
村上龍の作品おすすめランキング20選と口コミ&選び方【2025最新版】
村上龍さんは麻薬とセックスに溺れる若者を描いた作品「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、及び芥川龍之介賞を受賞した鮮烈な小説家です。今回は村上龍さんの作品の人気おすすめランキングを口コミとともにご紹介し、さらに村上龍さんの作品を選ぶ際の選び方について解説していきたいと思います。
村上龍作品の選び方のポイント3点
村上龍さんは革新的な表現手法をチャレンジする小説家で衝撃的な作品を世に送り出すことで知られています。また、物事の本質に迫るエッセイも執筆し、こちらも話題になっています。ここではそんな村上龍さんの作品の選び方について詳しく見ていきましょう。
ポイント1.ジャンルで選ぶ
村上龍さんが執筆されている作品は小説以外にも幅広く展開されています。始めて村上龍さんの作品を読む、という方はまずジャンルから選んでみましょう。
ポイント2.文学賞受賞作品を選ぶ
村上龍さんは多くの文学賞を受賞している作家です。これは一般読者だけではなく、文壇からの評価が高いということで多くの人たちの心を掴む作家ということになり、受賞している作品であれば間違いないと言えます。確実な作品を読みたいのであればぜひ受賞作から選んでみてください。
ポイント3.映像化された作品から選ぶ
村上龍さんの作品は映画やドラマなどで映像化されている作品が多くあります。そこで見たこのある映像作品の原作から読んでみるというのもおすすめの方法です。また、映像化されている作品の中には村上龍さん自身がメガホンをとっている作品もあるので、映像化されている作品をまず見てから、と考えている方はそれらの作品を選んでみてはいかがでしょうか。
村上龍作品の人気おすすめランキングTOP20~16
503円
『タナトス』というタイトルに惹かれて読んでみたわけですが、
それと関係しながらもところどころに人が存在するための鋭い忠告が埋め込まれている作品だと思います。
他人がトラウマにひきづられて生きていくことの不可解さというか、
他人である私では入り込めない限界のつらさと
心の中に浸透してくる共感を同時に感じたりしました。
村上龍氏の作品を読むのは、3作目ですがクドイくらい
鮮明な表現力に驚くばかりです。
814円
快楽ビジネスに生きる主人公ケンジ、一見冷徹で残忍な男にみえた
ケンジだが実は寂しい影といつもともに暮らしてる。
過去に残した深い闇と女性達、わかりにくいストーリーであるが、
不思議な読後感を覚える作品である。
628円
引きこもり、家庭内暴力、リストラ、自殺、離婚、自立などのいまや身近ともいえる題材を扱っている。精神科医療関係者や法曹関係者、専門技術者への取材がされた上で、小説家としての作者の卓越した能力が発揮されている。細かくリアルな描写が、問題の正確な把握や解決への道のりを示していると思う。ただ、すでに文庫版が出ているので、そちらを買ったほうがお得。
586円
ウエハラ君の事件を通して、様々な着眼点と恐ろしいまでに緻密な心理描写を読者に提供してくれるという意味で、同時期に出版された「希望の国~」よりも私はこっちの方が好きです。
特に興味深かった点として、「女」が見せてくれる生々しい戦争の映像、防空壕関連の記述、分けのわからない最後の長い手紙、「光の帯」等です。
主人公の行動になぜか不思議な共感を覚えてしまう私も、実は潜在的な引きこもりなのかもしれません。
545円
村上思想の中でも核となる概念が語られる、非常に重要な一冊だ。
進化と、「階級」と、自由について、精神の限界に近いところまで踏み込んで、しかも極めて厳密に、そして妬けるくらい闊達に、書けている。ある人々にとっては、救いとなりうる本だろう。
バリアという概念。ガイドという概念。進化の促進因子としての『逃亡力』というコトバ。村上龍の小説の中でもあまり見慣れない言葉が、きらめきワードとして紙面から跳び出し、あなたのために嵐の舞いを舞う。
生きること、ただ生きること、それに飽きてきたなら、読むべし。
ワレワレは、いま、海に飽きた魚たちが陸地を探したように、新しい棲息地を探し始めた。私見ではそれは次元の彼方にある。想像力を駆使しなければたどり着けないような場所。
村上龍さんを語る上で長編小説は欠かすことができません。詩的で官能的な雰囲気を持つ村上龍さんの小説は独自の世界観が確立されており高い評価を得ています。圧倒的な文章力で綴られる小説はぐいぐいと読むことができるので普段小説を読まない方や読書の時間が取れない方にもおすすめです。