映画「釣りバカ日誌」などで有名な西田敏行さんは、1990年に白組司会を務め、歌手として4回紅白歌合戦に出演しています。関西地方で絶大な支持を集めるローカル番組「探偵ナイトスクープ」の局長こと司会者でもあるので、関西地方の人にとっては、そちらのイメージが強いでしょう。

68回目の紅白歌合戦で白組司会を務めた嵐の二宮和也さん。俳優業が注目されることが多いため、白組司会に決まった瞬間驚いた人も多かったのではないでしょうか。実は、バラエティー番組「ニノさん」でもMCを務めているので、司会が初めてというわけではなかったようですね。

心に響く音楽を残し、アメリカでも成功を収めた坂本九さん。生前は歌手としてだけでなく、紅白歌合戦の白組司会者を務めたこともありました。当時は全国ネットのテレビ番組だけでなく、テレビ新広島などのローカル番組にも出演する珍しい大物歌手でした。

現在は亡くなれているため、司会者としての坂本九さんが見てみたかったという人もおおいはずです。

現在はワイドショーのコメンテーターなどでも活躍する武田鉄矢さんですが、紅白歌合戦の司会も務めてたことがありました。「3年B組金八先生」などでも好感度が高いので、白組司会にもピッタリだったでしょう。

音楽バンド海援隊のメンバーでもあり、アーティストとしても3回出演を果たしています。

40以上の世代から特に人気を集めている古館伊知郎さん。長年、テレビ朝日系列のニュース番組「報道ステーション」のアナウンサーを務めてきましたが、現在はテレビタレント、司会者として幅広く活動中です。

「報道ステーション」に出演する前は、名司会者として「夜のヒットスタジオ」、「おはようテレビ朝日」、「アッコにおまかせ！」、「FNS歌謡祭」などで司会を務めてきました。紅白歌合戦にも出演したことがあり、1994年から1996年の3年間、白組の司会を務めました。

元フリーアナウンサーの山川静夫さんは、1956年にNHKに入社し、「お父さんはお人好し、女性手帳」、「歌のグランド・ショー」、「お国自慢にしひがし」などのテレビ番組で司会を務めてきました。紅白歌合戦では9年連続で司会を務め、総合司会を務めたこともありました。

紅白歌合戦の歴史を語る上で外すことができない人物ですが、すでに定年退職している現在、復帰は難しいでしょう。

宮田輝さんは、NHKのアナウンサーを退職後はフリーアナウンサーとしての活動と並行して衆議院議員でもありました。亡くなられた1990年まで在職し、NHKに在籍時は紅白歌合戦の司会を13回も務めました。

紅組の司会を務めた、初の男性司会者でもあります。

阿部渉さんは、NHKの現エグゼクティブアナウンサーであり、1990年から30年近く、現役のアナウンサーとして活動を続けています。紅白歌合戦では2001年から2004年の間白組司会を務め、2009年から2011年の総合司会も務めていました。

有働由美子さんや山川静夫さんらと同じく紅白歌合戦の代表的な司会者のひとりであり、「芸能人よりもアナウンサーを使ってくれ」、「阿部渉さんじゃないと紅白を見る気がしない」などと思っている人もいるのではないでしょうか。

ザ・スパイダースのメンバーとして芸能界デビューを果たし、今では芸能界のドンともいえるほどの存在感を放っている堺正章さん。かつては「ミスターかくし芸」とも呼ばれ、フジテレビ系列の新春特別番組「新春かくし芸大会」の顔でもあったのですが、紅白歌合戦の司会を務めたこともありました。

紅白歌合戦を昔から楽しんでいる40代以上の世代から絶大な支持を集めており、再び紅白歌合戦に出演することになれば、大きな話題になること間違いなしでしょう。

あまりジャニーズらしい外見ではないものの、V6の活動初期から人柄の良さを感じられるルックスが大人気だった井ノ原快彦さん。デビュー時は森田剛さんと三宅健さんの人気の圧され、あまり目立たない時期もありましたが、今では司会者として絶大な支持を集めています。その人気ぶりは、俳優として高い評価を得た岡田准一さんと並んで、グループの稼ぎ頭と言われているほどです。

ここ10年ほどジャニーズアイドルが白組司会を務めているため、視聴者の間でも「またジャニーズ…」と否定的な意見もありました。しかし、現在の井ノ原快彦さんは、V6としての活動よりも司会者の方が目立つほどですので、「イノッチなら安心！」との声も多くみられました。

本番の司会ぶりも好評だったため、井ノ原快彦さんの白組司会復帰を望む人も少なくはないようです。

国民的アイドルグループとして、もはや説明不要の存在である嵐。その人気がどれほどのものかは言うまでもないでしょう。平成22年に司会を務め、紅白歌合戦としては初のグループでの司会となりました。

前年までは中居正広さんなど司会能力に長けた芸能人が多く務めていたこともあり、嵐全員での司会がどういったものになるか、日本中が期待していました。しかし、その結果は賛否両論となってしまったようです。

前年までが司会者としてベテランだったのに対し、嵐のメンバーたちのほとんどが司会業に積極的というわけではありませんでした。また、平成22年以降、ほとんど嵐のメンバーが白組司会を務めていることもあり、「もう飽きた」、「司会が下手のまま」、「ジャニーズに忖度しすぎ」と批判的な声も少なくありません。本ランキングでも3位にランクインしていますが、司会者としてよりも、人気の高さが評価されてこの順位となりました。

2018年は櫻井翔さんが司会を務めることが決定し、再びインターネットでは賛否がある模様ですが、櫻井翔さんは、嵐の中でも最も司会能力に長けています。これまでの流れを、大きく変えるような活躍を見せてくれるかもしれません。

人気のお笑い芸人は数多いですが、最も親しみやすいお笑い芸人といえば、笑福亭鶴瓶さんでしょう。のんびりとした口調と雰囲気で進める司会は人気が高く、松嶋尚美さんとのレギュラー番組「きらきらアフロTM」や、中居正広さんと共演しているテレビ番組「ザ！世界仰天ニュース」でも司会を務めていることでも有名です。同じNHKですと、「鶴瓶の家族に乾杯」に出演し、日本中の人たちと距離感なく触れあっている様子が放送され続けています。

好感度も高く、紅白歌合戦の司会者としてもピッタリでしょう。しかし、意外と白組司会を担当したことがあるのはたったの1回しかなく、以降はジャニーズアイドルたち、特に嵐が司会を務めています。そのため、笑福亭鶴瓶さんの司会復帰を望む声も少なくありません。