
筒井康隆の作品おすすめランキング20選と口コミ~人気の本を紹介【2025最新版】
日本三大SF作家と呼ばれ、様々なメディア展開もされている作家の筒井康隆さん。数多くの作品を世に出していますが、今回は筒井康隆作品の人気おすすめランキングを口コミとともにご紹介し、さらに筒井康隆作品を選ぶ際の選び方のポイントについて解説していきたいと思います。
筒井氏の本は時をかける少女と1~2冊程度しか読んだことがなかったのですが、本当に実験的で、常にチャレンジングな表現を探していたのだなぁと驚かされました。
他の小説の書き方の本とはやはり違い、教科書的な構成でなく、自他の小説の優れた点、良くない点を挙げており、副読本として最適だと思います。
特に作品の「凄み」の話、「だれ場」の入れ方と良いだれ場、反復がためになりました。
上質な小説の例を用いて書かれていて、モチベーションが上がりました。
1,188円
浅学非才な私如きのレビューだから、最低の印象批評にすらなっていないと思う。素人の読書感想文と思ってもらえば良い。カリカチュアされた大学教授達の俗物性と、至極分かり易く書かれているが文学批評理論の高尚さのギャップが凄まじく、20世紀に書かれたとは思えぬほど今読んでも破壊力がある。やはり筒井康隆は天才と言うよりないだろう。恐らく筒井康隆自身が受けた批評が如何に論理性の欠如したものであるか辛辣に批判しているものと思われ、ほとんど実名に近い形でやり込めている箇所も見られるが、当人が読んでもグウの音も出ないのではあるまいか。こんな狂人に近い天才作家はアンタッチャブルであり、実際筒井康隆はそういう扱いを受けて来ているように思う。
いやホントに自分でこんな感想文を書いててレベルの低さが恥ずかしくなって来る。この本を書いた筒井康隆は凄い。ただただ絶賛しておこう。
691円
パッケージに特に問題はなく、思っていた以上によい状態で届きました。
70年代から80年代にかけての筒井康隆作品・とりわけ短編はその発想・奇想が素晴らしく、日常生活から大宇宙までドタバタと騒がしく駆け抜けておりました。時にナンセンス、時にエロ、そして時に本格SF・・・。作品ごとに文体を変えるなどのトリッキーな作風は今なおパワフル。絶版にしてはイケナイ書籍がゴマンとあります。むしろ、筒井康隆を知らない若い世代にこのようなテーマ別短編集は読書会でもして強引に読ませるべきかも。てか読め(笑)。
802円
最初の章は、『世界から「あ」を引けば』であり、以後、この小説に「あ」の文字は現れない。この章で、筒井康隆を連想させる作家と評論家が登場して、”言葉が消え、その言葉が示していたものが世界から消える”ルールの設定がなされる。章が進むにつれて、どんどん言葉が消滅していく世界。第2部に入るときには、すでに28文字が消失している。そして、凄いことに、単に文字が消えていくことに汲々とした物語ではなく、文字が消えることに哀しみを感じる感動的な物語になっているのである。奇跡のような実験小説の傑作。
691円
最初の「日本以外全部沈没」は、「日本沈没」全巻4冊読んだ後の、「食後のデザート」というところ。
他の短編は、読んだ後にフッとタバコのドーナッツを口からポーンと出したくなるような作品。重すぎず、軽すぎず、仕事に疲れてチョット読んでみると気がまぎれる感じの出来。
何もかもがお手ごろって言う感じですね。
筒井康隆作品人気おすすめランキングTOP10~6
648円
SF短編集ですが、それぞれがまるで、現代を予知していたかのような内容で驚きます。
広告で煩わしい現在や、SNSの煩わしさや怖さなどをまるで予知していたようです。
昔の作品だけど今、読んでみると面白いと思います
853円
分かる人にはわかる、分からない人には全くわからない作品です。
時系列やエピソードが入り乱れながら、物語が進んでいきます。当時著者が親交のあった山下洋輔や坂田明などのフリージャズを小説で表現しようとした実験的作品でもあります。
登場人物(?)は文房具と鼬のみ。
モチーフは聖書の文体。
ジャズ好きでクリスチャンの私は楽しく読めました。
460円
”跳躍台なきわれらが永遠の助走、呼び出されることなきこの大いなる待機が、はたして何の役に立っているのか”直木賞選考を含む文壇の内幕を描いた小説として有名な本書は本来ならドロドロな暴露話になりそうな所、著者の毒の効いた喜劇的な描写で最後まで楽しく読む事ができる。
とはいえ、今風に言えば炎上をかなり意図的に仕掛けているであろう内容に、よくまあ当時、連載が続けられ、しかも後に映画化までされていた事に驚きを覚えずにはいられない。文庫表紙は著者の直筆からだとも言われてますが、いや、ここまでするとは。。
直木賞、あるいは文壇をテーマにした作品、あるいは悪意と私怨をエンタメ化した作品を探す誰かにオススメ。松本清張ファンにも、もしかして。
680円
20年以上前に一度読んだときは「ああそういうオチか」とさしたる驚きもなかったが、
そのかんじんなトリックをすっかり忘れていたこともあって久々に再読。
本編~解決編と読み続け、その種明かしを知った上で本編を再読すると、
そこには一度目とはまったく異なる物語世界が展開されることに驚嘆する。
まさに1冊で2冊分の面白さ、読者にはぜひ「二度読み」をお薦めする。
筒井康隆作品人気おすすめランキングTOP5~1
562円
ラゴスの旅が終わりに向かうにつれて(残りページが少なくなるにつれて)、もっと旅を見ていたいと思いました。スカシウマが好きでした。
1,512円
日本でノーベル文学賞をとるとしたら筒井先生であると子供のころから思っていました。
TV番組に出演している教授の姿に、舞台「弱法師」で拝見した筒井先生を重ねて読みました。
本作では読者に「お別れ」をおっしゃっているようで、もの悲しくなりましたが、「時をかける少女」を初めて読んだときのみずみずしい気持ちも思い出しました。
まだまだこれからも傑作をお願いいたします。
1,980円
名作「時をかける少女」から35年、筒井康隆さんが満を持して執筆したシリアスジュブナイルが「わたしのグランパ」です。刑務所からやってきた任気溢れるお祖父さんと中学生の孫娘が繰り広げる大活劇物語になっています。ジュブナイルだけあり、読みやすさにもこだわっているため、初めての方でも入り込みやすい作品です。登場人物が非常に魅力的に描かれているのもおすすめのポイントです。