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16位:図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫) 文庫 – 2011/4/23 有川 浩  (著), 徒花 スクモ (イラスト)

720円

小説のヒットを受け、映画化もされた有名な作品です。架空の世界観ながらもリアル感のある内容になっています。恋愛模様もあり、比較的読み手を選ばないエンターテインメント小説になっています。すでに映画を観たという方も楽しめる作品です。
さすがの有川作品という感じで、マルチメディア展開が
されて映画さらに実写化もされるとのことなので
原作を踏襲した実写化を期待したいと思います。

中学生向けおすすめの本ランキングTOP15~11

15位:カエルの楽園 (新潮文庫) 文庫 – 2017/8/27 百田 尚樹  (著)

562円

日本の教育業界は左派のリベラル傾向が高い政治思考が一般的ですが、柔軟な思考を育むためには一方の思考に偏るのは好ましいこととは言えません。そこでおすすめなのがこの作品です。専守防衛に疑問を呈し、作品を通して現在の日本のあり方に疑問を抱かせるような内容になっています。
今後の日本の預言書のような感じがした。
憲法や国の在り方について考えるいい機会になったと思う。
家族や友人におすすめしている本です。

14位:くちびるに歌を (小学館文庫) 文庫 – 2013/12/6 中田 永一  (著)

669円

合唱部という身近な舞台で、初めはバラバラだった部員たちが徐々に団結していく過程を描いたストーリーの作品です。中学生たちの等身大の姿を通し、現在の自分の悩みや友情など、身近な悩みについてあらためて考える機会を与えてくれる良作です。青春小説が好きな方におすすめの1冊になっています。
本当に歌が聴こえてきそうな島、五島列島。
青春の甘酸っぱさ、純粋さを味わえる、心が洗われる素晴らしい1冊です♪

13位:獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫) 文庫 – 2009/8/12 上橋 菜穂子  (著)

734円

「獣の奏者」はアニメ化もされており、熱烈なファンを多く獲得している作品です。舞台になっている異世界のスケールが壮大な点や、緻密で大胆なストーリー展開、描写の素晴らしさなど、読んでいるうちにストーリーを体感しているような感覚を覚えます。ファンタジーが好きな方であればきっと楽しんで読める作品でしょう。大人が読んでも楽しめる作品ですが感受性の豊かな中学生のうちに読んでいると大人とは違った受け止め方ができるかもしれません。
闘蛇と王獣を話の中心に据えて、その飼育文化、利用価値、身分制度などが構築されていて、緻密な世界観を描く上橋先生の作風が生きている。私は守り人シリーズはあまり…な人ですが、本作はどハマリしました。主人公である不幸な女の子エリンが、人に助けられながら、子どもらしからぬ誠実さとひたむきさでもって立ち直っていく姿が健気で、いつまでも読んでいたい気持ちになりました。

12位:三国志〈1〉英傑雄飛の巻 単行本 – 2005/3/1 佐竹 美保 (イラスト), 渡辺 仙州  (翻訳)

1,728円

三国志をテーマにしたアニメやゲームに触れて、三国志に興味を持ったらぜひ本で読んでみましょう。三国志をテーマにした書籍は多くありますが、かっちりとした小説にいきなりチャレンジはしにくいという方におすすめなのが本書です。子どもっぽさのないしっかりとした三国志のテイストを感じるイラスト、人物の相関を把握しやすく、しかし歴史小説の面白みを損なっていません。幅広い年代が楽しめる本格派の三国志です。
いろいろな作者の三国志を読んできましたが、このシリーズがいちばんのお薦めです。ジュニア版なので子どもも読みやすく、なおかつ大人の読者にも充分耐えうる内容です。親子の会話がはずむこと請負です。

11位:おもかげ復元師 単行本 – 2012/8/6 笹原留似子 (著)

1,296円

現在中学生の方々は東日本大震災の記憶があまりない世代でしょう。この本は東日本大震災時にも活動された、復元納棺師の方の記録です。津波や火災で損傷を受けたご遺体を生前の姿に戻す「復元ボランティア」として献身した女性納棺師が綴った、生と死のドラマになっており、非常にリアルに感じられる内容です。親しい人を亡くすということ、残された人の思いを考える良い機会になるでしょう。
本書を読んでいて、カートヴォネガットという小説家の「愛は消えても 親切はのこる」という言葉を思い出した。愛は常にいつもお互い確認し合っていないと育めないものであるし、他人だからこそ相通ずるものがあると思う。では親子の愛はどうかといえば、それは最低限の想い(行い)であるのではないだろうか。

親切という字は親を切ると書くが死に別れる場面というのは、まさしく「現実」の親子・血縁の絆が切れることであるし、それを取り持つのが著者の役目なのだろうかと妙に納得しながら読んだ。

著者の「仕事」が、親子・血縁の絆を「親切」という形で未来へ残して(遺して)いくのだという感動を受けた一冊だった。

中学生向けおすすめの本ランキングTOP10~6

10位:かがみの孤城 単行本 – 2017/5/11 辻村 深月  (著)

1,944円

2018年本屋大賞第1位、ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR2017第1位など、高い評価を獲得しているのがこの作品です。中学入学後にいじめを受けて不登校になった主人公の少女、安西こころの部屋の鏡がある日突然光を放ち、こころは鏡の向こうに行くことができるようになります。ここだけ聞くとファンタジーのような印象を受けますが、登場人物の心理状態などが巧みに描かれており、物語にすんなりと入っていけます。
最初のころはイジメられ引きこもった主人公が一発逆転やり返すお話しかと思ったらそうでもなかった。
SFチックだけどそこまでSFではないし、ストーリーも良かった。
最後にウルッとくるストーリーに胸が熱くなりました。
本当に読んでよかったの一言です。
なんとなくアニメ化、映画化しても面白いと思います。

9位:そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 文庫 – 2010/11/10 アガサ・クリスティー  (著), 青木久惠 (翻訳)

821円

ミステリーに興味を持ち始めた頃合ならぜひ読んで欲しいのがアガサ・クリスティー氏の不朽の名作「そして誰もいなくなった」です。この作品を大人になって読むと、ミステリーの巨匠だとか、世界的名作だといういらない先入観に邪魔されてしまいます。そんな知識を持たずに素直な心でこの名作を読むと、新鮮な驚きで胸がワクワクすることでしょう。
文字をたどっていくと同時に頭の中に情景が浮かぶ読感。
ストーリーによるものが大きい。訳も上手だと思うが
圧倒的な緊張感が読み手を引き込むのでしょう。
名作だけど初めて読みましたが、すぐに読み終えてしまいました。先が知りたい一心で

8位:増補新訂版 アンネの日記 (文春文庫) 文庫 – 2003/4/10 増補新訂版 アンネの日記 (文春文庫) 文庫 – 2003/4/10

1,037円

小学生の頃は自分を構成する要素を把握することでやっとですが、中学生になると理解の範囲がより広がり、自国のこと、歴史のこと、他国のことなどにも興味が向きます。そんな時期だからこそ読んで欲しいのが「アンネの日記」です。迫害、差別、戦争という人間のマイナスの局面を正面から考える契機となる1冊になっています。
今なら中学生の年齢の少女が書いた日記。当時の世相や状況が記されている。戦争というよりはどちらかというと民族迫害の犠牲者という印象がある。世界中で民族間の対立をしている方たちに、ぜひ読んでもらいたい気がする。

7位:ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫) 文庫 – 2006/5/24 宮部 みゆき  (著)

821円

現代における極上のストーリーテラーと名高い宮部みゆきさんの「ブレイブ・ストーリー」は、ファンタジー好きの方であればきっとのめり込んで読むことができるファンタジー小説です。現代小説とファンタジー小説の融合のような世界観はよりリアル感を感じさせ、一気に引き込まれます。この作品から宮部みゆきさんの作品にハマる方も多くいる名作です。
 宮部みゆきさんの才能をいかんなく発揮した作品だと思います。きっと少年が好きなんでしょうね。11歳くらいの男のコのことがよく書けてます。いつのまにか亘の気持ちと自分の気持ちが一緒になって、理不尽なことに悲しんだり絶望したり、そのうち不思議な幻界での冒険にほんとに一緒に入っていける、すごい楽しい本です。絶対楽しい!私は幻界の登場人物が好きです。とくに水人族のキ.キーマとネ族のお嬢さんミーナ、本を読んでる間は私の友達みたいだった。あまりにも熱中しすぎて上下2冊を3日で読んでしまったので、3日でわかれてしまったのが残念なくらい。最後はいっぱい泣いてしまいました。でも読み終わっていい気持ちになれます。いい本です。

6位:西の魔女が死んだ (新潮文庫) 文庫 – 2001/8/1 梨木 香歩  (著)

529円

主人公の中学生「まい」が魔女修行を行う過程の中で、ぶつかる壁や悩みをあざやかに描いたのがこの「西の魔女が死んだ」です。程よい距離感を持ちながら瑞々しい文章で記し、同年代の少年少女の同じ傷を優しく癒してくれます。「まい」と同じ年を生きている中学生にぜひ読んで欲しい1冊です。
要は、不登校児が自然の中でリハビリをしているというだけの話なのですが、読み物として面白く大変よくできています。

この物語が凡庸ならざる理由は、やはり魔女とのからみでしょう。もちろんおばあちゃんは魔女ではありません、多分。

最後にこの仕掛けがクリスタライズして、とてつもない輝きをもって終わります。

中学生向けおすすめの本ランキングTOP5~1

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