コクーン歌舞伎や平成中村座公演など自身の公演の脇役としても数多く起用するなど、とても信頼の厚い歌舞伎俳優だった中村勘三郎さん。地方巡業や海外公演も精力的に行うなど、歌舞伎の普及に積極的でした。しかし2012年（平成24年）、後述のとおり食道癌を発端として徐々に体調を崩していきます。そして、同年12月5日に急性呼吸窮迫症候群のため亡くなりました。

主に関西ローカルや大阪の放送局製作で、関東を除く広域ネットの番組に出演していたやしきたかじんさん。2012年1月31日には公式ウェブサイトで、食道癌治療のため芸能活動を休止することを発表していました。『たかじん胸いっぱい』の収録より仕事復帰しましたが、2014年1月3日未明、東京都内の病院で心不全で亡くなりました。

舞台出演の傍ら、洋画、海外ドラマの吹き替え、アニメの声の出演などで活躍していました。中年から老人役を担当していたが、高い声質から少年・青年役も演じていました。「ONE PIECE」のハンニャバル役や「ゼロの使い魔」のデルフリンガー役などで知られています。食道ガンのため、68歳で亡くなっています。

演歌歌手としてシングル曲「博多みれん」でデビューしました。新御三家の一人として、1970年代の日本を代表する男性アイドルである野口五郎さん。初期の食道ガンの手術をしたことを公表しました。2019年2月11日、Bunkamuraオーチャードホールで行われたコンサートで、前年12月25日に食道がんの手術をしたことを公表されました。

アルバム『フィーリングナウ』でソロデビューし、アルバム『ペイパームーン』のタイトル曲が、最初のヒットとなりました。『第24回日本レコード大賞』では最優秀歌唱賞を受賞しています。昨年３月に初期の食道がんを公表し、その後、さらに初期の乳がんも見つかったことを明かしました。

青山学院大学在学中よりバンド活動を行い、バンド名の変更とメンバーチェンジを繰り返した後、サザンオールスターズとしてデビューした桑田佳祐さん。初期の食道がんであることを公表しました。2010年2月の定期検診の段階で食道が荒れていたということから早めの検査を医師に勧められ、内視鏡検査を受診したそうです。定期検診は大切ですね。

ウィーン国立歌劇場音楽監督を務めた世界的な指揮者です。食道がんであることを公表し、食道を全摘出する手術を行い、2月に退院されました。半年後の復帰を目指して治療に専念し、今月、イベントの公開リハーサルで復帰会見を行っています。早期発見がやはり大切ですね。

食道がん治療のため08年3月に食道に腫瘍(しゅよう)が見つかり、5月に手術を行い、8月に退院しています。2カ月半点滴生活を送りながら仕事んい復帰されました。しかし、慢性閉塞性肺疾患により出演予定だったドラマを降板。リハビリを続けていたそうですが、大動脈瘤破裂のため76歳で亡くなりました。

97年9月に高座で食道がんであることを告白しました。手術前の高座では「食道(食堂)がんなんてゴキブリみたい」と談志らしい毒舌ぶりだったそうです。3センチ大のがんは初期段階で、手術は内視鏡でがんを取り除き約1時間で終了しましたが、翌年にはがんが再発し、８月中旬の検査で食道に腫瘍が発見されました。

1946年に東京芸術劇場の第一期生となり、翌1947年に退団して東京青年劇場を結成しました。、1983年に『水戸黄門』の第14部より東野英治郎の後任として水戸光圀役を演じたことでも有名です。1995年11月に食道癌の手術を受けいったんは元気に退院したものの、同年4月14日夜に自宅で心不全を起こし亡くなりました。

2003年には作家活動を開始し、自らががんを患っていたことや、チェッカーズ時代の暴露話を書いたエッセイ『チェッカーズ』を発表しました。’02年に胃、胆嚢、脾臓を全摘、食道の半分も摘出するという大手術を経験したことで知られています。「胃を取ってしまったので、残った食道と腸を結合し、腸に胃の役割部分を作ってもらいました」と語っています。