剛田家で飼われている番犬。おそらく雑種。

かなり獰猛な性格で、人からとった物を自分の宝物としてため込んだり、所構わず立ち小便をしたり、他人の飼い犬を痛めつけたりなどと、飼い主のジャイアンに似ているところもある。
しかしスネ夫の飼い猫に逆にやられそうになった時は尻尾をまいて逃げていた。

飼い主であるジャイアンのことは大好きで、彼を守るためにライオンと一対一で決闘するという、先述の臆病振りとは結びつけ難い勇気を見せたこともある。

しずかちゃんのお父さんで、メインとして登場するのは映画『のび太の結婚前夜』のみ。

普段見ることはないので存在感があまり無かったキャラクターだが、前述の映画で史上まれにみる名言を残したことで一躍人気キャラクターとなった。

ちなみに、結婚を不安がり、両親に恩返し出来ていないから結婚止める、と言い出したしずかに向かって言った名言がこちら。

「きみはぼくらにすばらしいおくり物を残していってくれるんだよ。数えきれないほどのね。最初のおくり物はきみがうまれてきてくれたことだ。(中略)それからの毎日、楽しかった日、みちたりた日々の思い出こそ、
　きみからの最高の贈り物だったんだよ。少しぐらいさびしくても、思い出があたためてくれるさ。(中略)
のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。彼なら、まちがいなくきみをしあわせにしてくれるとぼくは信じているよ」

こんなん、泣きますよね。

のび太と静香が結婚して生まれたのが、このノビスケ。
本名は野比ノビスケで、のび太の父親の野比のび助と同じ名前になっている。

のび太と違って、運動神経抜群で性格も気が強く、どちらかというとガキ大将でいじめっ子気質。

たぶん母親(ちょっと気が強くてお転婆)と父親(イタズラが好きで勉強が嫌い)それぞれの悪い所を受け継いでしまったと思われる。

人間関係においても父親達とは逆で、スネ夫の息子のスネ樹、ジャイアンの息子のヤサシ（通称ジャイチビ）をよくいじめている。
でもいざという時は頼れるリーダータイプ。

のび太の通う小学校の教諭で、担任の先生。
本を開いたような形の髪型、四角い眼鏡、小太り体型が特徴。

いつもブラウン系のスーツを着用している。
本名はどうやら『先生英一郎』というらしい（アニメ第一期で登場)。

宿題をしなかったり、授業中寝ていたりするのび太をしょっちゅう叱っている。
お決まりのセリフは「のーびー！(または野比くん！)」、「廊下に立っとれ！」、「で、あるからして～(授業中)」など。

落ちこぼれののび太を気にかけて度々家庭訪問するなど、教育熱心な先生。

のび太としずかちゃんの孫の孫にあたり（のび太から数えてだと5代目で玄孫になる）、ノビスケからは曾孫にあたる存在の少年。
のび太のことを「おじいちゃん」と呼ぶ。

のび太が事業に失敗して遺した野比家の借金が約150年経った彼の代になってもまだ返済できず、お年玉を50円しかもらえないほど貧乏だった為、一族の未来を変えるべく子守ロボットのドラえもんをのび太の元へ送り込んだ。

未来の世界ではミエ吉やアントンという友達がいるが、やっぱり一番貧乏らしく、友達が家族旅行に行っている中一人だけインベーダーゲームをやっていたりしていた。
普段は両親及びドラミちゃんと4人で暮らしている。

セワシが変える前の未来ではのび太と結婚する予定だったが、ドラえもんの介入により、彼女の人生もまた変わった。
漫画家を目指しており、「クリスチーネ剛田」というペンネームで仲間と一緒に同人誌を制作している。

投稿作がなかなか入選せずに悩んでいたこともあり、自分の作品がようやく雑誌に掲載された末にプロデビューを果たすが、みんなプロの受け売りに過ぎないと冷静に作品を見直し、プロデビューをなかったことにして欲しいと編集者に直談判するなど、漫画に対し真摯で情熱的な一面を見せている。

ジャイアンとは違って暴力的ではなく、兄の暴走に涙を流すこともしばしば見られる。
本名は別にあるようだが、不明。

ジャイアンこと剛田武の母親。ジャイアンからは「母ちゃん」と呼ばれている。

父ちゃんと一緒に剛田商店を切り盛りしている肝っ玉母ちゃんで、町中で他の子たちをいじめたり店番をサボったり近所迷惑な歌を歌ったりしている息子にいつも頭を悩ませており、「たけし～！！」と叫びながらジャイアンを鬼の形相で連行していく。

のび太たちにとってはジャイアン災害を避けるための抑止力としてよく使われる点も。

勿論ジャイアンのことは心から愛しており、ジャイアンがスネた時には「乱暴でも武は私の大切な息子だよ!!」と発言していた。

スネ夫の母親で、下の名前は不明。
息子同様に自慢が好きな性格。

スネ夫のことを「スネちゃま」と呼んで溺愛しているが、夜遅く帰ってきたスネ夫を家から閉め出したり、家庭教師を何人もつけるなど、しつけや教育に関しては、のび太の母やしずかの母と同様厳格な面もある。

ゴルフの素振りや、ジョギング、エアロビクスなどをしているところから察するに有閑マダムと思われる。フランス料理を作るのが得意で、料理の先生に「天才」と称された事もある。

いわゆる「ざます」言葉を使い、お上品な話し方をするが、たまにおかしい日本語を使ったりする（軽井沢をお軽井沢、デリケートをおデリケート）。

のび太のおばあちゃんで、父方の祖母にあたる人物。
一緒に住んでいたが、のび太がまだ幼いころにおそらく病気で亡くなった。

のび太はものすごくおばあちゃんっ子で、おばあちゃんもそんなのび太をものすごく可愛がっていた様子。

のび太がワガママを言った時も優しくなだめたり、小学生になったのび太がタイムマシンで突然現れた時も驚かずに「のびちゃんの言うことを疑うもんかい」と発言するなど、まさにぐう聖。
こんなおばあちゃん欲しかった！という視聴者も多数。

のび太のパパで、名前は野比のび助。

学生の頃は画家になるのが夢で、絵の腕も確か。
小学生時代には全国図画コンクールで金賞を受賞した経歴があり、中学生時代には売れない貧乏画家に師事していた。

のび太のパパらしく運動神経は壊滅状態のようで、運転免許の試験すら何度も落ちている。

しかし、おおらかで穏やかな性格で、のび太の話もしっかり聞き、頭ごなしに怒ったりしない良いお父さんでもあります。

しずかちゃんのお母さんで、下の名前は不明。
髪の毛はいつも後ろで一つに束ねていて、毛先が外ハネのようになっている。

しずかちゃんとそっくりな容姿をしており、話し方も丁寧。

おやつにケーキやクッキーを焼いてくれていることからも、手先が器用で料理上手なお母さんだと推測されます。

しかし娘の習い事には厳しく、ピアノのおけいこは毎日家で1時間なさい、と命令しているシーンも。

のび太の母親で、名前は野比玉子。38歳。
のび太同様、大きな丸い眼鏡をかけている。髪の毛はショートカット。

のび太がテストで0点を取ったり学校で何かやらかしたと連絡を受けるたび、のび太を和室に正座させて長時間説教している。最長記録は2時間15分59秒らしい。

野比家の権限はママにあり、ママが駄目だといったものは絶対にダメ。のび太もママに怒られるか否かで物事を考えたりする。

しかし当然のび太のことは心から愛しており、優しい一面を見せることもある。

のび太たちのクラスメイトの男の子で、名前は出木杉英才(できすぎ・ひでとし)。

学業優秀でスポーツも万能、しかも性格は誠実で見た目も完璧という、オールマイティな優等生である。

のび太は日頃から彼に強い嫉妬心を燃やしており、しずかちゃんが彼に少なからぬ好意を寄せていることも快く思っていない。

知識が豊富なため、のび太や他のキャラが疑問に思ったことなどを聞きに行くシーンも見られる。出木杉くんが言ったことなら、それが正しいというのが共通の認識のようだ。