
感染症の種類・歴代流行ランキング22選!パンデミックの過去【2025最新版】
世の中にはインフルエンザよりも恐ろしい凶悪な感染症がたくさん存在しており、パンデミックとなったものもあります。今回は感染症の種類として歴代流行ランキングTOP22を紹介していきます。流行病となったものをチェックしていきましょう。
14位:SARS

症状
最初の症状はインフルエンザのようで、発熱、筋肉痛、無気力状態 、咳嗽、咽頭痛、その他非特異的症状が見られます。全患者に見られるのは38 °C以上の発熱ですが、始まるまでには2〜7日の潜伏期間が存在します。この病気では粘膜病変を伴わず、咳嗽は乾性咳です。SARSでは呼吸困難や肺炎、またはその両方が見られることがありますが、これは一次的なウイルス性肺炎、また細菌性肺炎双方の可能性が考えられます。発熱に伴う肺病変は間質性肺炎ですが、これにはウイルスが誘導する免疫・サイトカインの関与が考えられています。喀痰には10億コピー/mLのウイルスが排出されるとされ、この状態では感染性が非常に高く、またウイルス血症も起こします。最重症例では、免疫反応によって、サイトカイン・ストームを引き起こすことがあります。
13位:梅毒
12位:周産期合併症
11位:ノロウイルス
10位:インフルエンザ

概要
インフルエンザとはインフルエンザウイルス急性感染症のことで、上気道炎症状・呼吸器疾患などを呈します。流行性感冒、略して流感とも呼ばれます。全世界では毎年 300 から 500 万人が重症化し、呼吸器系の症状により 29 から 65 万人の死者を出しています。先進国における死者は 65 歳以上が最も多いとされています。また病欠・生産性低下といった社会的コストも大きく、感染経路は咳やくしゃみなどによる飛沫感染が主といわれています。抗インフルエンザ薬としてタミフル、リレンザ、イナビル、ゾフルーザなどが存在するものの、ウイルスはすぐに耐性を獲得するため、その効果も備蓄するに値するかどうかが見直されてきています。
SARSコロナウイルスによって引き起こされるウイルス性の呼吸器疾患で、動物起源の人獣共通感染症と考えられています。2002年11月から2003年7月にかけて、中華人民共和国南部を中心に起きたアウトブレイクでは、世界保健機構 (WHO) の報告によると、広東省や香港を中心に8,096人が感染し、37ヶ国で774人が死亡したとされています。