
都道府県の学力ランキングTOP47!全国で頭の良い子供が多い場所とは【2025版】
都道府県を元にした様々なランキングがありますが、学力はいったいどこが一番優れているのか気になったことはありませんか。今回は文部科学省が行っている2024年版の全国学力・学習状況調査を基に、都道府県の学力をランキング形式でまとめ、その特徴を紹介していきます。
10位:大分県
10位:広島県

平均正答率 65.16%
小学生
国語 平均正答率 66%
算数 平均正答率 68%
中学生
国語 平均正答率 74%
数学 平均正答率 60%
英語 平均正答率 56%
トータル 平均正答率 65.16%
広島県は、ひろしま未来チャレンジビジョンの一環として、子供たちの更なる学力・体力の向上や豊かな心の育成に努めています。生涯にわたる人格形成の基礎となる乳幼児期の教育・保育の充実や、児童生徒の将来の夢や目標の実現に必要な学力の定着・向上に取り組むとともに、知・徳・体のバランスのとれた「生きる力」を育むため、豊かな心の育成や、体力・運動能力の向上を図っています。また、学校における生徒指導上の諸課題の解決を図るため、学校の生徒指導体制及び相談支援体制を確立し、児童生徒の心に寄り添う組織的な指導を進めるとともに、児童生徒に食に関する正しい知識や望ましい食習慣を身に付けさせるため、食育を推進しています。
10位:京都府

平均正答率 65.16%
小学生
国語 平均正答率 66%
算数 平均正答率 68%
中学生
国語 平均正答率 73%
数学 平均正答率 61%
英語 平均正答率 61%
トータル 平均正答率 65.16%
京都府は平均正答率65.16%で全国10位につけています。そんな京都府では,児童生徒の学力の向上について,全国に先駆けて平成3年から小学校基礎学力診断テスト,平成15年度から中学校学力診断テストを実施し,児童生徒の実態を的確に把握するとともに,その結果を指導の改善に生かす取組をおこなっています。「基礎的・基本的な知識・技能の習得」,「知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等」,「学習意欲」の3つの要素が統合された質の高い学力を目指しています。
9位:山口県

平均正答率 65.41%
小学生
国語 平均正答率 68%
算数 平均正答率 68%
中学生
国語 平均正答率 67%
数学 平均正答率 73%
英語 平均正答率 56%
トータル 平均正答率 65.41%
山口県は、全国平均を上回る学力を誇る県で、県をあげての学力向上の取り組みが一定の成果を生んでいることがわかります。さらなる学力向上を目指し、学力向上に向けた学校の組織的な取組の一層の充実、教員の授業力のさらなる向上、学力定着・向上と継続的な学力課題の解決に向けた学習環境の整備、「社会に開かれた教育課程」を見据えた、家庭・地域との連携・協働の推進を軸に、やまぐちっ子の学力向上に向けて、課題の克服に努めています。
8位:静岡県
7位:愛媛県
6位:青森県
5位:東京都
4位:富山県
3位:福井県

平均正答率 68.91%
小学校
国語 平均正答率 72%
算数 平均正答率 69%
中学校
国語 平均正答率 77%
数学 平均正答率 66%
英語 平均正答率 59%
トータル 平均正答率 69.91%
福井県は全国で第3位の結果に終わっていますが、中学生だけの平均正答率を見ると1位の秋田県、石川県を抜いて全国トップにたっています。近年安定的に上位に名を連ねている福井県ですが、先生の教育への熱意が、子どもたちの学力向上に大きな影響を与えているとされています。常授業以外の夏休みや放課後に、個別に子どもたちを指導したり、中学校では進学に向けた補充学習を行ったりしています。また、先生方が家庭学習の評価・指導を充分に行うことにより、福井県の子どもたちは全国的に見ても宿題を真面目に取り組む傾向にあるということです。
1位:石川県
1位:秋田県

平均正答率 69.33%
小学校
国語 平均正答率 74%
算数 平均正答率 70%
中学校
国語 平均正答率 78%
数学 平均正答率 65%
英語 平均正答率 57%
トータル 平均正答率 69.33%
全国学力テストには、教科ごとに主に知識・理解をテストする「A問題」と主に思考力などをテストする「B問題」の2種類がありますが、秋田県は学力テスト開始以降ABともにトップクラスです。さらに近年では思考力のテストであるB問題の成績がうなぎのぼりになっています。これは、秋田県の授業の中で、マニュアルを提示されて与えられた作業をこなすことよりも自ら情報収集し、思考・判断しながら対応を図る能力を養うことにつながります。秋田県の学力の高さは、自らが表現する機会が多い授業によるところが大きいといえます。
小学生
国語 平均正答率 67%
算数 平均正答率 67%
中学生
国語 平均正答率 67%
数学 平均正答率 74%
英語 平均正答率 61%
トータル 平均正答率 65.16%
大分県は平均正答率65.16%で同率10位につけており、小学生、中学生ともに全国平均を上回る好成績を残している県です。特に中学校に関しては、学校の組織的な授業改善による「新大分スタンダード」の徹底、学校規模に応じた教科指導力向上の仕組みの構築、「生徒と共に創る授業」の推進の中学校学力向上対策3つの提言を掲げて学力向上に努めています。特に、強化タンニンが2人以上配置されている学校において、1人の教員がグ区数学年を担当するという教科担任のタテ持ちが特徴です。このタテ持ちにより、若手教員の人材育成、指導技術の向上、教員同士のコミュニケーションの増加、3年間を見通した教科指導の実施、教科部会の活性化、学校全体で生徒を育てる意識の醸成が望めます。