スポンサードリンク
やられたら、倍返し!でお馴染みの半沢直樹シリーズ第1作。スカッとする痛快な読後感でした。ですが同時にいろんな気になる点も残りましたね。東田がバラさないだろうか、とかメールの返事を長引かせる事で相手を焦らせて精神を崩壊させる遣り口はあまりにも残酷ではないのか、とか土下座を強要するやり方は後々まで相手に強い遺恨の念を抱かせてしまうのではとか、これ程の激情のぶつかり合いの中では冷静さのタガが外れて修羅場の果てに殺人に発展する恐れもあるという懸念ですね。でも半沢が憎き敵にかけた武士の情けは素直に嬉しかったですね。

4位:出世と左遷 (新潮文庫) 文庫 – 2018/4/27 高杉 良  (著)

724円

1996年にTBSの月曜ドラマスペシャルでドラマ化もされている、傑作と名高い作品が「出世と左遷」です。中堅損保、中管理職のエリート社員が主人公ということもあり、サラリーマンの方が読むと非常に興味深く読むことができるのではないでしょうか。自分の出処進退を考えさせられる作品になっています。
大きな事件が起こる訳でもないが、ストーリーにぐいぐい引き込まれる。それが著者の力量なのだろう。実際にありそうな人間関係で、リアルだ。また、主人公が清々しいので、読んでいて不快な気分にならない。尊敬する上司のためなら、とにかく力になろうとするし、またそうでない上司に対しても、決してばかにするような態度は取らずに、誠実に対応する。
変な復讐劇になっていないところもいい。

3位:不毛地帯(一) (新潮文庫) 文庫 – 2009/3/17 山崎 豊子  (著)

961円

「不毛地帯」は拷問、飢餓、強制労働など、地獄のシベリアから生還した男がその経歴に目を付けた男に誘われ第二の人生を商社マンとして歩むことを決意するという内容の作品です。地獄の生活の傷も癒えていないままに商戦という新たな闘いに身を投じた男の生き様を通し抑留の歴史を知ることができる大作になっています。作者である山崎豊子さんの筆力の高さもあり、小説に慣れていない方でも読み進めることができますよ。
テレビで見てよかった記憶から読んでみたら、テレビより遥かに深く途中で止めることが出来なかった。
山崎氏の筆力と共に戦争の悲惨さを伝えるため歴史に残すべき、読み継がれるべき一冊である。
2巻目からは、戦後の復興になり色合いが変わってくるが、これも途中で止められない。
このような素晴らしい日本人の心、生き方を若者に知ってほしい。

2位:引っ越し大名三千里 (ハルキ文庫) 文庫 – 2016/5/12

648円

今非常に話題になっている映画の原作「引越し大名三千里」は7回も国替えをさせられ「引越し大名」というあだ名がついた松平直矩が亡くなり、その役目を継ぐことになった引きこもり侍の苦労を描いた新感覚の時代劇小説です。経済テーマの作品ながら軽快なタッチなので非常に読みやすく、それでいてしっかり経済小説になっているとても面白い作品です。
なんと言っても読みやすい。
テンポもいい。
そして、何より主人公が魅力的。登場人物も面白い。
国替えの話でもありますが、家族の話でもあります。
明日も頑張ろうと勇気が湧きます。

そして、映画化のキャスティングがもうピッタリすぎて、読みながらキャストが動き出します。
映画見てから比較するのも良いですが、今読んでから映画を見ると楽しさ倍増。

1位:おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 (しごとのわ) 単行本(ソフトカバー) – 2018/3/16 高井浩章  (著)

1,728円

経済について詳しく知りたい、今一度考えたいという方におすすめなのがこの「おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 (しごとのわ)」です。現役の経済記者が娘のために書いた本なので読み進めたくなる面白さと分かりやすさが非常に優れており、実用性の高い小説です。
要点を選んで、分かりやすい言葉で、ニュースで一度は聞いた疑問を織り交ぜた、素敵な青春ストーリーだと感じます。ノウハウではなく基礎という部分にフォーカスした本が意外とないというのも共感で、読んでいて気持ちのよい本でした。良書を書いてくださりありがとうございます。
知るきっかけになったTFMのクロノスにも感謝です。

まとめ

今回は経済小説に人気おすすめランキングをご紹介しました。経済小説は現代社会の問題を浮き彫りにするものや、経済の歴史を知ることができるものなど様々な種類があり、いずれも読み物として楽しめると同時に学ぶところもあるものになっています。今まで経済小説を読んだことのない方もこの機会にぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

スポンサードリンク
スポンサードリンク

関連するキーワード

関連する記事

りぼん歴代連載漫画の人気おすすめランキング30選【2025最新版】

集英社が発行している「りぼん」は1955年に創刊された、人気の少女漫画雑誌です。今回はそんな歴史あるりぼんの…

もどる / 351 view

官能小説のおすすめ人気ランキングTOP40と口コミ&選び方【2025最新版】

映像で見るのとは違い、文字で細かに描写されることでより官能的な雰囲気を楽しむことができる官能小説は大人だけが…

もどる / 318 view

漢検問題集のおすすめ人気ランキング20選と口コミ&選び方【級別・2025最新版】

学生から社会人まで多くの方から人気を集めている資格試験に漢字能力検定があります。今回は漢検問題集の人気おすす…

もどる / 72 view

中学生向け本のおすすめ人気ランキング32選と口コミ&選び方【2025最新版】

語彙も増え、理解の幅が広がっている中学生時代は、小学生のころよりもぐっと読める本の範囲が広がります。今回は中…

もどる / 115 view

星新一の作品おすすめランキング20選と口コミ~人気の本を紹介【2025最新版】

ショートショートというジャンル世に広め、日本を代表するSF作家として高い人気を得ている星新一さん。今回は星新…

もどる / 82 view

江戸川乱歩の作品おすすめ30選!人気小説をランキングで紹介【2025最新版】

江戸川乱歩さんは日本の推理小説家で、多くの人たちに支持されている作家さんで、数々の名作を生みだしてきました。…

もどる / 73 view

小学生向けの本のおすすめ人気ランキング36選と口コミ&選び方【2025最新版】

今回は小学生向けの本のおすすめランキングを口コミと共にご紹介し、小学生向けの本の選び方のポイントを解説してい…

もどる / 68 view

スポンサードリンク

同じカテゴリーの記事

同じカテゴリーだから興味のある記事が見つかる!

樋口一葉の作品おすすめランキング20選と口コミ!人気の小説【2025最新版】

樋口一葉はお札の肖像に採用されたことで、日本に知らない人はいないというほど、飛躍的に知名度を上げた小説家。今…

もどる / 98 view

小学生向けの本のおすすめ人気ランキング36選と口コミ&選び方【2025最新版】

今回は小学生向けの本のおすすめランキングを口コミと共にご紹介し、小学生向けの本の選び方のポイントを解説してい…

もどる / 68 view

村上春樹の作品おすすめランキング50選【2025最新版】

世界中に翻訳をされている小説家の村上春樹さん。小説以外にも、エッセイや紀行文・ノンフィクションについても数多…

マギー / 101 view

誉田哲也のおすすめ作品おすすめランキング20と口コミ&選び方【2025最新版】

「姫川玲子シリーズ」で有名な誉田哲也さん。多くの作品がメディア展開され、そのいずれもが高い人気を誇っています…

もどる / 75 view

夏目漱石の作品おすすめ20選!人気小説ランキングと口コミ【2025最新版】

お札の肖像として採用され、学校教科書にも登場する文豪・夏目漱石。多くの名作を残し、いまも尚多くの人たちに愛さ…

もどる / 73 view

漫画雑誌の人気おすすめランキング30選!女性・男性別【2025最新版】

一定周期で発売されている漫画雑誌。週刊や月刊にかかわらず、誰しも一度は購入して読んだことがあるのではないでし…

もどる / 121 view

英和辞典おすすめランキング人気30選と口コミ&選び方【2025最新版】

英語に理解を深める上で欠かすことのできないアイテムが英和辞典です。今回は英和辞典のおすすめランキングと口コミ…

もどる / 90 view

スポンサードリンク

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング