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9位:ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫) 文庫 – 2014/11/22

734円

内容(「BOOK」データベースより)
悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか?3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが…。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?

東野圭吾さんというとやはりミステリーのイメージが強いですが、この作品はハートフルなストーリーが特徴のファンタジーです。内容はもちろんしっかりと作りこまれていますが比較的読みやすい作品なので、東野圭吾さんの作品が気になるけどどれを読んだらよいのか分からないという方におすすめです。

8位:どちらかが彼女を殺した (講談社文庫) 文庫 – 1999/5/14

659円

内容(「BOOK」データベースより)
最愛の妹が偽装を施され殺害された。愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。

加賀恭一郎シリーズの第3弾です。本格派として犯人当てクイズが仕込まれた作品になっているので、推理に自信のある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。想像を超える謎解きを楽しむことができる作品です。

7位:秘密 (文春文庫) 文庫 – 2001/5/10

788円

内容(「BOOK」データベースより)
妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。

ややSF感のある設定ですが文章の巧さですんなり物語に入り込める名作です。タイトルの意味を理解したとき、きっととても感心することでしょう。その文章力の高さから、入り込むほどに読後の感情が複雑になりますが、それも読書の楽しさと考え、ぜひ読んで欲しい作品です。

6位:私が彼を殺した (講談社文庫) 文庫 – 2002/3/15

788円

内容(「BOOK」データベースより)
婚約中の男性の自宅に突然現れた一人の女性。男に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはかった。男は自分との関わりを隠そうとする。醜い愛憎の果て、殺人は起こった。容疑者は3人。事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。加賀刑事が探りあてた真相に、読者のあなたはどこまで迫れるか。

加賀恭一郎シリーズの第5弾で、「どちらかが彼女を殺した」と同じような犯人当てを楽しめる作品です。本格推理小説が好きな方に非常におすすめの作品で、本格派の真髄を心ゆくまで楽しむことできます。解説の袋とじを開くことなく真相に行き着けば最高に気持ちが良いことでしょう。

東野圭吾長編作本おすすめランキングTOP5~1

5位:手紙 (文春文庫) 文庫 – 2006/10/6

745円

内容(「BOOK」データベースより)
強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。

加害者の家族を真摯に描き、苦悩や受難などあらゆる困難をリアルに感じることができる名作です。罪を償うということの重さを心に深く訴えてくるため、読後に自分なりの考え方をまとめてみるのも良いかもしれません。

4位:流星の絆 (講談社文庫) 文庫 – 2011/4/15

940円

内容(「BOOK」データベースより)
何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。

内容をみると非常に重たい話に感じますが、読後は比較的爽やかな後味を感じることができる作品です。泣ける話が読みたい、という気分の時におすすめの作品です。特に兄妹がいる方が読むと尚更胸に来るものがあるでしょう。

3位:時生 (講談社文庫) 文庫 – 2005/8/12

832円

内容(「BOOK」データベースより)
不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った―。過去、現在、未来が交錯するベストセラー作家の集大成作品。

科学的トリックを用いた作品が多い東野圭吾さんですが、この作品はタイムトラベラーの要素を含んだハートフルな作品です。感動的なラストも特徴で、東野圭吾さんの作品で一番好きな作品と聞かれるとこの作品の名前を挙げる方も少なくありません。

2位:容疑者Xの献身 (文春文庫) 文庫 – 2008/8/5

724円

内容紹介
運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。 東野圭吾作品読者人気ランキング第1位。累計220万部突破、直木賞受賞の大ベストセラー。 天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘の美里と暮らす隣人の花岡靖子に秘かな想いを寄せていた。 ある日、靖子の前夫・富樫が母娘の居場所を突き止めて訪ねてきた。金を無心し、暴力をふるう富樫を、靖子と美里は殺してしまう。 呆然とする二人を救うために、石神は完全犯罪を企てる。 だが皮肉にも、石神と帝都大学の同期であり、親友である物理学者の湯川学がその謎に挑むことになる。 ガリレオシリーズ初の長編。第134回直木賞受賞作。第6回本格ミステリ大賞受賞。2005年度の国内の主要ミステリランキング「本格ミステリ・ベスト10」「このミステリーがすごい! 」「週刊文春ミステリベスト10」すべてにおいて1位獲得、エドガー賞(MWA主催)候補作にもなった。日本では福山雅治主演で映画化、韓国、中国でも映画化。舞台化もされた。

天才物理学者湯川学が主人公の、言わずと知れた探偵ガリレオシリーズの第3弾です。この作品は東野圭吾と言えば、という代名詞のような作品なので今更説明は不要かもしれません。巧みなトリック、巧妙な仕掛けなどのめり込んで読んでしまう名作中の名作です。

1位:白夜行 (集英社文庫) 文庫 – 2002/5/25

1,080円

内容(「BOOK」データベースより)
1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。

長編の中でも非常に重厚な作品ですが中だるみもなく、すんなりと読み切ることができる不朽の名作です。心理描写がないため、主要人物の心情は読者が想像するしかなく、それがまたこの作品の魅力をより深めています。何度でも読みたくなる1冊で、ファンの中でも圧倒的な支持を得ている作品です。

まとめ

今回は東野圭吾さんの作品のおすすめランキングをご紹介しました。数ある東野圭吾さんの作品の中でランキングをつけるのは非常に難しく、どの作品も甲乙つけがたい名作ばかりです。東野圭吾さんの作品に触れたことがない、という方はぜひこのランキングを参考に一度読んでいただければ彼の文章、ストーリーの魅力に引き込まれることでしょう。

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