奈落が、桔梗を慕う鬼蜘蛛の心を捨てようとして切り捨てた肉塊が人型の妖怪となり、鬼蜘蛛の心が不完全な形で出された姿です。奈落と同じようにバラバラにされても心臓を中心に再生できるという再生能力を持っており、さらに体の一部を変形させることで武器にできるという能力も持っています。奈落と対峙した時には、攻撃を仕掛けたが、”つなぎ”として奈落が鬼蜘蛛を必要としていたので再び奈落の身体に取り込まれてしまっています。

刀秋（とうしゅう）は、史上最凶を謳われる妖刀、奪鬼を造った人間の刀鍛冶です。竜人と出会ったことで竜人の鱗を貰い「奪鬼」を鍛え、犬夜叉と竜人と戦闘させ、犬夜叉に敗北した竜人の妖力を吸い取ることで完璧な「奪鬼」を完成させています。その後、犬夜叉を上回るほどの戦闘を見せましたが、「鉄砕牙」の力で「奪鬼」が折られることを恐れ、ダメージをすべて受けさせられて消滅しています。

口から灼熱の炎を吐き、白銀に輝く体は鋼を上回る強度を誇ります。かつ、心臓のある部分を貫かれて尚致命傷にならず猛攻を仕掛けてくる生命力は圧巻の一言です。奈落に封印を解かれ、犬夜叉の「風の傷」を受けても全く効かず、犬夜叉を追い詰めていったが、犬夜叉の奥義「爆流破」で粉々にされ消滅しています。

宝仙鬼は齢を重ねた大妖怪であり、数多の妖怪の中でも特に強力な戦闘力を持つ事で知られています。金剛石で構成された彼の肉体は、最強と言われる冥王獣の鎧甲に次ぐ防御力を誇っています。物理的な防御力に加え、彼の妖力はかごめの霊力を上回っていたため、破魔の矢にも強い耐性を持っていました。彼の妖力は金剛槍破と呼ばれており、槍型の金剛石を自由に操るものでした。金剛槍破は殺生丸でも傷一つ付けられない新生奈落の結界をも容易に打ち破る事ができました。

かつて犬夜叉の父に敗れた大妖怪です。空間を切り裂いて冥道を開くことで敵を冥界へ直接送り込む技「冥道残月破」を持ちます。死神鬼の場合、放つ冥道は小さいですが、真円を描いている上、一度に大量に放つことで大きさをカバーでき、しかも移動しながら相手に向かっていきます。

かなり足が速く、犬夜叉や雲母とも並行して走ることができるほか、剣のような鋭さを持つ錫杖を武器にした肉弾戦もこなします。最大の武器は右手の平にある「風穴」で、ブラックホールの如く何でも吸い込みます。

飛来骨を主な武器に持ち、他にも腰の刀や腕に仕込んだ刃、妖怪退治の際の装束には毒など色々な武器や道具を隠し持ち、使用します。妖怪退治の専門家だけあり、妖怪の知識は豊富で、身体能力も高く、並みの妖怪が束になってもなぎ倒せ、多数の人間相手にも、飛来骨なしで圧倒出来るほどです。犬夜叉と初めて戦った際にも巧みに戦術を変え翻弄しました。

妖狼族と呼ばれる狼妖怪の一族の一人で、東の洞穴の若頭です。足に四魂のかけらを仕込んでおり、つむじ風のように早く走れるなど、通常では考えられない力を発揮します。とにかく早さにこだわった戦いをしていて、四魂のかけらで放った飛び蹴りはとにかく威力が高いとされています。

生前から並大抵の僧侶や巫女をはるかに凌駕する強力な霊力を持ち、奈落をも浄化できる「破魔の矢」や、犬夜叉を50年に渡り封じ込めていた「封印の矢」などを操り、清らかな結界を張る事も出来ます。本人もその力に自信を持っている節があり、自身を成仏させようとした僧侶に対して激高し、反撃したことで結果として相手は亡くなってしまっています。

七人隊の中で最年少ながら、首領を務めました。大の男3人でやっと持ち上がる大鉾・蛮竜を片手で用いて戦います。3つの四魂のかけらをもった煉骨を拳だけで圧倒するほどの戦闘スキルをもち、殺した人間と妖怪の数は他の隊員とはケタ違いとされています。

奈落が生み出した第六の妖怪で「赤子」の片割れで、可愛らしい外見とは裏腹に、奈落並の不死能力に加え、性格は奈落を越えた冷酷さと評されています。白童子自身も煉獄鬼から奪った薙刀を武器として、妖馬・炎蹄を乗りこなすなど戦闘力も高いとされています。

魍魎丸（もうりょうまる）は、白童子が妖怪の死骸と魄を用いて生み出した、人工の妖怪で、奈落と同じく妖怪を吸収して肉体を強化する事ができます。さらに、死骸の集合体である魍魎丸は奈落以上に本質的な肉体を持たず、その肉体は時には岩盤を砕くほど硬く、時には粘土質のように柔らかくなって物理的な攻撃を阻みます。絶大な妖力と変幻自在の肉体を行使し、殺生丸すら瀕死に追い詰めるほどの力を発揮しました。