
歴代最強の将棋棋士ランキングTOP20~人気の棋士を紹介【2025最新版】
将棋界では絶対的王者の羽生善治や、ひふみんこと加藤一二三、惑星のごとく現れた藤井聡太など個性豊かな棋士が将棋界を熱くしています。今回は歴代最強の棋士はだれなのか、人気ランキング形式で紹介していきます。
中原誠は、十六世名人、および永世十段・永世王位・名誉王座・永世棋聖という5つの永世称号を保持し、かつ、いずれも引退前から名乗っていました。通算1308勝は羽生善治、大山康晴、加藤一二三、谷川浩司に次ぎ歴代5位の勝利数で、通算タイトル獲得数64期は羽生、大山に次ぎ歴代3位という最強棋士です。2003年には日本将棋連盟会長に就任し、1972年には第1回川崎市文化賞、1985年には塩竈市民栄誉賞、2004年には鳥取県気高郡鹿野町名誉町民を獲得しています。1967年には年間47勝8敗で勝率0.855を誇り、この年度最高勝率は歴代1位となっています。
4位:丸山忠久
丸山忠久はこれまで通算898勝528敗、勝率0.6297を誇る九段で、実力性11人目の名人です。佐瀬勇次名誉九段門下で、いわゆる羽生世代の一人として有名です。1994年、順位戦C級1組在籍時の6月23日から10月7日にかけて、公式戦24連勝を記録し、2017年に藤井聡太に抜かれるまでは歴代2位の記録で且つ平成以降としては最長記録保持者でした。その連勝記録の中には当時の名人・五冠王の羽生善治とA級棋士5名(加藤一二三、谷川浩司、高橋道雄、南芳一、米長邦雄)が入っており、この連勝記録がどれほどすごかったかを物語っています。
3位:谷川浩司
谷川浩司は、タイトル通算獲得数は歴代4位の27期、一般将棋優勝回数22回、十七世名人の資格を保持する人気の将棋棋士です。21歳という若さで史上最年少名人となりました。2018年10月1日、第68回NHK杯2回戦で稲葉陽に勝利し、史上5人目の公式戦通算1300勝を達成し、2019年1月22日には、第32期竜王戦4組ランキング戦で船江恒平に勝利し、中原誠の通算1308勝を超えて歴代4位となりました。さらに谷川浩司の戦いの絶対感覚、光速の寄せ戦型別終盤の手筋という本を出版し、谷川浩司の将棋指南シリーズというゲーム監修をするほど人気の将棋棋士です。
2位:大山康晴
大山康晴は、公式戦タイトル獲得80期(歴代2位)、一般棋戦優勝44回(歴代2位)、通算1433勝(歴代2位)など、数々の記録をもつ元棋士です。十五世名人・永世十段・永世王位・永世棋聖・永世王将の5つの永世称号を保持しています。順位戦A級に在籍しながら、1977年(昭和52年)から1988年(昭和63年)まで日本将棋連盟会長を務め、弟子には有吉道夫、中田功、行方尚史など数々の名人を輩出しています。1990年(平成2年)には将棋界から初めて文化功労者に選ばれ、正四位勲二等瑞宝章を受章、岡山県倉敷市出身で、倉敷市および青森県上北郡おいらせ町の名誉市民・名誉町民として、その活躍ぶりは今でも伝説として語り継がれています。
1位:羽生善治
永世称号
十九世名人(襲位は原則引退後)
永世竜王(就位は原則引退後)
永世王位(就位は原則引退後)
名誉王座(就位は引退後または還暦後)
永世棋王(就位は原則引退後)
永世王将(同上)
永世棋聖(同上)
名誉NHK杯選手権者
段位 九段
戦績
タイトル獲得合計 99期(歴代1位)
一般棋戦優勝回数 45回(歴代1位)
羽生善治は、1985年の15歳でプロデビューを果たし、1996年の25歳で初の七冠を達成した将棋界歴代最強の棋士とされています。現役棋士最多の王位・王座・棋聖の3つを保持しており、正に最強の棋士といっても過言ではありません。デビューから竜王戦、名人戦、叡王戦、王位戦、王座戦、棋王戦、王将戦、棋聖の全てのタイトルをほぼ総なめにし、数々の歴代1位記録を保持しています。また、2018年には国民栄誉賞を受賞し、永世称号が与えられた際にはその偉業を称え、石碑が建てられました。
まとめ
ここまで歴代最強の将棋棋士ランキングTOP20を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。近年では藤井聡太七段が棋士として話題を独占していますが、羽生善治や、大山康晴、谷川浩司といった優れた伝説の棋士を差し置いては語れません。こらからの対局から一層目が離せません。
生年月日 1947年9月2日
プロ入り年月日 1965年10月1日(18歳)
引退年月日 2009年3月31日(61歳)
出身地 宮城県塩釜市
師匠 高柳敏夫名誉九段
永世称号
十六世名人・永世十段・永世棋聖・永世王位・名誉王座
段位 十六世名人
戦績
タイトル獲得合計 64期
一般棋戦優勝回数 28回
通算成績 1308勝782敗(0.6258)
竜王戦クラス 1組在位18期
順位戦クラス A級以上連続29期