デッドプールの外見を初めて見た人は、スパイダーマンに似ていると感じた人もいるでしょう。デッドプールもスパイダーマンと同じくマーベルコミックのキャラクターであるため、スパイダーマンと共演を果たしたこともありました。

しかし、映画に関しては制作会社の権利問題で共演ができず、デッドプールはX-MENシリーズのひとつに加えれています。X-MENも同様の理由でアベンジャーズと共演できませんが、今後デッドプールとX-MENの夢の共演は実現するかもしれませんね。

アメリカの国旗と同じカラーのキャプテン・アメリカは、キャラクター性やデザインなどアメリカで特に人気を獲得しています。アベンジャーズのリーダーでもあり、実写映画は「シビルウォー」も含めて3作の主演映画が公開されました。

正体はスティーブ・ロジャースという、元は普通の人間。アメリカ軍の徴兵基準に達していないほどひ弱な体型でしたが、「超人兵士計画」によって強大な力を手にし、スーパーヒーローになったのです。

アメリカでは絶大な人気を得ているキャプテン・アメリカですが、日本では映画化を果たすまであまり人気を獲得することができませんでした。あまりにも独特すぎるスーツにアメリカに特化したキャラクター性など、日本向けのキャラクターとは言えない点が目立つことも関係しているでしょう。

しかし、実写映画版の公開によって徐々に日本でも人気を獲得する世になり、演じるクリス・エヴァンスさんに魅了された女性ファンも少なくありません。また、日本語吹き替え版では人気声優の中村悠一さんが演じているため、アニメファンの女性からも人気を集めるようになりました。

DCコミックスの戦うヒロインで最も人気を獲得しているワンダーウーマン。ジャスティス・リーグの創立メンバーであると同時に、アマゾン族の女神でもある美しいヒーローです。

誕生した頃から女性人気も獲得しており、自社映画には「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」で初登場。2017年には「ワンダーウーマン」が公開され、低迷気味だったDCエクステンデッド・ユニバースを立て直したほどのヒットを記録しました。

DCエクステンデッド・ユニバースを立て直したワンダーウーマンを演じたのは、イスラエル出身の美人女優ガル・ガドットさん。2004年のミス・イスラエルに選ばれたほどの美女であり、2007年から女優活動を開始しました。

2020年には、再びガル・ガドットさんを主演に起用したワンダーウーマンの続編が公開される予定です。

日本ではマーベルコミックやDCコミックスのアメコミキャラクターばかり目立ちますが、世界一有名な亀の存在も忘れてはいけません。

ミラージュ・スタジオから出版されたティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズは、動物を人間のような姿に変異させるミュータンジェンを浴びた4匹の亀の物語。リーダーのレオナルド、釵を使いこなすラファエロ、ムードメーカーのミケランジェロ、そして発明家でもある個性派の亀たちが主人公であり、アメリカではマーベルコミックやDCコミックスと同等の人気アメコミキャラクターとして長年親しまれています。

1990年代に全盛期を迎えており、実体化したようにしか見えないパペットを使った実写映画版が3作この時代に公開されました。2010年代にパペットからCGへと進化した新実写映画版が公開され、リバイバルブームを巻き起こすことに成功。2018年に新作映画の制作がアナウンスされており、公開時は日本でも盛り上がりを見せることになるはずです。

日本でも1990年代に国民的な人気を得ており、テレビ東京でテレビアニメ版も放送されていました。アメリカで放送された作品の吹き替え版でしたが、声優陣によるアドリブ全開な演技に加え、フリーダムすぎる世界観とシナリオで熱狂的なファンを獲得しました。

DVD化されていないため日本語版を視聴する手段が存在しておらず、タートルズファンの間では幻と言われているほど伝説的なアニメでした。

マーベルコミックが誇る人気キャラクターであり、アベンジャーズの中心人物でもあるアイアンマン。スターク・インダストリーズの社長トニー・スタークが自ら手掛けたパワースーツであり、あることを経て正義に目覚めたことで生み出されました。

スーツを着用することで生身の状態より遥に優れた能力を発揮し、地上戦、空中戦など舞台を選ばず活躍することができるスーパーヒーローです。

アイアンマンは2008年に初の映画化を果たし、ロバート・ダウニー・Jrさんがアイアンマンを演じました。ロバート・ダウニー・Jrさんは過去に薬物問題を抱えていたため、公開当時はアイアンマンに相応しくないとの批判が殺到。しかし、アイアンマンが正義に目覚める過程とロバート・ダウニー・Jrさんが歩んだ人生に共通点を感じたファンも多く、公開後はロバート・ダウニー・Jrさんの演技は全世界で絶賛されました。

映画の影響でアイアンマンは人気を獲得しましたが、シナリオの都合上、今後のマーベル・シネマティック・ユニバースへの出演はほぼ不可能ではないでしょうか。

日本でも子供から大人まで幅広い世代に親しまれているバットマン。全身黒色の怪しいルックスではあるものの、屈強な筋肉と心優しい性格を持つ正統派のヒーローです。

アメコミのヒーローは超人的な能力を持っているキャラクターがほとんどですが、バットマンはそういった類の能力を持たない、普通の人間です。肉体、知能、そして科学と機械の力など人間が持つ力をを巧みに活用し、悪と戦い続けています。

昔からヒーロー作品は悪を滅ぼしてきましたが、バットマンは「悪人であっても人を殺さない」ことを信条としている聖人のようなヒーロー。さらに銃も一切使っておらず、銃社会であるアメリカにおいて異端なヒーローでもあるのです。

バットマンは長年世界的な人気を維持しており、初の実写映画版は1989年に公開されました。歴代のバットマンはクリスチャン・ベールさん、ベン・アフレックさんが演じてきましたが、熱心なファンの間では、マイケル・キートンさんが演じたバットマンが最も高い評価を得ています。

マイケル・キートンさんは、1989年に公開された実写映画版でバットマンを熱演。公開前はバットマンのイメージに合わないとファンから批判されたようですが、映画が公開されてからはハマリ役と絶賛され、最もバットマンに相応しい俳優として現在も広く知られています。

世界で最も有名な悪役のひとりであるジョーカーは、バットマンシリーズにおけるもうひとつの顔とも言える存在です。普通の人間として生まれながら精神に異常があり、凶悪な犯罪の数々を楽しんで犯している生粋の悪役。バットマンに何度も捕らえられているものの、その都度脱走しており凶悪犯罪を継続しています。

ジョーカーはバットマンシリーズ、DCコミックスの映画作品に複数出演しており、実写映画版ではヒース・レジャーさんが演じるジョーカーが最も高い評価を得ています。また、バットマンにはテレビアニメ・ゲーム版が存在しているのですが、そちらのジョーカーはマーク・ハミルさんが演じているのです。

マーク・ハミルさんと言えば、「スター・ウォーズ」シリーズのルーク・スカイウォーカー役が一番の代表作。銀河の平和を守ったジェダイが世界一有名な悪役を演じており、マーク・ハミルさんにとってルーク・スカイウォーカーと並ぶ代表作として知られています。

X-MENの登場キャラクターであるウルヴァリンは、シリーズの顔とも言えるほどの人気を獲得したヒーロー。外見はヒーローらしくありませんが、野性的でムキムキな筋肉と濃い体毛は、まさにアメコミキャラクターの象徴とも言えるでしょう。

X-MENの原作ではサイクロップスが主人公ではあるのですが、ウルヴァリンの方が圧倒的人気であるため、実写映画版ではウルヴァリンが主人公に。一作目からヒュー・ジャックマンさんがウルヴァリンを演じ続けていましたが、2017年の映画「ローガン」でもうウルヴァリンを演じないことを公表しました。