薦される[1]。次いで翌1953年(昭和28年)、川崎洋や茨木のり子の詩誌「櫂」に同人として参加した。ここでは谷川俊太郎、大岡信らと親睦を深めている。1957年(昭和32年)に私家版詩集『消息』を刊行して注目をあつめました。没後はゆかりの地において家族や親交のあった人物などが参加する各種行事が開催されており、なお注目を集める現代詩作家の一人であり続けています。
日本人の有名な詩人人気ランキングTOP60-41

54位:中原中也
生年月日: 1907年4月29日
出生地: 下宇野令村
死亡日: 1937年10月22日
代表作
『山羊の歌』(1934年)
『在りし日の歌』(1938年)
中原中也は、日本の詩人です。中也の詩は、上京後は「朝の歌」に見られるようにランボー、ヴェルレーヌといった象徴派ふうの詩風でしたが、その後宮沢賢治の詩集『春と修羅』に出会い、不思議な宇宙観と口語による響きに魅かれます。1935年(昭和10年)、賢治の没後一周年に刊行された『宮沢賢治全集』[注釈 3]について『作品』1月号に掲載された推薦文では「僕は彼の詩集『春と修羅』を十年来愛読している」「此の我々の感性に近いもの、寧ろ民謡でさへある殉情詩が、此の殉情的な国で、今迄読まれなかったなぞといふことは不思議だ」と評価しています。
生年月日: 1909年1月6日
出生地: 府本村
死亡日: 2006年12月11日
愛媛県砥部町に「たんぽぽ堂」と称する居を構え、毎朝1時に起床し、近くの重信川で未明の中祈りをささげるのが日課でした。詩は解りやすい物が多く、小学生から財界人にまで愛され、特に「念ずれば花ひらく」は多くの人に共感を呼び、その詩碑は全国、さらに外国にまで建てられています。森信三が早くからその才覚を見抜き後世まで残る逸材と評しました。