生誕　1860年6月6日
出身地　新潟県蒲原郡菱潟村字菱溜
死没　1933年3月30日

山本登喜子は、海軍軍人で第16・22代内閣総理大臣を務めた山本権兵衛の妻です。山本権兵衛とは1877年に結婚し、6人の子供に恵まれました。山本登喜子さんは、「海は甦る」で吉永が、「妻たちの鹿嶋館」で大原麗子が演じるなど、テレビドラマにたびたび登場して有名になっています。

生誕　1850年10月
出身地　江戸
死没　1923年4月28日
800石取りの旗本・三枝七四郎の次女

綾子さんは、大隈重信と結婚し、大隈重信が1898年6月、さらに1914年4月の2度、内閣総理大臣に就任するとファーストレディとして活躍しました。約50年以上にわたって大隈重信を支えた良妻賢母の鏡とされる人物です。

控えめでおとなしそうに見える反面、派手好きで金遣いが荒く、多くの政財界人を早稲田にあった大隈邸に招きましたが、それが大隈の人脈形成に大いに貢献したとされています。

そのような豪快な綾子さんは、朝の連続ドラマ小説（NHK）の「あさが来た」の中でも紹介されています。

生誕　1848年12月3日
死没　1924年4月12日

梅子さんは、日本における初代内閣総理大臣夫人で、実質的に日本の初代ファーストレディとされています。その様子は芥川龍之介の『花火』に記述されており、梅子は勝気で向学心に富み克己心が強く、下田歌子に和歌を学び、英語の習得にも心がけ、常々身だしなみに気を配り、婦徳の鑑と称されたようです。

生誕 1917年7月31日
出身地 千葉県
死没 2012年7月31日（95歳没）
出身校 東京府立第一高等女学校
職業 政治運動家、社会活動家

睦子さんは、森コンツェルン総帥で昭和電工の創業者・森矗昶の次女で、1940年（昭和15年）に三木武夫と結婚、1974年12月に三木武夫が内閣総理大臣に就任すると、ファーストレディとなります。

政治問題に対して積極的に発言しており、スタンスは「リベラル」寄りで、北朝鮮との友好にも関心が強く、韓国の金大中大統領がノーベル平和賞を受賞した際は「金正日総書記も一緒に受賞して欲しかった」と発言するなど、親北朝鮮の進歩的文化人の1人でした。また、金日成と会った最後の日本人であるともされています。

生年月日　1940年（昭和15年）8月16日
出身地　群馬県吾妻郡中之条町
職業　エッセイスト、政治運動家、環境保護運動家

千鶴子さんは、群馬県吾妻郡中之条町出身で、1967年に小渕恵三と結婚すると、1998年に小渕恵三が内閣総理大臣に就任すると同時にファーストレディとなります。緑化事業に造詣が深く、特に中華人民共和国の緑化事業に尽力した人物です。

2002年（平成14年） には日中青年緑化フォーラムに野中広務・二階俊博らとともに出席し、胡錦涛中国国家副主席と会談しています。

生誕 1942年9月14日
出身地　神奈川県藤沢市（出生は満州国）
出身校 上智大学
NPO法人スペシャルオリンピックス日本名誉会長
女性のための政治スクール名誉校長
学校法人日本体育大学理事

上智大学卒業後、民間企業から派遣されヨーロッパ各国に駐在し、1971年にイタリアで出会った細川護煕と結婚し、1993年8月に細川護熙が内閣総理大臣に就任するとファーストレディとなりました。

夫の政治活動を支える一方ボランティア活動を行っており、2005年には長野で開催されたスペシャルオリンピックス冬季大会の会長をつとめています。

生誕　1994年
出身地　東京都
学歴　慶應義塾大学

貴代子さんは、1966年に福田康夫と結婚、2007年9月に福田康夫が内閣総理大臣に就任すると、ファーストレディになります。2007年11月、康夫のシンガポールでのASEAN関連首脳会議への出席と共に、ファーストレディとして外交デビュー。

シンガポール国立大学病院を訪れた際に、「父（義父・赳夫）が昔、アジアの諸国とは心と心を通じ合う『ハート・トゥー・ハート』という言葉を申し上げたことがある。あなたと私も『ハート・トゥー・ハート』です」と、福田ドクトリンのフレーズも含んだ言葉を述べて話題になりました。

生誕 1950年5月30日
出身地 東京都
出身校 日本女子大学家政学部卒業
職業 麻生取締役