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都会育ちではなく小中と非リアだった人には、すごく共感できる、気持ちがわかる小説だと思う。

ロードサイド育ちで小中とクラスにあまり馴染めなかった私は、この小説を読んで、自分のいままでの人生における選択を許されたような気がした。

13位:恋人 (幻冬舎アウトロー文庫) 文庫 – 2010/6/1 松崎 詩織  (著)

755円

官能小説ではありますが、極上の恋愛小説でもあるのがこの「恋人」です。官能小説らしい描写を上手く作用させることで物語をより効果的に見せています。内容としては妻子ある中年男と恋人がいる若い女の淫靡ながらも純粋な愛を描いたもので、禁断の愛というテーマが好みの方におすすめのものになっています。よく練られた美しい文章が、官能シーンを非常に効果的に見せている点もおすすめポイントです。
浮気をしている他人ってどんな気持ちで生活してるんだろう。そう言う思いからこの小説を読みました。
駄目だと分かっていても止められない想い。同時に二人の男性を愛してしまった苦しみ等が細かく書いてあり、とても新鮮でしたしドキドキしました。
二人の初めてのマグワイのシーンは圧巻です!とてもドキドキして、ハラハラして、そして切ない気持ちを教えてくれたこの本に感謝!!

12位:花伽藍 (角川文庫) 文庫 – 2010/5/22 中山 可穂  (著)

616円

「花伽藍」は結婚という型におさまることができない女性同士の恋愛をテーマに5つの短編を収録した作品です。自由恋愛は認められながらも、結婚という形式を認められない同性の恋愛における孤独が切ないほどに鮮やかに描かれています。近年何かと話題になるLGBTへ理解を深めたい、という方は手に取ってみてはいかがでしょうか。また、官能小説というよりも切ない恋の物語という雰囲気なので、恋愛小説が好きな方にもおすすめの1冊です。
 私はこの短編集が大好きなので、作品の魅力をできるだけわかりやすく伝えたいと思うのですが、すべての人がこの作品を読んで面白いと思うかというと、それは違います。残念だけど、それはしょうがない。
 すべての短編に女性同性愛者が出てくるし、彼女たちの選択は登場人物たちや世間には少しも祝福されない。読後感がいいかというと、良くない。だって彼女たちはおそらく「不幸」になっている。
 中山さんの作品を読むと、その感情のあまりの深さに息苦しくなる。愛情とかそんな穏やかな言葉で片付けられる感情なんだろうか。嘘を許さない、ずっと刃をつきつけられているような、そんな気持ちになる。
 感情の奔流の最後の最後で、この本の中に納められている「燦雨」のような結末で終わるなら、それはまぎれもない幸せなんじゃないだろうか。冬の寒い明け方あたりに読むのがお勧めです。

11位:ダブリン・ストリートの恋人たち(上) (ベルベット文庫) Kindle版 サマンサ・ヤング (著), 金井真弓 (翻訳)

692円

家族を亡くし、母の故郷であるスコットランドで小説家を目指して一軒家を借りた18歳のジョスリンが一軒家のオーナーであるブレイデンと出会い、3ヶ月のセックスフレンドから関係をスタートさせる物語が「ダブリン・ストリートの恋人たち」です。過去にとらわれ心が開けないジョスリンと全てを受け入れようとするブレイデンの物語は官能小説の枠を超え、極上の恋愛小説として読む人に幸福感を与えてくれます。
ヒロインが好きです。
続きが気になる…
初めての作家さんでしたが、買って正解。

官能小説人気おすすめランキングTOP10~6

10位:五人のしたがり未亡人: 女社長、兄嫁、女上司、女家庭教師、義母 (フランス書院文庫) 文庫 – 2018/9/25 神瀬 知巳  (著)

713円

「五人のしたがり未亡人: 女社長、兄嫁、女上司、女家庭教師、義母」はその名のとおり夫に先立たれた女社長、兄嫁、女上司、女家庭教師、義母をテーマにした官能小説です。女性の年齢層は広く、20代から40代まで登場するので読者も幅広い年代に適していると言えます。短編集ではありますが総ページ数としては300ページを超えるので読み応えも抜群。王道の官能小説を楽しめる1冊です。
基本濡れ場のオンパレードの猥文ポルノは好まない。よって近年の院フランス書院はスルーしているが、神瀬知己と山口陽だけは、このんで読んでいる。他の作家に比して圧倒的に奥行が違う。文章の練り方が違う。ヒロインの心情が見えるのだ。
この短編でも五人の未亡人がすべて異なる味覚に仕立て上げられている。4作が「特選小説」に既掲載されたものだが、たぶん一編一編読むよりは、5作並んでいた方が楽しめるように思う。
そう、短編集というのも嫌フランス派にとってもありがたい。作品がシェイプアップされているので、あの黒本特有のだらだら感がないのだ。反復してなんども読める(抜ける)。最高だった。こういう作家、もっと出してくれないものか。90年代のフランスには物語性の強い作家がたくさんいたのだが。

9位:10分間の官能小説集 (講談社文庫) 文庫 – 2012/6/15 小説現代 (編集), 石田 衣良  (著), 睦月 影郎 (著), 小手鞠 るい  (著), 南 綾子 (著), 阿部 牧郎 (著), あさの あつこ (著), 三田 完 (著), 岩井 志麻子 (著), 前川 麻子 (著), 勝目 梓 (著)

638円

「10分間の官能小説集」は名だたる人気作家10名による「10分で読める」短編を収録した官能小説アンソロジーです。1つの話につき10分程度で読了するので、気軽に読むことができます。しかし、10分で読める内容といえども物語はしっかりと構築されているのはさすがに人気作家の力量。初めて官能小説を読む方にもおすすめの作品です。
面白かったです。こういうジャンルもあるんだとパートナーと楽しく読みました。

8位:田沼淳一スペシャル 相姦獣夜 (フランス書院文庫) Kindle版 田沼 淳一  (著)

770円

人気官能小説家田沼淳一さんによる圧倒的な官能描写が魅力の1冊。5つの短編で構成された作品で比較的気軽に読めるのが特徴です。初めて官能小説を読む、という方でも読みやすいのではないでしょうか。テーマは近親相姦。重いテーマに感じられるかもしれませんが、快楽の底へと堕ちていく様が美しく描かれているので嫌悪感を抱きにくい内容になっています。
収録されているのは以下の五編。
1)こわれゆく姉 虐げられていた下僕弟が生意気姉に淫らな逆襲。
2)嫉妬される母 父親の再婚相手とその息子に相姦を強いる小悪魔少女。
3)小悪魔な妹  実の兄に未熟な体に快楽を刻まれ専用ペットになるロリ妹。
4)再会した従姉 憧れの従姉に誘惑される主人公、さらに同級生の恋人と両手に花に。
5)若叔母・美保 愛さえあれば年の差なんてっ!若叔母と高校生のずぶずぶで幸せすぎる関係。
 このうち2)が「母【HAHA】」より、5)が「叔母【OBA】」よりの再録。やつがれのオキニは1)かな。
 特に書き下ろしの三篇はコレまでの田沼作品にはちょっとなかったシチュエーションやキャラクターで楽しめると思うヨ。
 田沼選手の短編は「七匹の牝 人妻レイプ&レイプ」収録のが最初だったんだけど、コレは無理に尺を縮めたみたいな印象でなんかモノ足んなかったんだよね。で、短編向いてないんかと思って敬遠してたんだけど、なんか好評価のレビュー見て読んでみることにしたのよ。そしたらコレが大当たり。本書収録の作品はどれも高密度でサクっと楽しめる良作揃い。もちろん田沼作品の醍醐味である、イカせて、さらにイカせて、もっともっとイカせちゃう怒涛のアクメ描写は健在。
 感覚描写主体の田沼選手ななので、心理的な機微を重視する向きには尺が短いのもあってちょっと不満はあるかもしんない。でも、この圧倒的な官能描写こそはまぎれもなく官能小説の王道なワケで、これを五つ★としないでどーするよ。

7位:指人形 (講談社文庫) 文庫 – 2015/5/15 花房 観音  (著)

649円

人気女流作家花房観音さんによる女の欲望が昇華する官能短編集が「指人形」です。美しい女装男との倒錯性を描いた作品などを収録しており、普通の官能小説では味わえない独特の背徳感を味わうことができます。花房観音さんだからこそ描ける女性のエロスを堪能できる1冊になっています。
七つの中でも「おばけ」という話が好きでした。
官能的でありながらも読み終わる直前のどんでん返しがどの短編も面白い。

帯に書いてある「どうぞ是非一度、道を踏み外して見ませんか。」という一言、まさにこの物語を言い得て妙と言えるでしょう。

6位:愛妻日記 (講談社文庫) 文庫 – 2007/4/13 重松 清  (著)

638円

直木賞受賞作家として高い知名度と人気を誇る重松清さんが歪んだ性愛を丁寧に丁寧に描いた話題作が「愛妻日記」です。匿名の官能小説として発表し、話題になった表題作のほか、夫の歪んだ情欲をじっくりと描いた6編が収録されています。重松清さんによる初めてのインモラル小説として、普段官能小説を読まない方にもおすすめです。
重松清は、雑誌ライターとしてふつうに生きる人々の人間模様を取材し、書きつづることで糊口をしのぐ時代があったという。そんな経験がベースになっているのであろうか、この小説は日常の中にあって、常識的に育てられ、生きているオトナの男が、性的空想の中で非日常の世界をちょっとだけ冒険してみたい、という空想がモチーフになっている。ソフトSMや素人ヌード画像のネット上投稿などが、時代の空気として密やかに見られることとリンクしているのではないか。読み終わり、夫婦の間で性を愉しむ、ということがオープンに語りあえる関係を維持する、ということも大事なのだな、と我が身をふりかえり思った次第。

官能小説人気おすすめランキングTOP5~1

5位:よるのふくらみ (新潮文庫) 文庫 – 2016/9/28 窪 美澄  (著)

605円

兄弟で同じ女性を好きになってしまい、そんな二人の間で揺れる女性の三角関係を描いているのが「よるのふくらみ」です。兄佳祐の彼女であるみひろはセックスレスに悩む保育士の女性。そんな悩みを抱える彼女の前に現れるのが恋人の弟であり、ずっとみひろに思いを寄せていた裕太。恋人と上手くいっていない時の心の隙間を埋めてくれる存在に揺れる女心や男側の感情を丁寧に描いた作品になっています。
とてもおもしろく一気読みでした!

三者三様の考えがあり
自分の中の闇と戦うところは
人間味があり読む手が止まりませんでした。

4位:どうしようもない恋の唄 (祥伝社文庫 く 16-7) 文庫 – 2009/12/14 草凪 優  (著)

660円

命を懸けた恋は映画や小説など物語のテーマとしてしばしば扱われます。しかし、実際に体験したことのある方は少ないでしょう。この「どうしようもない恋の唄」はそんな命懸けの恋をテーマにした作品です。どうしようもない男女が最後に見出す奇跡のような愛に感動間違いなしの名作です。
シナリオ指南本片手に検証しながら読んでみました。一人の人物がいくつもの役割をこなしたり、結構複雑なのに読みやすいです。
このシーンのこのキャラクターたちは今”取引”をしていて、キャラクターAとBは師弟関係でライバルで仲間である意味敵でもあるみたいにとても面白く読めます。
新鮮な体験でした。
官能小説もエンタメから外れていない事が[当たり前ですが)世界を見る目が変わります。

3位:花祀り (幻冬舎文庫) 文庫 – 2013/2/7 花房 観音  (著)

628円

第一回団鬼六大賞を受賞したのが花房観音さんの「花祀り」です。京菓子という匂やかなテーマを掲げ、男女の絡み合う性を美しく描いています。主人公の女性を一人前の和菓職人にするために複数の男と関係を結ばせる男。官能的な描写は非常に繊細で甘く描かれます。官能小説を読んだことがない方にこそ読んで欲しい1冊です。
妖しい性の乱舞もよいですが、私は圧倒的に、日本を動かすほど業の深い人々の末路に興味があります。男と女の間には、直接間接問わず、交わりが深くなるごとにしがらみも増えていき、綺麗事ではすまない欲望も育っていくと思うのです。一般人の思いなら現実的には何の力も及ぼさないでしょうが、陰なり日向なり日本を動かすほどの人々の欲望、そして、彼らに見出だされるほどの女たちの欲望の強さはいかばかりか、考えるだけで震えが走ります。本書の登場人物である美乃も、欲しいものを手に入れるために手段を選ばぬほど、また、のしあがることに何のためらいもないほどに強欲な女として描かれていて、そしてその思いの強さに呼応するかのように望みを叶えていく。歴史の強者たちの栄枯盛衰は、表面上は力の原理によるように見えて、実は、男と女の、欲望の食い合い殺し合いによるのかもしれませんよ?。。。
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