酒井法子は、80年代アイドルブームを支えた一人で、「のりピー」の愛称で親しまれてきました。アイドル時代の後は女優として活躍し、「ひとつ屋根の下」では江口洋介の妹役の「こゆき」で多くの注目を集めました。そんな純情派でうってきた酒井法子は2009年8月8日、覚せい剤取締法違反（所持）で逮捕されます。この逮捕には国民の誰もが衝撃を受け、「信じられない」という声が多数を占めました。保釈金は500万円で、その後有罪判決を受けています。

釈放の際にはサンミュージック関係者が出迎えに来ましたが、その風貌がヤクザにような厳つい風防だったため話題になりました。

高知東生は、高島礼子と結婚していたことでも知られる元俳優で、水戸黄門はサラリーマン金太郎、月曜ミステリー劇場など数多くのドラマ出演を果たしてきました。そんな高知東生は、2016年6月24日、覚醒剤と大麻所持の容疑で横浜市内のラブホテルで逮捕され、保釈金500万円を納付して保釈されています。

清原和博は、PL高校時代から怪物と呼ばれ、西武ライオンズ、読売ジャイアンツで4番として活躍してきた元プロ野球選手です。引退後はタレントとして活躍し、多くのファンを持ちました。そんな清原和博は2016年2月2日午後8時48分頃、東京都港区東麻布1の自宅マンションにて覚醒剤0.1gを所持していたとして、午後11時過ぎに覚せい剤取締法違反（所持）容疑で警視庁に現行犯逮捕され衝撃を与えました。このときの保釈金は500万円で、その後有罪判決が下されました。

新井浩文は、2001年、映画『GO』でデビューを果たし、2002年、映画『青い春』で映画初主演（松田龍平とのW主演）で情緒障害高校生の青木を演じる。同作の演技で高崎映画祭最優秀新人男優賞を受賞するなど、俳優として活躍していました。そんな新井浩文は、2019年2月1日、2018年7月1日に自宅で紙パンツ1枚の状態でオイルマッサージを受けていた際、施術していた派遣マッサージ店の女性従業員へ暴行を働いたとして、強制性交の容疑で逮捕されます。このときの保釈金は500万円でした。人気俳優の一連の事件には多くのファンが驚きました。

ASKAは、チャゲと共にCHAGE and ASKAとしてかずかずのヒット曲を送り出し、日本の音楽シーンに大きな影響を与えてきたシンガーソングライターです。そんなASKAは、2014年5月17日、警視庁組織犯罪対策第五課に覚せい剤取締法違反(所持)の容疑で逮捕され、5月27日、覚せい剤取締法違反(使用)と麻薬取締法違反(使用)容疑で再逮捕、6月17日、覚せい剤取締法違反(所持)と麻薬取締法違反(所持)容疑で再逮捕されました。このときの保釈金は700万円で、少ないのでは？という意見も多く寄せられました。

押尾学は、歌手、俳優として活躍し、人気女優の矢田亜紀子と結婚していたことで知られています。2009年（平成21年）8月2日に六本木ヒルズの高層マンションの一室で、愛人の銀座ホステスと共に合成麻薬MDMAを服用。容態が急変したホステスを放置し、保身のため救急車も呼ばず死に至らしめた保護責任者遺棄致死罪と麻薬取締法違反で逮捕され、ファンに大きな衝撃を与えました。この時の保釈金は1000万円でした。押尾学は有罪を不服として最高裁まで上告しましたが、実刑が確定、マスコミなどを含め多くの国民から反省の色がないと批判を浴びました。

羽賀研二は、『森田一義アワー 笑っていいとも!』『邦子がタッチ』『面白アニメランド』など数多くのテレビ番組で活躍したタレントで、『鞍馬天狗』『八代将軍吉宗』『北条時宗』『嫌われ松子の一生』などのドラマにも出演し、俳優としても活動していました。そんな羽賀研二は、2007年6月、未公開株を元値を隠して高値で売り付けて債務を逃れようとした容疑で、渡辺二郎らとともに逮捕され、詐欺・恐喝未遂の罪で起訴されました。この時の保釈金は2000万円と報道されています。意外に金額が高かったと評価されています。

trf、globe、安室奈美恵など数々のプロデュースを行い、1990年代に小室ブームを巻き起こした小室哲哉ですが、2008年11月4日、著作権が自分にないにもかかわらず、あると見せかけた楽曲を5億円で売却したとして、詐欺容疑で逮捕されます。小室哲哉は保釈申請を行い、保釈金3000万円で保釈されました。

野村沙知代は、元プロ野球選手・プロ野球監督の野村克也の妻で、「サッチー」の愛称で親しまれ、テレビなど多数のメディアに登場し、タレントとして活躍してきました。克也が阪神タイガースの監督を務めていた2001年3月12日から15日にかけて、東京国税局が阪神球団に、沙知代の脱税に関しての立入調査を行ったことで、沙知代の脱税疑惑が取沙汰され、12月5日、沙知代は約5億6,800万円の所得を隠し、法人税と所得税あわせて2億1,300万円を脱税したとして、法人税法違反（脱税）などの疑いで東京地検特捜部に逮捕されます。野村沙知代の保釈請求に対して裁判所は5000万円の保釈保証金を決定しました。タレントの保釈金としてはトップレベルの保釈金でした。

鈴木宗男は、北海道開発庁長官（第66代）、沖縄開発庁長官（第35代）、内閣官房副長官（小渕内閣・小渕第1次改造内閣）などを歴任した有名な政治家で、日本の政治家の中でも特に、ロシアとの関係が深いことで有名です。しかし2002年6月、 帯広市の製材会社「やまりん」からのあっせん収賄容疑で逮捕、さらに8月、建設会社からの受託収賄容疑で再逮捕されます。2003年8月、保釈金5000万円を納付して保釈されました。

保釈された鈴木宗男は疲れも見せず、相変わらずの宗男節を披露しました。

堤義明は西武鉄道グループの元オーナーとして有名で、父は西武グループの基礎を一代で築き上げた堤康次郎です。そんな堤義明は2005年3月3日、西武鉄道株式に関する証券取引法違反（有価証券報告書の虚偽記載、インサイダー取引）の疑いで東京地検特捜部に逮捕され、日本中を驚かせました。この時の保釈請求に対する裁判所からの保釈金額は1億円でした。さすが西武グループのオーナーだけあって億単位の保釈金となりました。

江副浩正は、株式会社リクルートの創業者として知られる実業家で、1988年（昭和63年）、いわゆる「リクルート事件」が発覚し、1989年（平成元年）2月に贈賄容疑で逮捕され、贈賄罪で起訴されました。リクルート事件発覚後の1988年（昭和63年）8月には、自宅玄関に一発の銃弾が打ち込まれるなど、国内のさまざまな勢力にも影響を与えました。そんな江副浩正は保釈金2億円を納付して保釈されています。

田中角栄は、衆議院議員（16期）、郵政大臣（第12代）、大蔵大臣（第67・68・69代）、通商産業大臣（第33代）、内閣総理大臣（第64・65代）等を歴任した日本でも誰もがその名を知る政治家です。1976年2月、アメリカの航空機製造大手のロッキード社による主に同社の旅客機の受注をめぐって、明るみに出た世界的な大規模汚職事件により逮捕されます。その後保釈請求により保釈されますが、その時の保釈金は2億円だったと報道されています。