
フィギュアスケート・国の強さランキング20選~男子・女子別【2025最新版】
日本でいえば羽生結弦、宇野昌麿といった人気スター選手が活躍するフィギュアスケートですが、世界で見れば日本はどのレベルなのか気になったことはありませんか?今回はフィギュアスケートの国別の強さランキングを男女別に紹介します。
男子フィギュアスケートの強さでは日本も負けてはいません。日本は織田信成、高橋大輔、小塚崇彦といった優れたスケート選手をコンスタントに輩出しています。現在では羽生結弦、宇野昌麿が中心になっています。特に羽生結弦は4回転」ループジャンプを世界で初めて成功させた選手で、ISUジャッジングシステムのもとに開催された国際大会において、史上初めてショートプログラムで100点、フリースケーティングで200点、トータルスコアで300点超えを達成した男子選手でもあります。世界記録は2012年から2018年の間に15回も更新しており、レコードブレーカーとも称されています。+3 / -3 GOEシステム時代におけるショートプログラム(112.72点)、フリースケーティング(223.20点)、トータルスコア(330.43点)の世界歴代最高得点の歴史的記録(HR)保持者でもあり、この世界歴代最高得点は、歴史的記録の1位として、国際スケート連盟に永久に残され保存されています。2014年ソチオリンピック、2018年平昌オリンピックと2連覇まで成し遂げた羽生結弦は、名実ともに世界最高のフィギュアスケート選手です。
2位:ロシア
フィギュアスケートといえばロシアです。ロシアの男子フィギュ選手は、世界ランキング50位以内にアメリカを超える9人がランクインしています。その中でも3位にランクインしているミハイル・コリャダは、2018年世界選手権3位、2018年平昌オリンピック団体戦銀メダル、2017年・2018年欧州選手権各3位、2016年・2017年ロシア選手権二連覇という優れたフィギュア選手です。また、ロシアでは極寒に耐える体づくりを進めるため、街の至る所でフィギュアができるだけでなく、小学校のときからフィギュアを授業内容に組み込んでいます。さらに、スポーツ選手に対する優遇措置も充実しており、スポーツで実績を残せた場合、国から土地、建物、所有権利が与えられた上で、国営企業の社長になれることもあるといいます。このあたりの選手のモチベーションがロシアの強さのあらわれかもしれません。
1位:アメリカ
男子フィギュアスケートの世界ランキング1位に君臨しているのがアメリカのネイサン・チャンです。ネイサン・チャンはアメリカ・ユタ州ソルトレイクシティで生まれ、2018年-2019年世界選手権二連覇、2017年-2018年グランプリファイナル二連覇、2017年四大陸フィギュアスケート選手権優勝、2017年-2019年全米選手権三連覇、2015年ジュニアグランプリファイナル優勝という輝かしい成績をおさめています。FSにおいて、ISU公式大会及びオリンピックで史上初となる6本の4回転ジャンプに成功した人物で、日本の羽生結弦のライバルとしても有名です。さらにアメリカには世界ランキング5位のジェイソン・ブラウン、世界ランキング6位のヴィンセント・ジョウが上位にランクインしており、世界ランキング50位以内には合計8人がランクインするフィギュア大国です。
フィギュアスケートの国別強さランキングTOP10-6(女子)
10位:イタリア
イタリア代表の女子フィギュアスケート界を牽引するのはカロリーナ・コストナーです。2014年ソチオリンピック銅メダル、2012年世界選手権優勝、2011年GPファイナル優勝、2006年トリノオリンピック・2010年バンクーバーオリンピック・2018年平昌オリンピックイタリア代表(冬季五輪4大会連続出場)、欧州選手権通算5回優勝など数々の功績を残してきたカロリーナ・コストナー。イタリアとしてはポストカロリーナ・コストナーが待たれます。
9位:スイス
女子フィギュアスケートのスイスは、現在世界ランキング17位にランクインしているアレクシア・パガニーニが注目を集めています。アレクシア・パガニーニは、2016-17年シーズンまではアメリカ代表でしたがその後スイス代表からの出場を果たしています。2019年のハロウィーン杯で優勝、スイスフィギュアスケート選手権で優勝、スロベニアオープンで優勝を果たした実力者です。これで未だに17歳という点が驚きです。
8位:カナダ
カナダの女子フィギュアスケートは世界ランキング25位のガブリエル・デールマン、同42位のアレーヌ・シャルトランの2人が50位以内に名を連ねています。ガブリエル・デールマンは2014年ソチオリンピック、2018年平昌オリンピックカナダ代表として出場し、ソチ個人では17位と振るいませんでしたが、平昌では団体で金メダルを獲得します。アレーヌ・シャルトランは、2013年、2017年カナダ選手権3位、2014年世界ジュニア選手権5位、2015年カナダ選手権2位、2016年・2019年カナダ選手権優勝と近年実力を見せ始めた期待の選手です。
7位:フィンランド
フィンランドの女子フィギュアスケートを引っ張るのは19歳のエミー・ペルトネンと20歳のヴィヴェカ・リンドフォースです。ヴィヴェカ・リンドフォースは2015年スケートヘレナ優勝、2019年、欧州選手権で銅メダルを獲得しています。フィンランド選手の表彰台は2012年大会のキーラ・コルピ以来であり、長らくイタリア代表のカロリーナ・コストナーとロシアの選手に占められていましたが、フィンランドが表彰台を奪い返すかっこうになりました。エミー・ペルトネンは2016-2017シーズン、フィンランド選手権優勝を果たしたこれからが期待される逸材です。
6位:カザフスタン
女子フィギュアスケートのカザフスタンといえばエリザベート・トゥルシンバエワです。元々はモスクワ生まれですが、両親がカザフスタン出身ということでカザフスタン代表として出場しています。エリザベート・トゥルシンバエワは、2019年の世界選手権において、シニア女子として初めて四回転ジャンプを成功させたことで一躍話題になった選手です。世界ランキングも6位と上位に位置しており、次のオリンピックのメダル候補の1人とされています。
世界ランキング3位:ミハイル・コリャダ 3670P
世界ランキング7位:アレクサンドル・サマリン 2730P
世界ランキング15位:セルゲイ・ボロノフ 2189P
世界ランキング17位:Dmitri ALIEV 2060P
世界ランキング23位:Roman SAVOSIN 1683P
世界ランキング27位:Andrei LAZUKIN 1608P
世界ランキング37位:Artur DANIELIAN 1119P
世界ランキング47位:Egor MURASHOV 861P
世界ランキング48位:Alexey EROKHOV 860P