芥川賞の歴代作家一覧!人気ランキングTOP50【2024最新版】
特に読書が趣味というわけではなくとも、ふとした瞬間に小説を読みたくなるときもありますよね。そこで今回は、芥川賞の歴代作家50人を人気ランキング形式でまとめた一覧をご紹介します。
スポンサードリンク個性的なペンネームからもユニークさを感じさせている円城塔さんは、2012年の著書「道化師の蝶」で芥川賞を受賞しています。その他の作品も、文學界新人賞、野間文芸新人賞、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、咲くやこの花賞、川端康成文学賞などに選ばれました。
東京大学に在学中だった1958年、当時の史上最年少だった23歳で芥川賞を受賞した大江健三郎さん。109万部ものベストセラーとなった受賞作品「飼育」は、1961年に映画化を果たしており、2011年にはカンボジアでも映画版が公開されました。
両親朝鮮出身のため、在日コリアンでもある玄月さん。しかし、生まれも育ちも日本のため、ある意味生粋の日本人と言えるでしょう。
同人誌を自主制作し始めたことで小説活動を開始し、1998年に神戸ナビール文学賞、1999年に小谷剛文学賞を受賞しています。2000年の著書「蔭の棲みか」では、在日コリアンだから描けた物語が評価され、芥川賞を受賞しました。
現在でもエリート中のエリートばかりが集う、東京大学の医学部に在籍していたほどの学力を持っていた安部公房さん。1951年の著書「壁 - S・カルマ氏の犯罪」で芥川賞を受賞し、累計130万部ものベストセラーとして記録されています。
その他の作品も評価が高く、「砂の女」は読売文学賞、戯曲「緑色のストッキング」が読売文学賞を受賞しました。
大物俳優のような風格を漂わせている吉田修一さんは、1997年の著書「最後の息子」が文學界新人賞に選ばれ、小説家デビューを果たしました。2002年の小説「パーク・ライフ」で芥川賞を受賞し、幅広い年齢層の人たちから絶賛されました。
その他の代表作「悪人」や「怒り」は実写映画化を果たしており、人間の醜い本性を忠実に表現し、世の中の善悪の基準が歪であることを作品で描いています。これらは心が痛む作品ではありますが、まだ知らないという人は、一度だけでも見てみることをオススメします。
演劇の世界に長く携わり、演出も手掛けている本谷有希子さんは、フジテレビのテレビドラマ「演技者。」などで活躍していました。また、人気少女漫画のテレビアニメ版「彼氏彼女の事情」にも声優として出演しており、マルチな才能を発揮していました。
小説家としても長年評価されており、鶴屋南北戯曲賞、岸田國士戯曲賞、野間文芸新人賞、三島由紀夫賞などの賞を総なめしてきました。そして、2016年に発表した著書「異類婚姻譚」で、芥川賞を受賞しています。
1997年に亡くなられた池田満寿夫さんは、小説家としてだけでなく、芸術家としても活動していました。天才肌であり、官能的な作品の数々で世間を驚かせてきました。
最も有名な作品は、1977年の著書「エーゲ海に捧ぐ」です。芥川賞を受賞し、累計126万部ものベストセラーにもなりました。
芥川賞の歴代作家おすすめランキングTOP20-11
2011年から小説家となり、「ギッちょん」、「砂漠ダンス」、「コルバトントリ」など数々の作品が芥川賞候補に選ばれてきた山下澄人さん。2016年の著書「しんせかい」でようやく芥川賞を受賞したものの、評論家や小説家の間でも激しく賛否が分かれる評価となっています。
作品は、かつて俳優だった頃の先生だった倉本聰さんらをモデルとしており、演劇の世界に憧れる人なら、一度読んでみても損はないでしょう。
透明感があり、女優のようなオーラも感じさせている藤野可織さんですが、本職は小説家であり、軌道に乗るまではフリーターをしながら小説を執筆していたそうです。
2006年の著書「いやしい鳥」が文學界新人賞を受賞したことで小説家として注目を浴びるようになり、2009年の「いけにえ」では、芥川賞候補にさえ選ばれました。
「いけにえ」は芥川賞に選ばれなかったものの、2013年の著書「爪と目」でついに念願の芥川賞を受賞し、より多くの人に知られるようになりました。この作品もオススメですが、「ファイナルガール」、「ドレス」、「おはなしして子ちゃん」なども、普段小説を読まない人でも楽しめるはずです。
2018年で81歳を迎えた小説家の黒田夏子さん。小説家としての活動は1960年代あたりから続けていたそうですが、運が悪かったのか、あまり日の目を見る機会はありませんでした。
しかし、2012年に早稲田文学に投稿した作品「abさんご」が、早稲田文学新人賞に輝いたことが転機となりました。作品は瞬く間に話題になり、2013年の芥川賞を受賞しました。
この当時の黒田夏子さんは75歳を迎えており、芥川賞受賞者としては歴代最年長。日本中で話題になり、恒例となってついに成功を収めた黒田夏子は一躍時の人となりました。
作品は15の断章で綴られており、シリアスな空気であるものの、読んでいると子供の頃を思い出してしまうような物語がおすすめポイントです。
多くの芥川賞を受賞した小説家が高学歴を誇っていますが、運送会社の家庭に生まれた西村賢太さんは、中学校までが最終学歴と公表しています。しかし、作品の質は高く、著書「苦役列車」で芥川賞を受賞しました。
2012年に映画版が公開され、森山未來さんが主演を務め、高良健吾さんや前田敦子さんの出演も話題になりました。
透明感抜群のルックスであり、いかにも文学女子という品格を漂わせている朝吹真理子さん。2011年の著書「きことわ」で芥川賞を受賞しると同時に、VOGUE JAPAN Women of the Yearにも輝きました。また、2010年の著書「流跡」は、Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞するなど、単行本として発売された著書は全て著名な賞を受賞しています。
現在は、小説「TIMELESS」を連載中で、エッセイーなどの執筆も行っているです。
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生年月日:1972年9月15日
出身地:北海道札幌市
職業:小説家
最終学歴:東京大学大学院総合文化研究科