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16位:旅のラゴス (新潮文庫) 文庫 – 1994/3/30 筒井 康隆  (著)

562円

人々が超能力を獲得しだした「この世界」でひたすら旅をする男、ラゴス。集団転移や壁抜けといった体験を繰り返し、2度も奴隷の身に落とされながらも人生をかけて旅をするラゴスの目的をめぐる、爽快な連作長編小説です。旅の途中で成長していく主人公を追随することで人生のなんたるかを考えさせられる作品になっています。
主人公が旅に出てそこで色々な人と出会い様々な経験をしていく物語です。その1つ1つに面白みやしんみりと来るところがあり良かった。後半のゼーラやドネルのような別れは別れを惜しむと同時に新たな道を進もうと応援してくれる感じで旅の最終に相応しいと思った。また主人公の残せるものはきちんと残していった点も良。次に向けて清々しい気持ちになりました。

本作の主題である旅について主人公は旅の目的はなんだっていいといい、旅する上でやりたいことがあり、それが終わればまたやりたいことをする。
自分の人生なんだからとかく考えず自由にやりたいことをやっていきたいなと思いました。

15位:蟹工船・党生活者 (新潮文庫) ペーパーバック – 1953/6/30 小林 多喜二  (著)

432円

プロレタリア文学の代表作と評され、国際的評価も高い、ご存知「蟹工船」です。特定の主人公を置かないという独特の世界観の中、劣悪な環境で酷使される労働者、その地獄絵図を強烈に訴えかけるある種の問題作です。事実、小林多喜二氏はこの作品で不敬罪の追起訴を受けており、作品の内外にかかわらず、人間の恐ろしさや世相の哀切を深くしることができます。
過酷な労働環境だけでなく、帝国主義国家の搾取、労働者の団結、国家、財閥、軍隊との関係、天皇制の問題等糾弾した、小林多喜二。
カニ漁について深く考えさせられた1冊です。当時の警察のあり方を知り、ショックは大きいです。正しいことを伝えただけなのに、警察署のまるでリンチ、に日本人の恐ろしさを感じてしまったのは私だけでしょうか…  多喜二の画像見ました。余りの残忍さに人間の恐ろしさを感じました。

14位:風の歌を聴け (講談社文庫) 文庫 – 2004/9/15 村上 春樹  (著)

486円

第22回群像新人文芸大賞受賞を受け、1979年5月発売の「群像」6月号に掲載された村上春樹氏の初の長編小説です。当時の村上春樹氏と同じ1978年に29歳になった「僕」が1970年8月8日から8月26日までの18日間の物語を記すという体を成した40の断章と虚構を含むあとがきからできた鼠三部作の1作目になります。村上春樹氏の作品を読むのであればまずはこの作品から触れるのがおすすめです。
もっとも衝撃を受けて、僕の血となり、肉となっている、いくつかの本のなかの一冊。
村上春樹の中では、一番好きかもしれない。
著者自身、習作だと考えていて、長らく英訳もされなかったけど、まちがいなく僕の心は打った。

厭世的なムードとか、箱庭のような世界観(しかし、それが彼らにとっての世界なのだ)にも惹かれたが、しかしこの良さを説明するのは難しい

13位:博士の愛した数式 (新潮文庫) 文庫 – 2005/11/26 小川 洋子  (著)

594円

第1回本屋大賞を受賞し、映画化もされた切なくも暖かい奇跡の物語がこの「博士の愛した数式」です。記憶が80分しかもたない博士と、その博士にとって常に新しい家政婦となる「私」、そして「私」の息子との暖かで満ちた日々を通し、静かで優しい日々に浸るような感覚を抱くことのできる名作です。
交通事故後遺症で80分しか記憶がもたない老数学者と家政婦と息子と美しい素数の物語。陽の当たらない学問に人生を捧げる学者と周囲の人々はいつもこんな感じかも。実話のモデルがどこかにあったのかな。こんな素敵な物語を書いてくださって本当にありがとう。

12位:潮騒 (新潮文庫) 文庫 – 2005/10 三島 由紀夫  (著)

497円

古代ギリシア散文作品「ダフニスとクロエ」に着想を得て書かれた三島由紀夫氏の10作目の長編小説がこの「潮騒」です。純朴な恋人同士の漁夫と海女が様々な困難や苦悩を乗り越えて成就していく様子を三島由紀夫氏らしい美しい文章で紡いでいます。作品は清楚にして美しく、現代人が忘れてしまった清廉さを感じさせる作品になっています。
三島作品の中にあっては異質なものなんだけれど、とても清楚で美しい作品です。主人公のまっすぐな心、生き様には心洗われる思いがします。是非今の若い世代の人に読んでもらいたいし、必要な部分なんだろうけど、理解されないかも、、、。島に生まれ、育ち、外部との接触が少ない空間に身を置き、刺激も少ない狭い世の中で生きる人間だからこそ、身近なものを大切に思い、身近なものに心を通わす、そんな質素なかつ生に対して素直な生き方に感動します。

11位:斜陽 (新潮文庫) 文庫 – 2003/5 太宰 治  (著)

367円

没落していく上流階級の人間を表す「斜陽族」という言葉があります。その斜陽族の言葉の由来になったのが太宰治氏の「斜陽」です。没落貴族の家庭を舞台に麻薬中毒で自滅していく直治など、4人の人物の破滅の交響曲が描かれています。真の革命のためには美しい滅亡が必要だという悲愴な心情が、読み手の年代に合わせて様々な感情を生ませる、名作になっています。
初めて読んだのは20才でしたが、20年たってもう一度読み返してみました。若い頃は、可哀想な主人公、とただ涙でしたが、年をとり、気持ちの高ぶるポイントが違い、全く違う本を読んだ気持ちになりました。誰にも頼らず、母一人、子一人で生きる。決心して話は終わり、その後は誰にも分かりませんが、しぶとく、強く、しなやかに生き抜くのだろう、と思わせるお話です。

おすすめ文庫ランキングTOP10~1

10位:ガリバー旅行記 (角川文庫) 文庫 – 2011/3/25 ジョナサン・スウィフト (著), 山田 蘭 (翻訳)

691円

「ガリバー旅行記」はアイルランドの風刺作家により執筆された風刺小説です。当時一般的だった旅行記の形式を模しながら、イギリス人の慣習や社会に対し、批判的な視点を与えるために慎重に慎重を重ねて設計された作品になっており、政治入門書として成立した1冊になっています。
翻訳がうまいのだろうか、読みやすい。スウィフトは風刺を入れていたというから、作中の描写が何の風刺なのか考えながら読むと、もっと楽しめると思います。

9位:アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV) 文庫 – 2015/3/13

929円

何度かドラマ化もされており、非常に有名な小説の1つです。分類はSFですが宇宙や未来を舞台にした作品ではなく、知能指数を高める手術とそれに付随する事柄がテーマになっており非常に感動する作品になっています。最後の一文に全てが集約された話であり、その一文を読むと同時にきっと自然と涙が溢れてくることでしょう。
率直に言ってめちゃくちゃ面白い。
特に和訳が秀逸。最初から日本人が書いたのではないかと思ったくらい違和感なく読める。
チャーリーに感情移入しつつ、知的障碍者の気持ちがわかったような気持ちになってしまう作品。
最後は少し切ないが、胸に刺さる何かがある。読んだ後、人に優しくしようかなとか思ってしまいそう。

8位:十二番目の天使 文庫 – 2018/10/25 オグ・マンディーノ (著), 坂本貢一 (翻訳)

864円

2001年に日本で翻訳本が出版され多くの読者を感動の渦に巻き込んだベストセラー小説の単行本化です。アメリカでもっとも精神的影響力のある作家と謳われるオグ・マンディーノ氏による人生を前向きに生きるための術が詰め込まれた作品で、野球への愛を通しながら友情や勝利の喜び、敗戦の悔しさ、人生などのテーマを心に語りかけてくれます。
愛する家族を失い、生きる気力を喪失して何も手に付かない主人公が、友人から野球チームの監督になることを頼まれ、そこでチームを見ていくうちに生きる意味を取り戻していく。
しかし、チームメンバーの中には一人だけ落ちこぼれのティモシーが。ティモシーはどうなっていくのか…?

「世界最強の商人」の著者の本ということで購入。人生の意義、意味付けについて考えさせられる本。ストーリーは客観的に見ると陳腐かもしれないが、読んでいるときにはまったくそれを感じない。良書。

7位:星の王子さま (新潮文庫) 文庫 – 2006/3/28 サン=テグジュペリ (著), Antoine de Saint‐Exup´ery (原著), 河野 万里子 (翻訳)

518円

70年以上にわたって、世界中の人たちから愛されている宝石のような物語、それが「星の王子さま」です。子供のころに読んだ記憶のある人も多いかもしれません。物語上もっとも愛らしく、もっとも毅然とした可愛い王子さまの物語は年齢を重ねて改めて読むと、子供のころとは違った印象を抱くかもしれません。優しい日本語で紡がれる、美しくて可愛い物語です。
この作品は童話ではなく、ヒトの尊厳への支配に対する批判です。
献辞の通り絶望の淵で生き抜いている親友に対する励ましともなっています。

サンテックスの他の作品も併せてお読み下さい。

祖国が崩壊し自由フランス軍に参加した理由も分る筈です。

6位:はつ恋 (新潮文庫) 文庫 – 1952/12/29 ツルゲーネフ (著), 神西 清 (翻訳)

432円

半自伝的な特徴を持ち、著者のツルゲーネフ氏が生涯でもっとも愛した作品と言われているのがこの「はつ恋」です。形式としては40歳代になった主人公のウラジーミルが自分の16歳の頃のはつ恋を回想し、友人に向けて手記を記した、という形式をとっています。恋をしている心情で読むと非常に共感ができ、心を揺さぶる作品の1つになることでしょう。
恋をすると不安になるものです。この人は自分のことを好きなんだろうかそれともきらいなんだろうかとその人の一挙一動のすべてにそういいう自分に対するメッセージを探してしまいます。私は今恋をしているので、登場人物のそんな不安な心の動きにとても共感できました。ツルゲーネフが描く登場人物の恋する心の動きを、そうそう、そういうのわかるわかる、って感じで読み進みました。恋している人にオススメの本です。

5位:風が強く吹いている (新潮文庫) 文庫 – 2009/6/27 三浦 しをん  (著)

961円

「風が強く吹いている」は箱根駅伝を舞台にした小説で、舞台化や映画化、テレビアニメ化など様々なメディアで取り上げられた話題作です。長距離を走ること=生きることに夢中で突き進み、自分の限界に挑戦しながらゴールを目指してタスキを繋ぐ若い姿に強く胸を打たれる、純度100パ^セントの疾走青春小説になっています。
話の疾走感が心地よく、早く次のページへ次のページへと思って読み進めていたらあっという間に読み終わりました。
アニメにも尺があり削られてる部分も多々あるので、アニメを見ていても普通に読んでて楽しいです。
薄っぺらな感想ですが

まだ、続きが読みたいなぁと言うのが正直なところです。
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