
都道府県の学力ランキングTOP47!全国で頭の良い子供が多い場所とは【2025版】
都道府県を元にした様々なランキングがありますが、学力はいったいどこが一番優れているのか気になったことはありませんか。今回は文部科学省が行っている2024年版の全国学力・学習状況調査を基に、都道府県の学力をランキング形式でまとめ、その特徴を紹介していきます。
23位:山梨県

平均正答率 63.66%
小学生
国語 平均正答率 62%
算数 平均正答率 66%
中学生
国語 平均正答率 75%
数学 平均正答率 60%
英語 平均正答率 55%
トータル 平均正答率 63.66%
山梨県はトータル平均正答率が全国平均を下回ってしまっています。そんな山梨県は、教育監、地域学力向上推進幹、指導主事による学校訪問を行い、市町村,学校毎の状況を把握し,指導改善の取組の周知・徹底を図り、学校が作成した「一校一実践」(調査結果から明らかになった課題に対して全校で具体的な授業改善を行う)を基に,学校訪問で指導を行っています。また、「学力向上フォーラム2018」の開催を行い、大学の教授を講師に招聘し,学習意欲を高めるための動機づけに関して教育心理学の視点からの講演や,課題点改善に焦点を当てた授業改善の具体的な例をテーマにしたトークセッションを通して,県内小・中学校の確かな学力の定着と向上を図っています。
都道府県の学力ランキングTOP20-11
20位:福岡県

平均正答率 63.83%
小学生
国語 平均正答率 65%
算数 平均正答率 67%
中学生
国語 平均正答率 72%
数学 平均正答率 59%
英語 平均正答率 54%
トータル 平均正答率 63.83%
福岡県は平均正答率63.83%で学力20位という結果でした。そんな福岡県は、実効性のある検証改善サイクルによる学力向上を目指し、教師一人一人のレベルアップをはかっています。福岡県教育施策を踏まえた検証改善サイクルモデルプランを提案し、全教職員で取り組むためのミドルリーダーの働きをTo-Doリスト化で具体化します。また、ミドルリーダーのための学力向上スタートアップガイドを作成するなど、サポート体制が抜群です。
20位:神奈川県

平均正答率 63.83%
小学生
国語 平均正答率 61%
算数 平均正答率 67%
中学生
国語 平均正答率 73%
数学 平均正答率 59%
英語 平均正答率 59%
トータル 平均正答率 63.83%
埼玉県と同率の20位には平均正答率63.83%の神奈川県がランクインしています。小学生は全国平均を下回っていますが、中学生は全国平均62.61%に対して63.6%と全国平均を上回っています。また、神奈川県で興味深いのが、小学生の国語平均正答率が61%で、全国平均の64%に比べて大きく下回っているにも関わらず、中学生の英語の平均正答率は全国平均の55%に対して59と大きく上回っており、英語が得意ということが顕著にわかります。さすが国際都市横浜が存在する神奈川県といえます。
20位:埼玉県

平均正答率 63.83%
小学校
国語 平均正答率 64%
算数 平均正答率 66%
中学校
国語 平均正答率 73%
数学 平均正答率 59%
英語 平均正答率 56%
トータル 平均正答率 63.83
埼玉県は全国平均平均64%に対し、63.83%と若干ですが平均を下回る平均正答率でした。そんな埼玉県教育委員会では、平成27年度から3年間、「一人一人に目を向けたアドバンスド事業」を実施してきました。この事業では、市町村が埼玉県学力・学習状況調査の結果を活用して、児童生徒の状況に応じた学力向上策を提案し、展開することで、児童生徒一人一人の学力向上を図り、効果的な取組を県内小・中学校へ普及させることにより、県全体の学力向上につなげていくことをねらいとしています。毎日の授業では、子供たちが「知識・技能」だけでなく、「思考力・判断力・表現力等」や「学びに向かう力・人間性」など、これからの時代に求められる資質・能力を身に付けられるよう、教員が変容(伸び)を見取ることを重視し、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を推奨しています。
19位:三重県
17位:岐阜県
17位:群馬県

平均正答率 64.16%
小学生
国語 平均正答率 65%
算数 平均正答率 65%
中学生
国語 平均正答率 73%
数学 平均正答率 60%
英語 平均正答率 57%
トータル 平均正答率 64.16%
群馬県は全国平均64%に対して64.1%とほぼ平均的なレベルの学力を有する県です。そんな群馬県は平成19年度に群馬県検証改善委員会を立ち上げ,全国学力・学習状況調査の分析を行うと共に,課題を整理し,「確かな学力」を育成するために学校改善支援プランを作成・配布しています。また,調査実施後に,調査問題を分析した活用資料を作成し,本調査の目的や内容が学校の授業改善にすぐに反映できるように取り組んでいます。また、各学校における学力向上に向けた様々な取り組みを紹介し、情報共有することで更なる効果を生み出すことを目指しています。
16位:兵庫県

平均正答率 64.41%
小学生
国語 平均正答率 62%
算数 平均正答率 67%
中学生
国語 平均正答率 73%
数学 平均正答率 62%
英語 平均正答率 58%
トータル 平均正答率 64.14%
兵庫県は全国平均の64%にほぼ近い64.14%の平均正答率で全国16位に位置しています。小学生の平均正答率は全国平均の65%に対し64.5%、中学生の平均正答率は全国平均の62%に比べて64.3%と、中学生の方が明らかに学力が向上していることがわかります。この結果を受けて兵庫県は、課題解消のために重点的に取り組むべき内容を示した教員向け飼料を作り、優れた授業事例を動画紹介する研修や、全ての英語教員を対象とした少人数研修に取り組むとしています。
14位:香川県

平均正答率 64.41%
小学生
国語 平均正答率 65%
算数 平均正答率 68%
中学生
国語 平均正答率 73%
数学 平均正答率 60%
英語 平均正答率 55%
トータル 平均正答率 64.58%
香川県は全国平均64%の平均正答率に対して、64.58%の平均正答率と、ほぼ平均的な学力を有する県です。そんな香川県は県内の小中学校の児童生徒の学力向上、教員の指導力の向上に力を入れています。思考力・判断力・表現力の育成に向けた言活動の充実、交流活動を通して互いに学び合い、考えを深める学流活動の工夫、児童生徒が自分の考えを整理・構成し、表現する学習活動の充溢を図っています。また、思考・判断したことを表現する活動と一体的に評価する工夫も行っています。
14位:茨城県

平均正答率 64.83%
小学校
国語 平均正答率 66%
算数 平均正答率 66%
中学校
国語 平均正答率 75%
数学 平均正答率 60%
トータル 平均正答率 64.83%
茨城県は、平均正答率64.83%で全国14位、関東では東京に次いで2位に位置しています。そんな茨城県は、各学校において先生方が、子供たちの学習意欲を喚起し指導方法を工夫するなど、学力向上に取り組んできた成果といえます。なお、県の事業としては、みんなにすすめたい一冊の本推進事業等により読書に親しんでいることで、国語等の成果が得られ、また、学びの広場サポートプラン事業により、四則計算等の基礎・基本を身に付けることに成功しています。そして、各学校の学力向上に実際に成果が見られた取組をネット上で公開し、全ての学校や生徒保護者が閲覧することができるシステムを採用しています。
小学生
国語 平均正答率 64%
算数 平均正答率 66%
中学生
国語 平均正答率 73%
数学 平均正答率 60%
英語 平均正答率 54%
トータル 平均正答率 63.66%
分析・手法等をすべての学校で共有し、各学校・学級の課題を明確にして、早急に重点的な取り組みを進めています。特に算数・数学については、全国平均を下回る結果が続いていることから「算数・数学重点対策チーム」を設置し、すべての小中学校における授業改善の取組を支援し加速させています。