最凶死刑囚の名に恥じぬ恐るべき身体能力を持つスキンヘッドの巨漢です。他の死刑囚も民家に火を付けたりビルを粉塵爆発で大炎上させたりと卑劣な行為を行うものの、スペックはそれが突き抜けて残虐かつ傲岸不遜、かつ無軌道であり多くの読者を驚かせます。

スペックは様々な武器を使用するが、本人が「武器ヲ使用スルトイウコトハ、私ニトッテ手加減シテイルモ同然」と言っているように、彼の真の武器はスペック本人の五体ということになります。彼は5分間の無呼吸行動が可能であり、その息を止めた状態での連打は、自由の女神を破壊するほどの威力を持ちます。

広東省出身。若くして海王と認められた実力者です。中国拳法家であり、流派「拳王道」の皆伝を期に「海王」の称号を授かり、拳王道のファイトスタイルは、典型的な中国拳法をそのままの方向で強力に発展させたスタイルであり、まさに王道を行く流派です。大擂台賽編にて、主人公・範馬刃牙の最大級の敵となる恐るべき実力を秘めたキャラクターとして描かれています。

死刑囚ヘクター・ドイルは、故郷イギリスで電気椅子で死刑執行されますが、その体力の強さでもって生還を果たし刑務官を皆殺しにして脱獄します。相手を油断させ、体に仕込んだギミックでもって相手を破壊します。関節の先には金属や刃物や強化スプリング、着ている服の襟もとにはカミソリ、最終的には爆薬すら仕込んでいます。自分が負けないためには肉体改造もいとわない性格の持ち主です。

ロシアの刑務所に収監されていた死刑囚で、異常なまでに強靭な指の力の持ち主です。壁面に目立った突起がなくとも、僅かな錆、或いは傷のようなものがあればそこへ指を引っ掛け、そのまま100mもの距離を登りきることが出来ます。

それに準じて握力も強く、中指の第二関節を突出させた状態で拳を握り、高速で拳を振ることで突出した部分で相手を切り裂くという通称「カーヴィングナックル」という技を得意としています。

柳龍光は、「猛毒 柳」の異名を持つ脱獄囚で、世界各地で同時に脱獄した『最凶死刑囚』の中でただ一人の東洋人です。空道という独特のファイトスタイルを持つ暗殺者で、獄中で書道に精を出したり茶道を嗜んだりとかなり和風な人物。かつてはマスター国松の下で修業を積み、渋川剛気の左目を潰しています。

ドリアンはアメリカの貧しい家庭に生まれた男で、死刑執行にも耐える屈強な肉体の持ち主だが、相手と会話する中での一瞬の隙を見逃さず仕掛ける不意打ちを得意としており、凶器を使った攻撃や中国拳法の心得もある多彩な戦術を持つ人物です。

中国武術の重鎮中の重鎮郭海皇の120歳の頃の息子で、「狂獣」の異名を持つ裏社会の住人です。毛海王（もうかいおう）を差し置いて中国連合に選ばれたほどで、並の海王よりも優れた戦闘技術を持っていると言われています。

しかし実際は範馬刃牙相手に僅か2秒でKOされてしまうという大失態を演じています。

海王たちの醜態に業を煮やした郭海皇が招聘した格闘家です。台湾出身で、海王の座こそ持っていないものの、台湾擂台賽に15歳から19歳まででV4を果たし、以降は黒社会からも引く手数多、プロデビューから25年間一度たりとも負けたことが無く、ビスケット・オリバ同様に「ミスター・アンチェイン」の仇名を持ちます。

日本で唯一「海王」の名を冠することを許された格闘家で、国内に2万4千人の弟子を抱える中国拳法・空拳道の師範です。寂の格闘能力は他に比べて突出しているものはない。その能力を最大限に活用するため、相手を油断させ、一瞬の隙をついて的確な技を叩き込むのを得意としています。外した関節をまた打ち直すなど、熟練の技術を有しています。

勝利への執着心は強く、身体を丸め、首の後ろで手を組んだ「護身完成」のポーズは、素手で釣鐘を粉砕できる烈を以てしても撃破に及ばず、無理矢理立ち上がらせて倒すという方法でなければトドメを刺すことはできなかったほどの防御力を有しています。

父が完成することのできなかったマホメド・アライ流拳法を完成させ、その拳速は人間の反応速度を超え、大擂台賽へと挑み、日米勝ち残り連合軍の一員として完全勝利を収めています。

終章の「神の子激突編」では実質的な主役も務め、作中でも上位に位置するほどの実力者とされています。

『グラップラー刃牙』に登場する自衛隊最高戦力の5人組の一角で、通称「超軍人ガイア」、世界中の軍人から「オーガ」と並ぶビッグネームとされ伝説となっています。

ノムラが傭兵だった頃にアフリカの内戦で捕らえられ、危うく処刑されかけたことで覚醒した「気配」を察知する能力のおかげで、敵の攻撃を先読みすることができる。主なファイトスタイルは環境利用闘法で、周囲にあるモノや敵の心理を利用し相手を痛めつけます。

実戦合気柔術『渋川流柔術』開祖で、「達人」「近代武道の最高峰」「武の体現者」「小さな巨人」「実力No.1」など数々の異名を持ち、愚地独歩や本部以蔵をして一目置かれる日本武道界の大人物です。

弛まぬ研鑽の末に御輿芝ですら成し得なかった武の境地『真の護身』に到達した人物です
・本人の意思に関係無く足がもつれて転ぶ
・本人の意思に関係無く体が重くなる
・幻視「厳重に施錠された大門」が現れる
・幻視「猛烈な勢いで噴火した火山から降り注ぐ無数の火山弾」が現れる
・幻視「大きな地割れから沸き立つマグマの海」が現れる

世界最大の勢力を誇る空手道団体・神心会空手の総帥で、かつて地下闘技場の闘士として戦い、1対1で虎を倒すという荒業まで成し遂げた「虎殺し」「武神」「人食いオロチ」など数々の異名を持つ人物です。その強さは生きながら伝説的存在と称され、空手家に限らず多くの格闘家から尊敬を集めていいます。

桁外れの身体能力に物を言わせた喧嘩といったもので、握力×体重×スピード＝破壊力の方程式から放たれる強力無比な打撃と敵の攻撃をノーガードで平然と受け切り反撃する規格外のタフネスが持ち味です。

作中での戦績は勝ったり負けたりの繰り返しで、さほど華々しいものではないが、その堂々たる戦いぶりから、敗北しても評価を落とすことがない名勝負製造機と呼ばれています。手も足も出なかった戦いは勇次郎との初戦ぐらいのもので、それも刃牙と戦った直後で満身創痍の状態でした。

以後の戦いは、敗北はすれども心は折れず、必ず相手を苦戦に追い込み、感嘆させています。

範馬勇次郎、ビスケット・オリバに並ぶ三人目の「アンチェイン」であり、24時間体制でアメリカ軍に監視されています。オリバや勇次郎とは異なり、腕力のゴリ押しよりもトリッキーな戦術を得意とし、彼よりはるかに格下の海賊たちですら一人で原子力発電所の制圧が出来ると言われているほどで、対武器・対格闘に関するスキルは非常に高いキャラです。

「ミスター・アンチェイン（繋がれざる者）」と呼ばれるアメリカ最強の男で、黒人であり、生まれはキューバです。「アリゾナ州立刑務所（別名：ブラックペンタゴン）」に収監される囚人であると同時に犯罪者を狩るスペシャリストで、囚人の立場を大きく超えた自由が許されており、範馬勇次郎の「地上最強」に対をなす「地上最自由」の称号を持つ人物です。

中国における武術の達人に与えられる称号「海王」を持つ格闘家で、辮髪(べんぱつ)のように三つ編みにした髪が特徴です。中国四千年の歴史において最高の才能を持つを言われており、若くして「海王」の名を与えられ、複数人いる「海王」の中でも抜きん出て秀でています。極められた武技もさることながら、特に脚力はすさまじく、大男を担いで水面を歩くこともできます。

ジャック・ハンマーは、カナダ出身のピットファイターで、致死量を遥かに超えた量のドーピングと狂気的なまでのオーバートレーニングで積み重ねた強靭な五体を活かした我流のパワーファイトを得意とします。

薬物の効果が切れている状態でも「超肉体」「筋肉の要塞」と呼ばれた鎬紅葉を片手でねじ伏せるほどの筋力を持つ。かつて勇次郎が倒した個体をも上回る、天突く巨体のホッキョクグマをも難なく素手で殺害しています。