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13位:哲学と宗教全史 単行本 – 2019/8/8 出口 治明  (著)

2,592円

ライフネット生命の創始者で現在は立命館アジア太平洋大学学長という経歴を持つ出口 治明さんによる、哲学と宗教をまとめた1冊が「哲学と宗教全史」です。哲学と宗教は人類の成り立ちを知る上で切り離すことのできない大きな要素です。そこで哲学と宗教の流れを大まかにでも掴むことにより人類の根底を探ることができます。学問として哲学を学びたい方におすすめの書籍です。
日本人は外国人に比べて、歴史、哲学、宗教、美術などのリベラルアーツが相対的に苦手とされる。本書は読書家として有名な筆者が、学生時代から読み、肚落ちした哲学や宗教の歴史についてまとめたものであるが、一冊にまとめる為に、枝葉の部分を(大胆に)削ぎ落し、歴史の幹の部分のみを残している為、その大きな潮流を掴むには最適な分量であり、興味を持った箇所については推薦図書でドリルダウン出来る構成となっている。

日本のお盆の行事の根源はゾロアスター教に行き着くかもしれないこと、BC500年前後に知の爆発が世界規模で起こった頃に中国やギリシャ、インドで著名な哲人が生まれていること、インドで牛が「聖獣」となったのは、バラモン教下の牛の殺生に対する仏教とジャイナ教の教えがあり、その後、バラモン教がインドの宗教観を採り入れてヒンドゥー教となった為であること、ユダヤ人のディアスポラが始まったのは、「バビロン捕囚」を原因とするも、祭司階級以外の人達は自発的にエルサレムに帰ろうとしなかった為であること、イスラムがギリシャ哲学を継承し、発展させたことなど、歴史の教科書だけでは学べない内容も盛り込まれており、とても興味深い。

12位:これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 文庫 – 2011/11/25 マイケル サンデル (著), Michael J. Sandel (原著), 鬼澤 忍 (翻訳)

972円

「1人を殺せば5人が助かる。あなたはその1人を殺すべきか」正解のない究極の難問に挑み続けるハーバード大学の人気哲学講師が贈る哲学本が「これからの「正義」の話をしよう」です。現代を覆う苦難の根本にはつねに「正義」めぐる哲学の問題が潜んでいるという観点から哲学を突き詰めており、非常に有益な1冊になっています。
ハーバードで長年政治哲学を教え、ハーバード熱血教室でも一躍有名になったサンデル氏の代表作です。本書の冒頭に書かれていますが、正義を議論するには3つのアプローチがある。それは福祉(効用)、自由、道徳である。冒頭ではどれが良い、悪いというような結論は示さず、まさにハーバード流ケースメソッドではありませんが、読者の頭を柔らかくし、視野を広くすることを目指している、という印象を強く感じました。そして最後の方で、ようやくサンデル氏の持論として、「道徳」の大事さ、別の言葉で言えば「連帯的な責任」の重要性を説くわけですが、個人的には説得力があったと思いますし、この展開は納得性がありました。

サンデル氏というとコミュニタリアン(共同体主義者)というようなレッテルを貼られていることが多いかと思いますが、本書でも述べられているように、本人としては当惑しているとのこと。コミュニタリアンという呼び名は間違ってはいないのでしょうが、おそらく彼が最も主張したいのは「連帯的な責任」の重要性でしょう。これは日本人にはわかりやすい主張かと思います。個人主義や自由信奉主義がゆきすぎた結果が、今の米国社会の危機(市民的生活の崩壊)だというのは納得できました。またサンデル氏が述べているように、唯一の正解などないし、合意に至ることもないかもしれないが、それでも議論をすること、公共的言説の質を高めていくことが重要だという点は深く共感しました。

11位:働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える 単行本(ソフトカバー) – 2018/3/25 村山 昇  (著), 若田 紗希 (イラスト)

2,808円

新社会人から40代以上の社会人まで、自分が働いていることを客観的にとらえることで今後の人生をどうしたいのかという思考へと促してくれるのが「働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える」です。哲学を有益に活かし、仕事観を養うのに役立つ本になっています。また、イラストが豊富なので視覚的に非常に分かりやすく、忙しい方でも手軽に読み進めることができます。
プロのグラフィックデザイナーの視点から見てイラストやデザインがとにかく秀逸、ハイクオリティー。
文章もレイアウトも読みやすく、読む気にさせます。

これから働くことを考えていく子供達に親や先生が使って、一緒に「働く」を考えていく科目があってもいいと感じました。

バイトやインターンシップで「働く」を体験し始めた高校生、大学生、就職活動生にも良いし、

働き始めた、新社会人、10、20、30年の社会人ベテランの人にも、自分が働いていることを客観的に見て、かつ、今後の人生をどうしたいのか、思考を促してくれる良本。

他人にもアドバイスする立場になるであろう社会人の先輩の立場にいる方は、これを使ってじっくり相手に働くの深い意味を考えるキッカケを与えることもできるでしょう。

哲学本人気おすすめランキングTOP10~6

10位:武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 単行本 – 2018/5/18 山口 周  (著)

1,728円

哲学を上手くビジネスに応用していきたい方におすすめなのが「武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50」です。現役経営コンサルタントの作者が目の前のものごとを哲学、心理学、経営学のコンセプトに当てはめてビジネスの修羅場をくぐり抜けてきた手法を教えてくれます。哲学を実用的ではない、と考えている方であってもこの本を読むことできっと考えが変わることでしょう。
著者の前書「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」を気に入り、この本も手に取ってみました。昨今は業界の変化が激しく、今までの知識がすぐ陳腐化します。(1年で15%の知識が古くなるだったかな?)このような現状、哲学という不変の理論は大いに学ぶ意味があります。特に参考になったのは以下の3点です。

・人間の欲求が先行し、テクノロジーがその達成のために発明・利用される
・真の悪とはシステムを無批判に受け入れること
・長期的な人間関係構築において、「普段はいい人だけどやられたらやり返す人」が最高の戦略

9位:あした死ぬかもよ? 単行本(ソフトカバー) – 2012/12/26 ひすいこたろう  (著)

1,296円

思わず「え?」と聞き返したくなるようなタイトルが特徴的な「あした死ぬかもよ?」は「生」を輝かせるための思考を伝授してくれる1冊。人が死ぬのは分かっていても人間は自分だけは死なないと思いがちなものです。その慢心に哲学的思想を入れることで「いつ最後の日が来ても後悔はない」と言える人生の歩み方を知ることができます。
死を見つめることで生が際立つ。明日死ぬと思うと今すべきことが見えてくる。
「今を生きる」というのはよく聞くし、自分も座右の銘にしていたが、最近は「明日死ぬ」の方がさらに強烈で気に入っている。
教育にも「死」の授業はバンバン入れていくべき。

8位:14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト 単行本 – 2015/7/27 飲茶  (著)

1,620円

労働社会のカーチャンと労働社会から逃げたニートのタカシの会話から労働者会を否定的に捉えず、働くことの根本的な意味を知ることが出来るのが「14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト」です。14歳とありますが、どの年代でも受け入れることのできる内容になっているのでこれから哲学を知りたい方にもぴったりの1冊です。
これほどわかりやすく、哲学の歴史を説明してくれる本はあっただろうか。
少し砕けた言い方で解説しているが、いわゆる中2病的な考えが哲学を発展させてきた。
本当はどうなん?それってどういうこと?
哲学を突き詰めていくのが楽しくなる1冊。

7位:14歳の君へ―どう考えどう生きるか 単行本 – 2006/12/23 池田 晶子  (著)

1,234円

より気軽に哲学の思想を知りたいという方におすすめなのが「14歳の君へ―どう考えどう生きるか」です。エッセイテイストで誰もが手軽に読めるだけでなく、非常に分かりやすいので日常生活に置き換えながら読むことができます。もちろん全ての年代におすすめですが、これから自分で決断していかなければならない14歳にとって非常に意味ある書籍になっています。
どう考え、どう生きるか。池田さんの主張は明解である。時間は無い、存在の不思議、自分は脳・身体ではない、その不思議の意味を考えることができる。古今の先哲も、時間の不在、不二一元論などでほぼ同じことを言っている(時間は、ものの運動を記述するツール、身体が自分は、食べたり飲んだり、痛みだったりの物理的な思い込み)。ただし、池田さんは自ら考えることで書いており、その稀有な存在も不思議といえる。

6位:ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙 単行本 – 1995/6/1

2,621円

小説感覚で読める作品で、哲学を時代ごとに分かりやすく解説しているのが「ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙」です。それぞれの時代ごとに最も扱われた哲学テーマをリンクしているので、哲学を学問として知りたい方にもおすすめなだけなく、哲学とはなにか、という疑問を持っている方でもその答えを得るためのヒントになってくれます。
哲学書は読むときに、注釈に行ったり来たりして考えながら読むので、しおりが二つはいるものだが、この本はその点読みやすい。時間の流れも感じながら旅して学べるので面白いですよ。休日には良い文章を読んで安全で有意義な旅に出るのが最高だね。

哲学本人気おすすめランキングTOP5~1

5位:自分で考える練習 毎日の悩みを解決できる「哲学思考」 単行本 – 2017/3/2 平原 卓 (著)

1,404円

哲学の本質的な部分として「自分で考える」ための練習を行うことができるのが自分で考える練習 毎日の悩みを解決できる「哲学思考」」です。自分で考えるために必要な本質直感は差異の相互承認の感度を高めることで作り出されていくもので、他人の意見と時にぶつかることも自分で考えるために必要なプロセスであると教えてくれます。
ジャケットの女子高生と表題に惹かれ、不意に手にとり読み始めた馬鹿です。
内容はとても簡潔にまとめられていました。中世哲学から近代哲学と広い範囲を説明しながらも、その時代に生まれるべくして考え出された哲学、その原理と哲学者のエピソード、そしてそこから今の私たちが参考にすべき「型」を分かりやすく説明しています。
また、表題にある通り日々の悩みを解決する方法を最後の章で学べますが、読むことで別の悩みが出て来ます。本末転倒感がありますが、そこがまたおもしろいです。
最後に、この本をひとことで述べると「哲学の入門にちょうどいい本」だと感じました。なお、私は他の哲学書を知りませんので悪しからず。

4位:「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 日本縮約版 単行本(ソフトカバー) – 2018/10/5

1,998円

「死」は宗教思想でしばしば取り上げられるものですが、この本は哲学的な「死」の意味を突き詰めて考えるための1冊です。死後に自己は心材するのか、そもそも「私」とは、死後の世界とは、というように非常に哲学的な内容ながらも理解の及ぶ範囲で説かれるので初心者の方でも分かりやすく哲学思想に触れることができます。
宗教については語らないと言う立ち位置で、科学と合理でしつこく煮詰めて行くスタイルはわたしには合ってる
くどいとか面倒だと思う人も多いだろうが、死について考えるのに、焦って斜め読みする必要は無い

彼の考え方は、リチャードドーキンスの利己的な遺伝子、や 神は妄想である に賛同する私とは考えは近い
また、自己の同一性については、生物学者福井伸一の主張にも影響を受けてたので、わかりやすい

丁寧に、もう一度系統だって考え直すのは良いチャンスです、今は下線を引きながら読んでます、読み終わったらメモを取って考えたいなあと思わせる名著

前半をカットしていることに対しては、フォローもされてるし、あまり違和感は無い

3位:嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 単行本(ソフトカバー) – 2013/12/13 岸見 一郎  (著), 古賀 史健  (著)

1,620円

自己啓発的に哲学思想をしることができるのが「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え」です。世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学会の三大巨匠ながらも日本国内では知名度が低いアルフレッド・アドラーの教えを哲学者と青年の対話方式でわかりやすく解き明かしています。
本書を読む以前は、他者から嫌われるのを怖れる自分がいた。自分の言動に他者が反応するか気になって仕方がなかった。

しかし、課題の分離をすることで、自分がやるべきことをやった上で、それを他者がどう判断するかはコントロール不可能ということ、そしてコントロール不可能なものに囚われるのは人生の無駄であることに気づけた。他者は自分の期待を満たす為に生きている訳ではない、という言葉が頭に残っている。目的論、貢献感という点に関しても本書から得られた新しい気づきである。

今後は、他者の課題には踏み込まず、自分の課題にも他者を踏み込ませないことを決めた。他者は自分の期待を満たす為に生きている訳ではない。これは家族であっても恋人や友人であっても。自分も他者の期待を満たす生き方はしない。ここに気づかせてくれた良書である。

2位:ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 哲学 (21st Century Liberal Arts) 単行本 – 2018/6/15 小川 仁志  (著)

1,620円

新進気鋭の哲学者小川 仁志さんによる渾身の哲学ブックが「ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 哲学」です。哲学初心者が感じる「哲学とはなにか:「哲学者たちの考えとは」という疑問に対してしっかりとした答えを提示してくれるので哲学に初めて触れる方にも適しています。思考の幅を広げるのに役立つ書籍としておすすめです。
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