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読み直すたびに、発見があります。
今回は子供の課題図書だったので改めて購入。子供自身も、一回目に読んで再読して気づくことがたくさんあった様子。
宗教的な背景があるとか、実際にあった大きな客船の沈没事故を扱っているとか、あまりバックグラウンドをわからないような小さな子供の時に読んで
綺麗な物語だなと感動し、歴史や宗教など学んでから大人になってまた読んでも、その美しさに感動できます。

17位:ぼくは勉強ができない (新潮文庫) 文庫 – 1996/3/1 山田 詠美  (著)

464円

人生における価値観は人それぞれですが、学歴社会と言われている現代において、特に学生時代となると学業で点を多く取ることが正しいという価値観を持ちがちです。当然それは間違いではありませんが、絶対的に正しいこととも言えません。この小説は主人公の男子高校生の悩みや生き方を通して自分という存在の確立方法を模索するようなストーリーになっています。
めちゃくちゃ面白い本です。一度小学生の頃に読んだことがあるのを大学生になり再読した際に思い出しました。タイトルで心奪われる方も多いのでは?

16位:学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 単行本(ソフトカバー) – 2013/12/26 坪田信貴  (著)

1,300円

大学受験をテーマにした作品で、高校生が自分のこととして考えやすいのがこの著書の特徴です。自分自身で夢を掴む大変さや、確固たる意志の持ち方などを教えてくれる内容になっています。目標を達成するための姿勢や勉強のヒントにもなる名作です。
頑張れる!
具体的な方法と、楽しい会話(これが難しそう)。
出来ない事をさせるのではなく、出来る事を具体的に教え、指導(支える)する。フィードバック。
巻末だけでも充分な価値がある。1冊まるまる読むと、本当にありがたい気持ちになる。

高校生向けの本おすすめランキングTOP15~11

15位:河童・或阿呆の一生 (新潮文庫) 文庫 – 1968/12/15 芥川 龍之介  (著)

432円

芥川龍之介氏の命日を河童忌と呼ぶことがありますが、その所以になっている要因の一つがこの作品です。文章は慣れないうちは読みにく感じるかもしれませんが、短編なので苦労なく読めるでしょう。精神病患者の語る河童という複雑に思えるテーマを作品に昇華させた、鬼気みなぎる作品になっています。
収録されている「歯車」のような、芥川の実生活に題材をとった作品は、作者の人となりを知る上で貴重だと思うが、「河童」のような架空の生き物を主題とした作品は、純粋に面白い。
読み進めていく内に、河童は実は空想上の生き物ではなく、身の回りにいるかも知れない存在であることが浮き彫りにされていく。
面と向かって皮肉を言われると閉口してしまう世間に対して、核心をついた苦言を呈するためには河童の口を借りることが相応しいという発想は、見事なまでに成功裏に終わっていると言える。
内容からすると、どうしても河童である必要はないような気もするが、鳥や犬猫では役不足の感が拭えないので、やっぱり、かっぱ、なのだろう。

14位:夜のピクニック (新潮文庫) 文庫 – 2006/9/7 恩田 陸  (著)

767円

第2回本屋大賞受賞の永遠普遍の青春小説がこの「夜のピクニック」です。高校生活最後をかざるイベント「歩行祭」という、全校生徒が夜を徹して80キロ歩きとおすという伝統行事に、主人公の貴子はひそかな誓いを胸に秘めて臨みます。複雑な関係に入りこむうちに読者も自然と奇跡を願いたくなる、そんなお話です。
自分は60台の大学教員です。普段は司馬遼太郎さんとか、宮城谷昌光先生の古代中国モノなどを好んで読んでいるのですが、これは古い友人にすすめられて、ごく最近、読みました。
なんというか、ノスタルジックで、けどよくわかるというか、読んでいるとギクっとすることばかりで。。。

なんとも瑞々しいきもちになれました!
日々、学生たちと接するのが、とっても新鮮で、楽しくなりました。
まさに「永遠の青春小説」なんですね。。。

感謝を込めて、星5つつけてしまいます。

13位:とんび (角川文庫) 文庫 – 2011/10/25 重松 清  (著)

691円

高度経済成長に活気づく時代を背景にした、父と子の物語です。淡々と進む日常生活を読み進めるうちに物語に引き込まれるような感覚を覚える話で、わが子の幸せだけをただひたすらに願い続けた不器用な父親の姿に胸を打たれます。
 読む度に胸が熱くなる。3度目の購入。
最初は人に勧められて、次はドラマ化されたのを見た後に。そして、最近再び読みたくなって・・。

 子を持つ父親に読んでほしい本。きっと共感できるだろう。ジーンと胸が熱くなり、切なくなる。決して器用な生き方ではないが、こんな生き方もあるんだな。でも、切ない。

12位:人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) 文庫 – 1978/7/27 星 新一  (著)

562円

星製薬の創業者で星薬科大学の創始者でもある父親が、どのように生きたのかを政府官僚とのかかわりを交えながら記したのがこの作品です。星新一氏らしい分かりやすい文章ながら、官僚システムや学術研究システムを批判する内容になっており、センセーショナルな印象を受けます。
かつて、ノーベル賞学者が、「日本人は個々のポテンシャルでは欧米に勝っても、システムで負けてしまう。」
という趣旨のことを言っていた。米国でそんなシステムを学び、体現しようとした、清々とした人物が、
過去にもいたのだ。一本筋の通った、当時としてはプリンシプルある数少ない日本人実業家である星一の物語。
その生き様に学ぶところは大きい。
懐柔策によって動き始めた巨大な横車は、最初は小さく、そして最後にはその会社の息の根を止めるほどに
大きな影響を及ぼす。苦心して正論で対抗するも、その声むなしく「必殺、たらいまわし。」の前になすすべは絶たれてゆく。
そんな最中、彼はどんな気持ちだったろう。その無念の気持ちが、息子の筆に乗ってこの作品として結実させたのかもしれない。
高い志とは何か?考えさせてくれる良作である。

11位:星に願いを、そして手を。 単行本 – 2017/2/24 青羽 悠 (著)

1,728円

小説すばる新人賞を史上最年少で受賞した話題作が「星に願いを、そして手を。」です。高校生とかつて高校生だった彼らの青春とミステリーを描いた作品になっています。夢を主軸に据えた作品で、作者が高校生ということもあり、高校生が読むとよりリアルに感じられるかもしれません。
現役高校生の作品という事に興味を持ち購入。舞台となる小さなプラネタリウムのある町に集う若者と年配者の交流が爽やかでした。

高校生向けの本おすすめランキングTOP10~6

10位:おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I 蜂蜜色の瞳 (集英社文庫) 文庫 – 2009/6/26 村山 由佳  (著), 結布 (イラスト)

432円

勝利とかれんの日常と恋愛の模様、そして心情を丁寧な描写で綴った作品です。派手な展開などよりも心情の描写を細やかに描いた作品なので気負わず読めるのが魅力です。時間の隙間を埋めるようにさらりと読むのがおすすめです。
純愛小説でも軽くて薄い。コーヒ-ならアメリカン⁉Second Season 8巻読んでそう思う。読んでいる瞬間は楽しいが、暫くすると筋まで忘れてしまう。良く言えば、夜分飲んでも寝つきが悪くなる訳ではない。

この巻の最後の方の言葉は、ありきたりだけど良い‼
「男と女が、ほんとうに心から満ち足りて抱き合うために必要なのは、<愛情>以上に<信頼>なのだということが。」(186頁)

9位:こころ (新潮文庫) 文庫 – 2004/3 夏目 漱石  (著)

400円

教科書に掲載されていることも多いので読んだことがある方も少なくないかもしれません。比較的短い話ですが、内容は深く、考えさせられます。年齢と共に受け取り方に変化がある作品なので定期的に読み返してみると良いかもしれません。
多くの自己啓発本や読書を勧める本の中で、必ずと言っていいほど紹介されていた小説であったので今回読むことができました。勧められていた訳は十分はわかりました。遺書が長過ぎる面はありましたが、人の持つ弱さを思い知らされたと思っています。Kの奇妙さは気にはなりましたが、それも時代なのかなとも。一生のうちに読んだ方が良い本であることは間違いありません。

8位:きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で) (文春文庫) 文庫 – 2013/11/8 宮藤 官九郎  (著)

648円

脚本家として高い知名度と人気を誇る宮藤官九郎さんの自伝的小説です。冬の白鳥だけが名物の東北の町で、筋金入りのバンカラ高に通う「僕」は先輩からイビられ、さえない日々を送っていましたが、「おもしろ素人さん」を募集しているのを見つけ、親友の名前で勝手に応募して―、という内容。肩の力を抜いて読める楽しい1冊です。
なんて日本語の言葉遊びがうまいんだろう。
文章だけでここまで笑わせられるなんて、もう恐ろしいとしか…
クドカンさんのすごいところはどんな文章でも、クドカン味にしてしまうところ
池袋にしても、goにしろ脚本を担当すると全てがクドカンワールドに変換されてしまう
そして、それが世間で高評価を得られると云うミラクルを達成してしまっている。
もう怖いものなしである。書け、書いてくれ、そしてもっとどんどん笑わせてくれ!

7位:蹴りたい背中 (河出文庫) 文庫 – 2007/4/5 綿矢 りさ  (著)

410円

文学史上の事件となった127万部のベストセラー、かつ史上最年少19歳で芥川賞を受賞した名作が「蹴りたい背中」です。陸上部の高校1年生が主人公なので、高校生が読むとより実態をつかみやすいのではないでしょうか。思春期の繊細な心に共感できる1冊です。
一気に読みました。自分の高校時代は決してその通りではなかったのに、この本の中に出てくる登場人物(またはその取り巻き)に自分の心をスッと重ねていくことができます。

ああでもないこうでもないという思考の流れと、そのくせ一旦決めてしまうとストレートな実行に移す速度のコントラスト。一人は怖いのに群れたくない気持ち。

日中はエアコンがないといられないのに、縁側で夕暮れになると涼しくなり始める夏休み後半。そんな時期こそがGrowing painとないまぜになって、清々しい青春を作るんだと思い至りました。

冷えた炭酸飲料のような爽やかさです。
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