麻生ちか子さんは、実業家として麻生商事取締役、麻生フオームクリート取締役、麻生興産取締役などを歴任し、現在は麻生取締役に就任しています。

父は第70代内閣総理大臣の鈴木善幸で、麻生太郎とは1983年に結婚、2008年に麻生太郎が内閣総理大臣に就任するとファーストレディとなりました。太郎が東京都渋谷区に居住し、国会議員として多忙なことから、福岡県第2区の支持者回りを積極的に行い、さらに派閥内の妻らを集めて食事会を開催するなど派閥内の結束強化に一役買っています。

生誕 1926年9月9日
出身地 島根県
死没 2010年9月20日（84歳没）

直子さんは、竹下登の後妻として1946年1月に結婚、竹下登が1987年11月に内閣総理大臣に就任すると同時にファーストレディになります。ファーストレディとしては大変控えめで、夫の在任期間中にメディアで夫に対して激しい批判が繰り返されても黙って耐えており夫同様人の悪口を言うこともありませんでした。また、自宅に取材に訪れた番記者達にも手料理を自ら振る舞い、非常に口が堅く夫の残したメモも「誤解を生むといけない」と処分していたそうです。

孫のDAIGOがブレイクしたことを大変喜んでおり、BREAKERZのファンクラブに入ってライブの最前列のチケットを引き当てたというエピソードもあります。

誕生 姫井 伸子（ひめい のぶこ）
1945年10月3日
出身地　岡山県浅口郡金光町（現：浅口市）
職業 エッセイスト、主婦
教育 学士（津田塾大学）/文学士（早稲田大学）
最終学歴 津田塾大学英文科卒/早稲田大学仏文科卒
ジャンル 随筆
代表作 「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」（2010年）

1945年、岡山県浅口郡金光町（のちの浅口市）にて生まれました。父は医師であり、母は政治家を務めるなど、姫井家は地域の名門として知られました。1970年に菅直人と結婚、菅直人が2010年6月に内閣総理大臣に就任するとファーストレディになりました。

菅直人の内閣総理大臣就任後、幻冬舎新書から「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」を出版すると、発売後1週間で6000部を売り上げ、菅直人が岩波書店から上梓した「大臣」の売上記録を抜きました。

伸子さんは、菅直人との関係を「戦友のような存在」と表現するとおり、自らマイクを握るなど菅直人の政治活動を積極的に支え続けてきました。行動力は飛びぬけており、地元での活動を積極的に引き受け、国政選挙では民主党候補の応援演説で地方を飛び回り、自らマイクを握る姿はテレビでも知られています。

生誕 1943年6月28日
中華民国（国民政府）・上海
出身校
神戸海星女子学院
宝塚音楽学校
配偶者 鳩山由紀夫（1975年より）

元星組娘役のタカラジェンヌで宝塚歌劇団卒業生で、宝塚歌劇団47期生である鳩山幸さんは、1975年に鳩山由紀夫と結婚し、2009年に夫･由紀夫の内閣総理大臣就任に伴い、宝塚歌劇団卒業生初のファーストレディとなりました。

内閣総理大臣夫人となってからは、ベストジーニストと日本ジュエリーベストドレッサー賞を受賞したり、首相官邸で日本ユニセフのために歌の収録をするなど、華やかなパフォーマンスで注目を集めました。一方で、私的に韓流スターたち（イ・ソジンなど）を首相官邸に招いて手料理で接待することに批判を浴びます。また、東京国際映画祭で首相と手をつないで歩いて夫婦円満ぶりをアピールしていたが、鳩山由紀夫総理大臣の辞任には最後まで反対し、由紀夫は「説得するのに大変だった」と嘆いたそうです。

国際的には「宇宙人に誘拐されて金星に行った」、「私はトム・クルーズが前世で日本人だったと知っている」、「太陽をちぎって食べている」など奇抜な発言が話題となり、米国の時事週刊誌タイムが選ぶ「最もはじけたファーストレディ」で1位に選出されています。

生誕 松崎 昭恵（まつざき あきえ）
1962年6月10日
出身地 東京都
出身校
聖心女子専門学校卒業
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修了
配偶者 安倍晋三（1987年 - 現在）

安倍 昭恵さんは、日本の第90・96・97・98代内閣総理大臣である安倍晋三の妻で「アッキー」の愛称で知られています。生家の松崎家は、森永製菓創業家の森永家と繋がりが深い家系で、父は森永製菓社長を務めた松崎昭雄。

2006年9月、安倍晋三の内閣総理大臣就任によりファーストレディとなり、同年10月8日の晋三の大韓民国・中華人民共和国訪問でファーストレディとして実質的な外交デビューを果たし、その後も外国訪問の際には必ずと言っていいほど付き添いました。

ラジオのディスクジョッキー、居酒屋の経営など、政治家の妻としては異色の活動を展開している昭恵夫人は「家庭内野党」として原子力政策、環太平洋戦略的経済連携協定、消費税増税に関しては、メディアや講演などで公然と政策批判をして話題となりました。

しかし森友学園瑞穂の國記念小學院では名誉校長を務めていたが、森友学園問題が浮上した際に退任、同様に、加計学園御影インターナショナルこども園では名誉園長を務めていたが、のちに加計学園問題が取り沙汰された際に問題視されました。