芥川龍之介の作品おすすめランキング20選~人気の小説と口コミ【2024最新版】
「芥川賞」という文学賞に名前が残り、学校の教科書にも採用されていることから非常に認知度の高い文豪である芥川龍之介。今回は芥川龍之介が残した150編ほどの小説の中から人気おすすめ作品をランキング形式でご紹介しています。読みやすい作品も多いので、本を読むのが苦手な方にもおすすめですよ。
スポンサードリンク少年が憧れのトロッコに乗ったときの、ワクワクする気持ち
でもよく見知った人のいない中、遠くに行けば行くほど、不安になる
空が暗くなり夜になると、もう帰れないんじゃないかと不安でいっぱい
必死で必死で一人、家族のいる場所に戻ってきて、そしてほっとしてわっと泣き出してしまう気持ち
どれも、誰もが子どもの時に感じたことのある気持ちではないでしょうか?
これらの気持ちの移り変わりが、自然や情景の描写によって、実に巧みに描き出されています。
でもこの物語は「子どものときの思い出」に留まりません。
ラストの文章で、幼い子どものときの気持ちを懐かしく思い返していた読者に、はっと「今の生活や状況」を突きつけます。
最初から最後まで読み通して、是非この余韻を味わってほしいです。
0円
昔ばなしの「猿蟹合戦」その後を語っている。まるでおふざけのようだが、真面目臭く創作しているところが面白い。
昔ばなしでは、蟹の握り飯を奪った猿が蟹に仇を取られて終わる。ところが芥川は、その後について、きちんと契約書を取り交わしていないので猿に責任はないとか、蟹の好意は殺人罪にあたるなどと屁理屈を並べて猿を弁護している。正式に裁判をして、主犯の蟹を死刑にし、他の共犯者である臼や蜂などは無期懲役になったという。
芥川には、世間が皆蟹の味方なのと、ありきたりの仇討ちが面白くないのだろうが、ほとんどの読者からは受け入れられないだろうと思う。
1,760円
彼女が小さい頃に読んで、絵が印象に残っていて思春期になって突然「あの本を手元に置きたい」と。確かに。怖い絵だけれども色が美しく、とても惹きつけられます。
524円
表題になっている『舞踏会』と『蜜柑』が名作なのはいうまでもない。そして『路上』は有名でないが面白かった。これは明らかに『三四郎』の真似である。しかしさすがに芥川だけあって文章がうまく、『三四郎』を読んでいても飽きないのだ。
芥川龍之介作品の人気おすすめランキングTOP10~6
0円
中学生の時に芋粥を習いましたが当時はよく理解出来なかった。
容姿と性格のことで周囲の人間から冷たくされ、孤独で寂しい心を芋粥を飽きるほど食べるという憧れを持つことで守っていたんじゃないかとおもいました。
その憧れがいざ叶うという時、心の支えにしていたものが崩れるのを感じたんじゃないでしょうか。
それは芋粥の話に限ったことでなく現代にも普通にあるとおもいます。
願わくば、芋粥ではなく彼の心に寄り添ってくれるような人が現れます様に。
0円
支那は上海でのこと。インド人の婆が占いを生業にしていた。占いの仕方は、拉致した少女にアグニの神を降臨させ、お告げを聞くというものだ。その夜もアメリカ人の依頼で夜中の12時にアグニの神を恵蓮(えれん)という少女に降ろしてお告げを聞こうとしていた。
実はこの少女は香港の日本領事の娘妙子であり、インド人に拉致されたらしいという情報も得ている。
妙子はインド人婆に魔法にかけられたと見せかけて逃げ出す算段をしていたが、魔法から逃げることは出来なかった。ところが妙子に降りたアグニの神はインド人婆の悪事を見抜き、婆を罰した。そして救出に来た書生の遠藤と脱出に成功するのだった。
最初に出てくるアメリカ人の占いの依頼は、日米はいつ開戦するかを占って欲しいというものだった。彼はビジネスマンだから、戦争の時期がわかれば大儲けが出来ると企んでいる。
次の訪問者は妙子を探しに来た書生の遠藤で、既にインド人は拉致されこの付近に居るとの確信を持ってやってきた。婆にピストルを向けて妙子を出せと迫るが、逆に婆に魔法で追い返されてしまう。声で遠藤が来たことを知った妙子は窓から書き付けの紙を投下し、遠藤に連絡を取る。そして脱出を計画するのだ。
相変わらず短いながらも、物語は起承転結していて読み応えがある。こういうストーリーを書くと芥川の真骨頂が発揮されるのだろう。
0円
とにかく長い。なかなか読み切れなかった。面白い話もあれば、つまらない話もある。
407円
芥川龍之介の作品はくらいという印象があって、読むことを避けていましたが、所属する推理小説研究会の解題作として、推理物ではないが、教養として読むということになり、久し振りに芥川作品を読みました。中学か高校時代に感じていたとは別の感想を持ちました。今後は芥川作品にも目を配ります。
473円
この著作を「神経衰弱だから評価しない」と語ったのは、三島由紀夫。
私もそう思いつつもこの著作を読むと「助けてください。」と思います。
理屈ではなく芥川氏は或る「知性」の傷みが表現されている。
芥川龍之介作品の人気おすすめランキングTOP5~1
928円
やはり傑作であります。人生が嫌になるようなまえに、なったときに、一読することにしている一編。50年経って再読し、深い寓意を感じ取れ作品の価値を再評価できました。現代人に共通する話であり龍之介自身が綴った世界観は妙に重なり面白い。
462円
歯車を読みたくて購入したが、心が病んでいる人の内面を克明に、芸術として表現できるのはさすがだと思う。狂気のつらさ、不条理さ、やるせなさがじわじわと実感できて、しかも硬質な、乾いた文章が美しい。
407円
とあるコラムを読んでいた時に、まるで羅生門の下人のようだと記述があった。
さて、どんな話だったか記憶を巡らすが思い出せない。でアマゾンで購入した次第。
人間って本当に!というお話でした。私も何かを振りかざして生きているに違いない。
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