「日本犯罪史上最低の殺人鬼」と言われる連続殺人犯。マスコミからの通称は「アンジェロ」。
IQは160。いい気になっている奴を絶望させて殺すのが大好きで、「ムカついた」というだけの理由であっさりと人を殺す。
死刑宣告を受け絞首刑に処されたが、死刑執行の半月ほど前に虹村形兆に矢で貫かれスタンド使いになっており、首を吊られて20分以上経っても死ななかった。

使用スタンドは『アクア・ネックレス』。
足のない人型で、無数の目が付いている。
水分に混ざり相手の体内に侵入して攻撃する。雨や水蒸気にも同化することが可能なうえ、簡単なものになら姿を変えることも出来る。
大きさは同化した水の容量に比例する。
人間に取り憑いて操ることも可能。

自らを「不良」と称し、怒りっぽく硬派を気取るところがあるがノリの軽い性格。こう見えて年齢は15歳。
虹村形兆の実弟で、初登場時は敵として登場。兄の死後は改心し、仗助の親友となる。
幼少期から常に兄の言葉に従い兄に頼って行動していたため、決断が苦手。考え事をすると頭痛がするらしい。
そこを敵につけこまれピンチに陥ることが多く、本人も気にしていて、兄の死後はコンプレックスになっている。

使用スタンドは『ザ・ハンド』。
右手で触れた物を何でもガオンっと削り取る事が出来る。削り取られた切断面は、元通りだったようにぴったりと閉じる。
射程距離やスピードは大したことはないが、「右手でつかんだ物を何でも削りとる」という如何なる防御や頑丈さも無視してダメージを与えられるため、非常に強力。
爆発性のある危険物でさえ「触れずに削り取る（消し去る）」ため、全く無効化できる。

星座：ふたご座
身長：180cm
血液型：B型
職業：高校生

第2部の主人公であるジョセフ・ジョースターが、65歳の頃、当時大学生の日本人女性東方朋子と禁断の恋に落ち、その結果生まれた隠し子。
性格はいかつい風貌とは裏腹に温和（のように見える）で、明るく人当たりも良い。そしてやや三枚目。
正義感が強く、情にとても厚いため、周囲の危機を阻止する為に自らを危険に晒すことが多い。

使用スタンドは『クレイジー・ダイヤモンド』。
仗助が4歳の頃にDIOの影響で50日間の高熱に苦しんだ末に覚醒した能力。
近距離パワータイプの人間型。デザイン上の特徴としては体のいたる所にハートマークがあしらわれており、頚部に数本のパイプの様なものが見られる。
能力は「壊れたものを直す、生物の傷を治す」こと。ただし、本体には適用されないため仗助自身の傷は治せない。
単純な能力のようで応用の幅がとても広く、使い方によっては治療や修繕以外の効果を発揮する。

出生地：U・S・A ニューヨーク
体高：33.3cm
種族：犬、品種はボストンテリア
好きな食べ物：コーヒー味のチューイング・ガム
趣味：くつ集め
性格：最悪
知能指数：高いようである

アメリカ出身の野良犬で、スタンド能力に目覚めたスタンド犬。
犬種はボストンテリア。
最初は血統書付きの飼い犬として大金持ちに飼われていたが、生来高い知能を有しており、人間をマヌケな生き物と感じるようになり、飼われることを嫌って家出し、ニューヨークで野良犬たちの王として君臨していたところをSPW財団とスタンド使いのアヴドゥルに発見され、大捕り物の末に捕獲された。

使用スタンドは『愚者（ザ・フール）』。
インディアンっぽい羽飾りをつけ、車輪の後ろ足を持つ大型犬のような像を基本とするスタンド。
スタンドそのものが微細な砂で構成されており、変形させて様々な用途に使う事が出来る応用能力を持っており、イギーの機転で多様な使われ方をしている。攻撃は専ら前足の爪で斬りつけて行う。

主人公たちの最終目的地であるDIOの館周辺を巡回し、警護しているハヤブサ。言葉は喋れないが理解できるなど知能が高く、DIOの命令には忠実。

首に赤いスカーフを巻き、頭には飾り羽の付いた猛禽用の目隠しをゴーグルのように付けている。精悍な顔立ちで、いわゆるイケメン。
性格は残虐で執念深く、館を探ったり侵入したりしようものなら容赦なく殺しにかかる。
どれだけ自分が傷付いても攻撃をやめず、相手を仕留めるまでどこまでも執拗に追い詰め、言葉を解するだけの知能がありながらそこに妥協はなく、話し合いや交渉にも一切応じない。
自分の血を拭って舐めたり、嘴を歪めて殺戮を楽しんでいるような笑みを見せるなど、鳥とは思えない行動をとる。

使用スタンドは『ホルス神』。
エジプト神話の"ホルス神"の名を持つスタンド。
基本的にスタンド像は見せないが、６本の腕をもつ翼の無い翼竜の化石のような姿をしている。
氷と冷気を操るといういたってシンプルな能力ではあるが、マジシャンズレッド同様に応用力の高いスタンドである。

本名は「エンヤ・ガイル」。DIOにスタンドの存在と能力の発現のさせ方を教えた張本人であり、本人もスタンド使い。通称「魔女エンヤ婆」。

息子を異常なまでに溺愛しており、彼の死を悟った時は「心の清い誠実なお前が死ぬなんてさぞ卑劣な真似をされたんだろうね」と言うほどである。

使用スタンドは『正義（ジャスティス）』。
タロット大アルカナ11番目のカード「正義」の暗示を持つスタンド。
相手の傷口から霧となって侵入し、その部分を操れる。
ジャスティスの霧の中で傷をつけられた場合、そこからスタンドに侵入されて血液を霧に吸われてしまう。するとその部位に10円玉くらいの穴が開けられる。こうなったら最後、穴から伸びた霧の糸に部位が支配され、エンヤ婆の思うように操られる。

第3部「スターダストクルセイダース」に登場した敵キャラクター。
自らをハンサムと自称する通りそこそこ端正な顔立ちだが、自惚れが強く暴力的で下劣な性格で、相手を挑発する台詞もいちいち下品。
しかし追い込まれると弱気になり、降参したふりをして許しを請いながら、隙を見て不意打ちを喰らわせるなど、卑劣な小悪党である。

使用するスタンドは『イエローテンパランス』。
スタンド名の由来は、タロット大アルカナ14番目のカード「節制」からきている。
相手に同化し、肉を取り込む不定形のスライムのようなスタンド。
全身に纏う事で他人そっくりに変装することも出来る。スタンド能力を持たない一般人にも視認・接触が可能。
直接触ると触れた部位に食いつき吸収しはじめる「攻撃する防御壁」としての性質も持ち、食った対象のエネルギーを取り込んでパワーアップする。
ラバーソールが「弱点は無い」と豪語するだけあり防御力に優れており、全身に纏えば物理攻撃にはほぼ無敵。

星座：牡羊座
血液型：AB型
身長：188cm
体重：90kg
趣味：古書集め

ジョセフ・ジョースターの友人で、彼の孫である空条承太郎を檻から出すため、そしてスタンドというものを理解させるために登場した。
かなり真面目で、敵スタンドについても詳しい、チームのブレインと呼べる存在。

使用するスタンドは『マジシャンズレッド』。
鳥の頭に筋骨隆々の男体、両手首と下半身に炎を纏った姿のスタンド。
炎と熱を操る能力を持つ。
アヴドゥル曰く「鉄柵くらいなら空中で溶かせる」とのことなので、その熱は1500℃くらいと思われる。
マジシャンズレッドが出した炎は「炎もスタンド」であるため、熱気こそ感じられど、通常の炎と違ってスタンド使いにしか見えない。
必殺技として十字架状にした炎を撃ち出す「クロスファイヤーハリケーン(C・F・H)」、さらにそれを分裂させて大量に放つ「クロスファイヤーハリケーンスペシャル(C・F・H・S)」などがある。

ネアポリス王国の死刑執行人の家系であるツェペリ家の長男として誕生。
24歳。
国家反逆罪で処刑されることになった無実の少年を救うため、国王の恩赦を得られるスティール・ボール・ラン・レースに参加する。

抜けていそうに見えるが、さり気なく医療技術を持っていて、手術などもできたりする。

使用スタンド（？）は『ボール・ブレイカー』。
ツェペリ一族が開発した技術をジャイロ・ツェペリが復刻させたもので、自身だけでなく乗馬の力を加える事で次元の壁をも越える強力な回転エネルギーを生み出すことができる。
正しくはスタンドではなく、人間の技術が最もスタンドに近づいたもの、という位置づけ。
時間干渉にも似た力を持つらしく、攻撃を受けたファニー・ヴァレンタイン大統領は肉体の急速な老化とそれに伴う弱体化の影響を受けていた。

ジョジョの奇妙な冒険 第7部に当たる SBR (スティール・ボール・ラン)に登場する人物。
第23代アメリカ合衆国大統領で、国民的人気を誇り、支持率も高い。

アメリカ各地に散らばる聖なる遺体を手に入れ、アメリカを『世界の全ての中心』にしようとしている。
傲慢さと権力を利用し私利私欲のために遺体を集めているかのような描写があったが、実際に彼が遺体を集めたのは、あくまで愛国心によるもの。
国の為に遺体を集め、そして国民が平和と栄光を手に入れるために、そして、どこかの悪に遺体が渡らないために遺体を集める事が目的だったのだとジョニィ・ジョースターに告白している。

使用するスタンドは『Ｄ４Ｃ』。
正式には英文で『Dirty_deeds_done_dirt_cheap』（ダーティ＿ディープス＿ダン＿ダート＿チープ／いともたやすく行われるえげつない行為）で、頭文字のＤが4つ、Ｃを一つで『D4C(ディーフォーシー)』と呼ばれる。
巨大な2本の角がウサギの耳のように生えた頭部と全身にある縫い目状の模様が特徴な人型のスタンド。
「平行世界、パラレルワールド間を自在に行き来することができ、さらに他者を異世界へ引きずり込む（又は送り出す)ことができる」能力を持っている。

第7部「スティール・ボール・ラン」の主人公のひとり。
5歳の頃から才能を見せていた天才ジョッキーだったが、有名になるうちに兄の死や父の言葉もあったためか次第に高慢になっていった。
その結果、キレた小男から腰を銃撃され、下半身不随となる。転落した天才となったことで煮え湯を飲まされる人生を過ごすこととなった。

レース序盤で「悪魔の手のひら」に遭遇、通過。
その際にミイラ化した遺体が左腕に取り憑きスタンド能力を得た。

使用スタンドは『タスク(牙)』。
基本的には、本体であるジョニィの爪を回転させ、カッターのように物体を切り裂いたり、爪を弾丸のように射出したりすることができる、というもの。射出した爪は「爪弾（つめだん）」と呼ばれる。
射程距離は10mぐらいだが、切断伝導範囲は数ｍと思われる。また、回転は10数秒持続する模様。
スタンド能力を得てからジョニィが精神的な成長を見せるとともに、スタンド能力も進化していった。

第6部「ストーンオーシャン」に登場。
ジョースター家の宿敵DIOの息子の1人。母親はDIOの餌として殺された。
絶望しながら転がり落ちていくだけの人生を送っており、生きる目的を見つけられず、麻薬中毒に陥っていた。
このような人生を送ってきたため、社会を憎んでおり、また人々に希望を与える絵画や漫画、アニメ等のキャラクターを嫌悪している。

麻薬が原因によるバイク事故に合い、病院に搬送される途中でプッチと出会う。
プッチによってスタンド能力を引き出され、『燃える目的』を獲得。
スタンド能力を使い、今まで自分を見下してきた社会を滅茶苦茶にして希望の無い社会へ叩き落とそうと行動する。

使用スタンドは『ボヘミアン・ラプソディー』。
スタンドヴィジョンなどは無く攻撃もしてこないという変わったスタンド。
絵画や漫画など、世界のあらゆる『キャラクター』を実在化させるという能力を持つ。効果範囲は全世界に及ぶ。

このスタンド能力は、『キャラクター』に心を惹かれた者は「精神」と「肉体」で心が2つに分離してしまうというもの。
分離した精神の方は「物語のシナリオ」にそって行動していき、最終的には「その物語の結末」に沿って死亡することになる。
「物語のシナリオ」は絶対に変更することが出来ない。すなわち攻撃してもまったく効かず、抵抗も出来ず、逃げ切ることも不可能。