関東関根組（かんとうせきねぐみ）は茨城県土浦市に本部を置く指定暴力団で、もともとは「6代目松葉組会」から分裂した組織であり、7代目の跡目争いの際に離脱して「松葉会関根組」を結成、2017年4月に「関東関根組」に改称しています。

勢力範囲　2県
本部　千葉県市原市潤井戸1343-8
代表する者　 椎塚　宣

会　長 – 椎塚 宣
理事長 – 荻野典昭（七代目谷戸一家総長）
総本部長 – 吉井勝明（四代目畔田吉清一家総長）
統括委員長 – 小高政司（七代目上金一家総長）
組織委員長 – 石橋卓次
渉外委員長 – 下村 清（七代目谷戸一家本部長・三代目塩島組組長）
総本部事務局長 – 高山喜代之（二代目吉田一家総長）

双愛会（そうあいかい）は、千葉県市原市に本部を置く指定暴力団で、千葉県ならびに横浜市を地盤とし、その勢力範囲は関東地方一円に及びます。結成当初から山口組とは親しい関係を続けており、「双愛」とは、隣人を愛して団結を固めるという意味があるそうです。

平成28年6月5日、理事長の椎塚宣が七代目を継承しますが、この継承式には、神戸山口組との抗争中である六代目山口組組長・司忍が出席して話題となりました。

勢力範囲　1県
本部　広島県広島市南区南大河町18-10
代表する者　守屋　輯

会　長 - 荒瀬 進
理事長 - 薮内賢治（五代目美能組組長）
本部長 - 迫田一臣（二代目今田組組長）
幹事長 - 池田輝光（池田組組長）
組織委員長 - 金村 稔（金村組組長）
事務局長 - 村上 明

共政会（きょうせいかい）は、広島県広島市南区に本拠を置く日本の指定暴力団で、渡辺芳則五代目時代から山口組とは親交が深いとされています。

平成2年1月、山口組舎弟の初代誠友会・石間春夫総長が北海道札幌市で三代目共政会系右翼団体構成員に射殺される事件が発生。山口組の報復が相次ぎ全面戦争が危惧されたが、3月に和解が成立。その席上、双方幹部の縁組の話が浮上し、2カ月後に共政会・沖本勲理事長と桑田兼吉・三代目山健組組長が五分の兄弟盃を交わしたのが始まりでした。

勢力範囲　1都5県
本部　福岡県大牟田市上官町2-4-2
代表する者　浪川　政浩（朴　政浩）

総　裁 - 浪川政浩
会　長 - 梅木一馬
理事長 - 神宮光彦（神宮組組長）
会長代行 - 佐村政実（村政総業組長）
舎弟頭 - 森 郁宣（二代目田中総業組長）
副会長 - 野中 誠（三代目村上会会長）
幹部総代 - 田辺敏治（六代目村上一家総長）
幹事長 - 三井明博（二代目城後組組長）
会長補佐 - 宮本 勝（二代目浪勝総業顧問）
会長補佐 - 中山英樹（英総業組長）
筆頭副理事長 - 今村和弘（神闘会会長）
副理事長 - 矢口 旭（矢口組組長）
関東統括委員長 - 赤井一彦（二代目浪川総業組長）
九州統括委員長 - 石崎孝彦（二代目本田組組長）
組織委員長・事務局長 - 古賀信昭（古賀信組組長）
懲罰委員長 - 大和武士（二代目藤村組組長）
風紀委員長 - 渡邉大二郎（二代目永虎組組長）

浪川会（なみかわかい）は福岡県大牟田市に本部を置き、東京都台東区三筋2-10-13に東京事務所を置く指定暴力団です。元は福岡県久留米市に本拠を置く道仁会の内部分裂により、2006年に誕生した九州誠道会を前身とする組織で、道仁会との抗争は複数の死傷者を出し、近年稀に見るほどの熾烈を極めました。

また、分裂した山口組の両方の組織とは親交を深めており、これからの暴力団勢力図を左右する組織ともいわれています。

勢力範囲　1県
本部　沖縄県沖縄市上地2-14-17
代表する者　富永　清

会 長 – 富永 清
会長代行 – 花城松一
理事長 – 上里忠盛（上里一家総長）
副理事長 – 高江洲良吉（錦一家総長）
副理事長 – 志多伯幸仁（志多伯一家総長）
本部長 – 上江洲丈二（南州一家総長）
幹事長 – 永山克博（二代目照屋一家総長）
組織委員長 – 中村 實（桜一家総長）
懲罰委員長 – 糸数幸昌（ナニワ一家総長）
風紀委員長 – 宮城保彦（山久一家総長）
運営委員長・事務局長 – 座安 隆（旭成一家総長）
渉外委員長 – 與那哲也（龍神一家総長）
総務委員長 – 又吉敏廣（二代目島袋一家総長）
慶弔委員長 – 山城 茂（一心一家総長）
会長秘書 – 糸数 真（三代目富永一家総長）
会長秘書 – 狩俣重三（二代目功揚一家総長）
会長秘書 – 知念秀視（二代目沖島一家総長）

旭琉會（きょくりゅうかい）は、沖縄県に本部を置く暴力団で、1970年に結成された「沖縄連合旭琉会」が、抗争を経て1990年から「旭琉会」と「沖縄旭琉会」に分裂。その分裂に際しての抗争は無辜の市民を巻き込み、暴力団対策法施行の一因ともなりました。

沖縄県内唯一の指定暴力団で、2012年以後は沖縄県内唯一の組織暴力団となっており、近年、中国共産党による一国二制度を台湾にも適応することを主張する政党、中華統一促進党との関係が指摘されているほか、台湾の暴力団竹聯幇との関係も報道されています。

勢力範囲　3県
本部　福岡県北九州市小倉北区神岳1-1-12
代表する者　野村　悟

総　裁 - 野村 悟
会　長 - 田上文雄
最高顧問 - 林 武男
会長代行 - 本田三秀（本田組組長）
理事長 - 菊池啓吾（五代目田中組組長）
総本部長 - 石田正雄（石田組組長）
幹事長 - 緒方哲徳（緒方組組長）
組織委員長兼渉外委員長 - 篭縞武志（篭縞組組長）
風紀委員長 - 長谷川泰三（長谷川組組長）
懲罰委員長 - 木原 浩（木原組組長）
総務委員長 - 山中政吉（山中（政）組組長）
事務局長 - 田中十四春（田中（十）組組長）
理事長補佐 - 瓜田 太（瓜田組組長）
理事長補佐 - 内蔵成喜八（四代目極政組組長）
顧　問 - 添島弘之（添島組組長）

工藤會（くどうかい）は、福岡県北九州市に本部を置く暴力団で、2012年より改正暴対法に基づく「特定危険指定暴力団」に指定されています。北九州地区最大の暴力団組織で、北部九州地方に根差した他の数多の暴力団組織と同様、極めて好戦的な傾向を有することが指摘されています。

強烈な反警察志向、容易に激昂する、手段としての闘争ではなく闘争行動それ自体に価値を見出す、などの傾向を有することで知られる“九州ヤクザ”の好例であるとされ、「今、最も先鋭的な武闘派組織として知られる団体」と報じられています。

勢力範囲　1都1道2府12県
本部　兵庫県尼崎市戸ノ内町3-32-6
代表する者　織田絆誠（本名：金禎紀）

會　長 - 織田絆誠
若　頭 - 池田幸治（四代目真鍋組組長）
本部長 - 山崎博司（二代目古川組組長）
副本部長 - 金澤成樹（織田連合会長）
相談役- 土倉太郎（二代目土倉組総裁）
舎弟頭補佐 - 植木 亨（二代目植木会会長）
若頭補佐 - 前川勝優（絆誠連合会長）
若頭補佐 - 高橋輝吉（古川興業組長）
若頭補佐 - 紀嶋一志（二代目織田興業組長）
若頭補佐 - 権藤 聡（三代目鈴秀組組長）
若頭補佐 - 田中勝彦（絆連合会専任顧問）
若頭補佐 - 新井孝寿（雅新会会長）
若頭補佐 - 小島大享（神戸絆会会長）
若頭補佐 - 日高洋行（二代目姫野組組長）
若頭補佐 -上杉正義（誠連合会長）
若頭補佐 渉外委員長 - 張本 勝（二代目張本組総裁）

元々は六代目山口組から分裂して発足した神戸山口組の一部直系組員らが分裂して2017年4月30日に結成されたもので、当初は、山口組の名を冠した「任俠団体山口組」としていました。その後、同年8月9日に「任侠山口組」に改称、更に2020年1月12日に山口組の名を外した現名称へ変更しました。

9月12日、神戸市長田区の路上で、代表の織田絆誠らの乗った車列が、武装した集団から銃撃されるという事件が発生。織田は現場近くに住んでおり、自宅を出発した直後に待ち構えていた男らに襲撃されたようです。織田の乗車する車両は後進（バック）走行でその場から立ち去り、織田にけがはありませんでしたが、織田のボディーガードである組員1名が射殺されました。

現場からは銃撃した複数の男らが逃走していましたが、9月16日、兵庫県警長田警察署捜査本部は、殺人容疑で神戸山口組直系である山健組傘下の組員を全国に指名手配しました。

勢力範囲　1都7県
本部　東京都台東区西浅草2-9-8
代表する者　荻野　義朗

総　裁 - 荻野義朗
会　長 - 伊藤芳将
理事長 - 関 孝司（助川一家七代目総長）
幹事長 - 小池清一（大久保一家十二代目総長）
本部長 - 荒井孝雄（白土一家三代目総長）
総務委員長 - 河基真治（上萬一家九代目総長）
組織委員長 - 郡司東光（鯉淵一家十三代目総長）
渉外委員長 - 小林富佐男（岡一家八代目総長）
風紀懲罰委員長 - 鈴木吾郎（菅野一家四代目総長）
諮問委員長 - 岡田裕嗣（久野一家三代目総長）
慶弔委員長 - 水野克観（國井一家特別相談役・伊藤二代目 ）
会長室室長 - 菊地和浩（鎌ヶ谷一家総長）
総本部局長 - 佐竹常機（佐竹一家初代総長）