最終話が42.2％を記録した大ヒットドラマ「半沢直樹」を手掛けた脚本家です。以降も「ルーズヴェルト・ゲーム」や「流星ワゴン」、「下町ロケット」、「陸王」など、池井戸潤や重松清の原作を実写化した、TBS系列の日曜劇場枠ドラマの脚本を担当しています。「家政夫のミタゾノ」の脚本を執筆しているのもまた八津さんです。

第22回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞後、「主に泣いてます」、「空飛ぶ広報室」、「掟上今日子の備忘録」、「重版出来!」、映画では『図書館戦争』、『俺物語！！』、『アイアムアヒーロー』などの脚本を執筆しています。「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」では、オリジナルストーリーによる連続ドラマを手掛けています。

「白鳥麗子でございます！」、TRFの「Survival dAnce 〜no no cry more〜」が主題歌だった「17才-at seventeen-」、Mr.Childrenの「Tomorrow never knows」が主題歌だった「若者のすべて」など、90年代前半のヒットソングをも生み出したドラマを手掛けました。その後、「ビーチボーイズ」、「最後から二番目の恋」などのほか、NHKの連続テレビ小説は「ちゅらさん」、「おひさま」、「ひよっこ」を手掛けています。

『BLACK OUT』にて、脚本家としてのデビューを果たしました。2010年の大河ドラマに起用され、『龍馬伝』の脚本を手がけました。2018年の朝の連続テレビ小説に起用され、『まんぷく』の脚本を手がけています。賞歴としては、ザテレビジョンドラマアカデミー賞の脚本賞などを受賞している売れっ子脚本家です。

受賞歴

2001年TV LIFE年間ドラマ大賞脚本賞
2005年ザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞
2008年ザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞
2018年コンフィデンスアワード・ドラマ賞脚本賞

2002年、28歳の時に『アシ!』で第2回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞を受賞しデビューを果たしました。テレビドラマの脚本家別満足度ランキングで、『リーガル・ハイ』や『デート〜恋とはどんなものかしら〜』が高満足度基準の3.7を上回る高数値を記録。そして、“高満足度脚本家”1位となりました。

主な脚本作品

ALWAYS 三丁目の夕日（2005年）
ALWAYS 続・三丁目の夕日（2007年）
探偵はBARにいる （2011年）
寄生獣（2014年）
コンフィデンスマンJP -ロマンス編-（2019年）
リーガル・ハイ（2012年、フジテレビ・共同テレビ）

1987年、第1回フジテレビヤングシナリオ大賞を19歳で受賞しデビューを果たしました。1991年、『東京ラブストーリー』が大ヒットし、最高視聴率は32%でした。「月曜日の夜9時は街から女性（もしくはOL）たちが消えた」と言われるほどの社会現象となりました。シリアスな社会問題を題材としたオリジナル脚本ドラマを次々と発表し、数々の賞を受賞しました。

主な脚本作品

東京ラブストーリー（1991年、フジテレビ）
トップキャスター（2006年、フジテレビ）
猟奇的な彼女（2008年、TBS）
Mother（2010年、日本テレビ）
それでも、生きてゆく（2011年7月 - 9月、フジテレビ）
Woman（2013年7月 - 9月、日本テレビ）
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう（2016年1月 - 3月、フジテレビ）
カルテット（2017年1月 - 3月、TBS）

1992年の『素顔のままで』（フジテレビ系）や1993年の『あすなろ白書』（フジテレビ系）など、連続して恋愛ドラマがヒットし、「恋愛の神様」と呼ばれている脚本家です。2000年に『ビューティフルライフ』（TBS系）で第18回向田邦子賞、第8回橋田賞を受賞し、2016年に『月に祈るピエロ』、『月に行く舟』、『三つの月』の脚本によりCBC小嶋賞受賞しています。

主な脚本作品

あすなろ白書（1993年、フジテレビ系）
愛していると言ってくれ（1995年、TBS系）
ロングバケーション（1996年、フジテレビ系）
ビューティフルライフ（2000年、TBS系）
オレンジデイズ（2004年、TBS系）
たったひとつの恋（2006年、日本テレビ系）
連続テレビ小説 半分、青い。（2018年、NHK）

脚本・主演を務めたドラマ『架空OL日記』がギャラクシー賞2017年6月度月間賞を受賞しました。脚本家としての升野はこのドラマで第36回向田邦子賞を受賞し、さらに第55回（2017年度）ギャラクシー賞のテレビ部門特別賞を受賞しました。また、『第83回ザテレビジョンドラマアカデミー賞』-脚本賞受賞なども受賞しています。

主な脚本作品

素敵な選TAXI（関西テレビ、2014年10月 - 12月）
かもしれない女優たち（フジテレビ、2015年6月23日）
素敵な選TAXIスペシャル〜湯けむり連続選択肢〜（関西テレビ、2016年4月5日）
黒い十人の女（読売テレビ、2016年9月29日 - 12月1日）
架空OL日記（読売テレビ、2017年4月 - 6月）

2013年上期の連続テレビ小説『あまちゃん』の脚本を担当し、第78回ザテレビジョンドラマアカデミー賞作品賞・脚本賞や2013年新語・流行語大賞のほか、複数の賞を受賞しました。2017年、テレビドラマ『ゆとりですがなにか』の脚本による成果が認められ、第67回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞する売れっ子脚本家です。

主な脚本作品

木更津キャッツアイシリーズ
舞妓Haaaan!!!（2007年）
少年メリケンサック（2009年）
カムイ外伝（2009年、白土三平原作）
謝罪の王様（2013年）
土竜の唄 潜入捜査官REIJ
TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ（2016年）
パンク侍、斬られて候（2018年）
あまちゃん（2013年、NHK連続テレビ小説）
ごめんね青春!（2014年、TBS）
ゆとりですがなにか（2016年）
いだてん〜東京オリムピック噺〜（2019年1月6日 - NHK大河ドラマ）