朝ドラヒロインが紅白歌合戦の司会を務めるのが定番となっており、吉高由里子さんも第65回NHK紅白歌合戦で司会に抜擢されました。あまり司会をする機会は無いものの、好感度が高いこともあり、吉高由里子さんの出演は、視聴者からも喜ばれました。

しかし、やはり司会業は慣れていなかったようで、ちょっとした放送事故を起こしてしまったのです。

紅白歌合戦では、嵐と共に司会を務めることになった吉高由里子さん。Sexy Zoneのステージが終わり、そのタイミングで大野智さんが紅組にバトンタッチした瞬間、吉高由里子さんは無言でぼーっとしてしまっていたのです。

すぐに気づいて紅組進行を始めましたが、素の表情をばっちり放送されてしまった吉高由里子さん。しかし、彼女の司会は意外と好評だったようで、「もう一度あの天然な雰囲気で司会をしてほしい」と、司会への復帰が期待されています。

俳優の本木雅弘さんといえば、元ジャニーズアイドルとしても有名ですね。ジャニーズを退所した芸能人は次のヒットに恵まれにくいものですが、本木雅弘さんはジャニーズの圧力に屈さず、見事に再ブレイクを果たしました。

ソロで紅白歌合戦にも出演しましたが、その当時の衣装が物議を醸してしまいました。

謎の液体を入れた避妊具を複数まとい、紅白歌合戦という国民的な歌番組に出演した本木雅弘さん。曲の終わりに左手に抱えていたものが割れてしまい、全身謎の液体でびしょびしょになったまま出番が終了するという、まるでコントのようなステージを披露してしまいました。

エイズ撲滅運動の意味を込めて決定したステージ衣装とのことですが、時代を先取りしすぎたのかもしれませんね。

第67回NHK紅白歌合戦が放送された際、タモリさんとマツコ・デラックスさんが出演したことが話題になりました。国民的な知名度を持つ2人だけに、視聴者からも喜ばれたのですが、そのとき披露された小芝居が、少々ホウ素事故とも取れる内容だったのです。

小芝居の内容は、ベンチに積んであるお弁当をマツコ・デラックスさんが食べようとして、タモリさんが難色を示すという内容でした。そして、止めようとしたタモリさんに対し、「いいじゃない！受信料払ってるんだから」と、NHKが放送法を理由に国民から徴収している受信料問題にわざわざ触れてしまったのです。

マツコ・デラックスさんも本当にお弁当を食べようとしたわけではなかったでしょうが、その後も「受信料は弁当代込み」と語ったり。NHKBSデジタル放送にダメ出しするなど、見ているこちらがヒヤヒヤするトークを繰り広げました。

何歳になってもワイルドなオーラを放ち続ける吉川晃司さん。若者男性すら憧れてしまうほどカッコよさに満ちた歌手ですが、ワイルドさゆえに、紅白歌合戦で放送事故を起こしてしまったことがありました。

1985年の紅白歌合戦に出演した吉川晃司さんは、ステージが始まるや否や、シャンパンを口に含み、観客席にまき散らすロックなパフォーマンスを披露しました。それだけで留まらず、次のステージが始まっていることも無視し、ギターに火をつけたり、ステージに叩きつけるなど、やりたい放題してしまったのです。

これが吉川晃司さんの単独ライブなら問題ありませんが、公共放送において、このパフォーマンスは色々と問題がありますね。

今は紅白歌合戦に出演することがなくなった小林幸子さんですが、出演していた頃は、小林幸子さんの派手なステージが紅白歌合戦の目玉といえるほどでした。「ラスボス」とも讃えられた豪華絢爛なステージでしたが、実は過去に一度だけ放送事故が起きてしまったそうです。

1992年の紅白歌合戦に出演した小林幸子さんは、さまざまな色が暗闇の中光る、イルミネーションのような衣装を用意していました。しかし、本番ではそれがうまく機能せず、一部しか色が付かなかったそうです。

帰宅して録画したビデオを見たことで小林幸子さんもそのことに気づき、その日はやけ酒をしてしまったとのことです。

森進一さんといえば、1968年から紅白歌合戦に連続して出演をし続けていた常連歌手でした。2016年から同じく常連だった和田アキ子さんとものに出演しなくなりましたが、寂しいと感じる人は、決して森進一さんのファンだけではないでしょう。

そんな大物も、恥ずかしい放送事故を起こしていしまったのとがあるのです。

1974年の紅白歌合戦では鳥を務めた森進一さん。名曲「襟裳岬」を披露したのですが、曲の始まりからチャックが全開のままステージに立ってしまったため、その様子が全国に中継されてしまいました。

目撃者によると、曲の途中でチャックは閉まっていたそうですが、いつの間にチャックを閉じたのか気になりますね。

楽曲のイメージ通り、性格も豪快な長渕剛さん。男らしいメッセージがつまった楽曲で今も熱狂的なファンが多く、1990年の紅白歌合戦にも出演しています。

長渕剛さんのステージが始まる直前、ドイツの東西が統合を果たした記念すべき様子を、ベルリンからテレビ中継されました。それを不服に感じた長渕剛さんは、「NHKのスタッフはみんなタコ！」と、まるで子供のわがままのような暴言を吐いたのです。

不満な様子で長渕剛さんはステージを披露したのですが、当初予定されていた10分でステージを終えず、無許可で7分も延長して3曲も披露してしまったのです。NHKだけでなく、演歌界の重鎮たちをも激怒させてしまった結果、2003年に再び出演するまでNHKを出入り禁止になってしまったそうです。