三浦しをん氏の同名小説を原作とした映画。主演は松田龍平、宮崎あおい。監督は石井裕也氏。

出版社・玄武書房に勤める馬締光也(まじめ　みつや)は、営業部で変わり者として持て余されていたが、言葉に対する天才的なセンスを見出され、辞書編集部に異動になる。
完成まで15年の辞書『大渡海』。編集方針は｢今を生きる辞書｣。
個性派ぞろいの辞書編集部の中で、馬締は辞書編纂(へんさん)の世界に没頭する。

問題が山積みの辞書編集部。果たして「大渡海」は完成するのか？

派手なアクションや劇的なドラマ展開はないけれど、真面目に真面目に…そんな地に足のついた映画も良い気持ちにさせてくれると改めて感じる映画。

山口県周南市で開催されている市民映画祭『周南「絆」映画祭』で、2012年に実施された脚本賞「第1回松田優作賞」のグランプリに選ばれた足立紳氏の脚本を元に制作された映画。2014年公開。

斎藤一子は32歳にもなって、実家に引きこもり、自堕落な生活を送っていた。ある日、離婚して出戻り中の妹と大ゲンカになり、一子が家を出ることに。
仕方なく100円ショップの深夜バイトを始めるが、そこは、様々な問題を抱える個性豊かな底辺の人間たちの巣窟だった。
一子の唯一の楽しみは、近くのボクシングジムで練習をする一人の中年ボクサー・狩野を見ることだった。

ある日、100円ショップに来た狩野からデートに誘われた一子は、初めてボクシングの試合を見る。それは狩野の引退試合だった。殴り合い、肩を叩き合う、ボクシングの試合に一子は強い羨望を抱き、自らもボクシングを始める。
第88回アカデミー外国語映画賞の日本代表に選ばれ、主演の安藤サクラは、第39回日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を獲得。

古屋兎丸氏による漫画作品の実写映画化作品。2017年公開。主演・菅田将暉、監督・永井聡。

日本一の名門・海帝高校。ここで生徒会長をつとめた人物は、将来の内閣入りが確約されている。そんな海帝高校に大きな野心を持つ男が首席入学を果たす。新1年生・赤場帝一。彼の夢は「総理大臣になって、自分の国を作る」こと。2年後の生徒会長の座を狙って、誰よりも早く動き始める帝一。
ライバルは、全国屈指の頭脳を持つ800人の超エリート高校生たち…ヤツらを蹴落として、勝ち残るためにはどうする！？

野望への第一歩を踏み出した帝一を待ち受けていたのは、想像を超える罠と試練。いま、命がけの「生徒会選挙」が幕を開ける！

とにかく突き抜けてギャグなので何も考えずに笑ってください。

加瀬亮主演、周防正行監督作品。2007年公開。
周防監督がどうしても描きたかったという、日本の刑事裁判、人質司法に疑問を投げかける社会派の作品。

就職活動中の金子徹平は、会社面接へ向かう満員電車で痴漢に間違えられて、現行犯逮捕されてしまった。
警察署での取調べで容疑を否認し無実を主張するが、担当刑事に自白を迫られ、留置所に勾留されてしまう。勾留生活の中で孤独感と焦燥感に苛まれる徹平。さらに警視庁での担当検事取調べでも無実の主張は認められず、ついに徹平は起訴されることに――。

近頃問題となっている、痴漢の冤罪事件。現在の日本で、誰しもが起こりうる冤罪事件として身近な問題が描かれています。

阿部サダヲ主演、中村義洋氏監督作品。2016年公開の映画。

金欠のため、百姓や町人へ容赦なく重税を課していた仙台藩。中でもさびれ果てた小さな宿場町・吉岡宿では、破産と夜逃げが相次いでいた。
町の将来を心配する十三郎は、知恵者の篤平治から宿場復興の秘策を打ち明けられる。それは、藩に大金を貸し付け利息を巻き上げるという、百姓が搾取される側から搾取する側に回る逆転の発想であった。計画が明るみに出れば打ち首確実。必要な資金は千両。現在の3億円という大金を水面下で集める、前代未聞の頭脳戦が始まった。

フィギュアスケートの羽生結弦選手がお殿様役で出演したことでも話題になった作品。
タイトル見ただけではギャグ色が濃い作品なのかと思いがちですが、途中から感動の涙が…。

有村架純主演、土井裕泰氏監督作品。2015年公開。
朝ドラで名前を売った有村架純の出世作ともなった映画。

高校2年生のさやかは、中学入学以来全く勉強をしなかったのでついに成績は学年ビリ｡
いくらなんでもこのままではマズイと思ったのか､そんな女の子が学習塾にやってきた｡
対応した塾講師の坪田もびっくりの彼女の知識は小4レベル｡
聖徳太子を｢セイトクタコ｣と読み､東西南北も分からない｡それでも夢は大きく、第1志望はチョー難関の慶應大学！

｢さやかが慶應なんてチョーウケる～!｣

ノリで二人三脚の受験勉強がはじまった!

『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』が原作で、実話を元にしたストーリー。

完璧なまでのシンデレラストーリーで、見た後気持ちが晴れやかになれる映画作品です。

1988年に公開されたイタリア映画。監督はジュゼッペ・トルナトーレ。

シチリア島の小さな村にある映画館・パラダイス座。親の目を盗んではここに通いつめる少年トトは、大の映画好き。
やがて映写技師の老人アルフレードと心を通わせるようになり、ますます映画に魅せられていくトト。
初恋、兵役を経て成長し、映画監督として活躍するようになった彼のもとにアルフレードの訃報が…。

しばらく停滞期に入っていたイタリア映画の復活を世界中に知らしめた名作。

2008年にイギリス、アメリカ、スウェーデンが共同製作したロマンティック・コメディ・ミュージカル映画。

エーゲ海に浮かぶギリシャの美しいリゾート、カロカイリ島。この島で小さなホテルを経営するドナの一人娘、ソフィ。
ドナのたっぷりの愛情を一身に受けながらも、父親を知らずに育ったソフィは「パパと一緒にヴァージン・ロードを歩きたい！」という秘かな夢があった。
挙式を目前に父親探しを思い立った彼女は、母の20年前の日記から自分の父親の可能性のある恋人3人、サム、ビル、ハリーにドナの名前を使い、内緒で招待状を送ったのだ。

夢見る結婚式前日、何も知らない元恋人3人は、ソフィの待つ島に降り立った――。

全編に渡ってABBAの名曲が使われている、明るく楽しいミュージカル映画。気分が上がって元気になれます。

2016年公開のアメリカのウエスタン・アクション映画。
1954年に発表されたの黒澤明監督の『七人の侍』を基にした1960年の西部劇映画『荒野の七人』のリメイク作品でもあります。

バーソロミュー・ボーグの支配下で、ローズ・クリークの町の人々は絶望的な日々を送っていた。
そんな中、町民のエマ・カレンは賞金稼ぎのサムを中心に、ギャンブラーのジョシュ、流れ者、ガンの達人など7人のアウトローを雇った。

町を守るために立ち上がった彼らは、いつしか自分たちの目的が金だけではなくなっていることに気付くのだった。

2013年公開のイギリス・アメリカ共作の歴史ドラマ映画。
原作は1853年に発表されたソロモン・ノーサップによる奴隷体験記 "Twelve Years a Slave"である。

1841年、ニューヨーク。家族と幸せな日々を送っていたバイオリン奏者ソロモンは、ある日突然誘拐され、奴隷にされる。
彼を待ち受けていたのは、狂信的な選民思想を持つエップスら白人による目を疑うような差別、虐待そして”人間の尊厳”を失った奴隷たちだった。
妻や子供たちと再び会うために彼が生き抜いた11年8カ月と26日間とは――。

第86回アカデミー賞作品賞を受賞した名作。

2010年公開のアメリカ映画。クリント・イーストウッドが監督を務め、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた感動的なヒューマン・ドラマ。

死を身近で体験した3人の登場人物が悩み苦しみ、生と向き合う姿を真摯に描いたストーリー。
サンフランシスコに住む元霊能者で肉体労働者のジョージ、臨死体験をしたパリ在住のジャーナリスト・マリー、兄を亡くしたロンドン在住の小学生マーカスの3人が、互いの問いかけに導かれるようにめぐり会い、生きる喜びを見出していく姿を描く。

2007年に公開されたイギリスの映画。
地球を対象にしたドキュメンタリーで、約5年の歳月をかけて制作された。

約50億年前、まだ若い地球に巨大な隕石が衝突した。その影響は大きく、地球の地軸は23.5度も傾いてしまう。
しかしこの傾きがあったからこそ、地球には四季のうつろい、寒暖の差、そして生命が生み出されることになったのだ。

そんな傾きと太陽の光が作り上げた地球の姿を、北極から南極へと旅をしながら見ていこう。まずは北極に住むホッキョクグマの親子の様子から…

地球上に生ける多数の野生動物たちを、北極から順に南下しながら映し出した作品。
この地球は人間以外の動物がこんなにも生きているのかと改めて思い知る良作です。

2003年のアメリカ映画。言わずと知れた大ヒット作品です。

明治維新直後の日本。政府は軍事力の近代化を図ろうと西洋式の戦術を取り入れることを決断する一方で、侍たちを根絶させようと企んでいた。

やがて、日本政府と発展著しい日本市場を狙うアメリカ実業界との思惑が一致し、政府軍指導のため南北戦争の英雄ネイサン・オールグレン大尉が日本にやって来る。

彼はさっそく西洋式の武器の使い方などを教え始めるが、ある時、政府に反旗を翻す侍のひとり、勝元と出会った。そして、彼ら侍たちの揺るぎない信念に支えられた“サムライ魂”を感じ取った時、オールグレンは失いかけたかつての自分を思い出していく。

2001年公開のアメリカ映画。

主人公のエル・ウッズは全てを兼ね備えた女の子。成績も優秀、周囲からの人気も高い。あと欲しいのはボーイフレンドのワーナーからのプロポーズだけ…。
ところが、上院議員を目指すというワーナーに“ブロンドだから”という理由でフラれてしまう。
彼がハーバード･ロースクールに進学すると知ると、ヨリをもどすべく自らも猛勉強の末 ハーバード大へ入学。

エルは自分の人生のため、彼のため、そしてブロンドの誇りをかけて戦うことになる！

2013年公開のアメリカ映画。

ミュージシャンの彼デイブ（アダム・レヴィーン）に裏切られ、ライブハウスで歌う失意の主人公グレタ（キーラ・ナイトレイ）。偶然居合わせた落ちこぼれの音楽プロデューサーのダン（マーク・ラファロ）との出会いがデビューの話しへと発展するが、録音スタジオは、なんとニューヨークの街角！？

路地裏、ビルの屋上、地下鉄のホームとゲリラレコーディングは実施され、この無謀な企画が小さな奇跡を起こし始める。
そしてアルバムが完成したその日、誰もが予想できなかった最高の「はじまり」が待っていた。

2015年にアメリカで公開されたクライム映画。
監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ、主演はエミリー・ブラント。

巨悪化するメキシコ麻薬カルテルを殲滅すべく、特別部隊にリクルートされたエリートFBI捜査官ケイト。特別捜査官に召集され、謎のコロンビア人と共に国境付近を拠点とする麻薬組織・ソノラカルテルを撲滅させる極秘任務に就く。

仲間の動きさえも把握できない常軌を逸した極秘任務、人が簡単に命を落とす現場に直面したケイトは、善悪の境界が分からなくなってゆく。

法無き世界で悪を征する合法的な手段はあるのか？
得体の知れない悪を前に、知れば知るほど深くなる闇の行く末とは―

2017年公開のアメリカのドラマ映画。

「大好きな飼い主のイーサンに会いたい！」その一途な想いで、50年で3回も生まれ変わった犬のベイリー。
そして遂にイーサンと再会したベイリーが気付いた『使命』とは？

ゴールデン・レトリバーの子犬ベイリーが、その愛を捧げた相手は、自分の命を救ってくれたイーサン少年。

1人と1匹は喜びも悲しみも分かち合い、固い絆で結ばれていく。だが、犬の寿命は人間よりうんと短いのだ――。

愛犬家、犬を飼ったことのある人なら頬を濡らすこと間違いなしの作品。

2001年公開のアメリカ映画。
ロサンゼルスを舞台にし、極限までチューンアップされたスポーツカーによるハイスピードバトル(ドラッグレース)を描いた作品。

LAで毎晩行われるストリートレースでは、ニトロ搭載のスポーツカーを乗り回す天才ドライバーのドミニクと彼のライバルのジョニー・トランが最強のレーサーとして仲間から一目置かれている。
そこに新顔のブライアンが登場し、実は警察官である彼は二人に負けないドライビングテクニックを披露して、皆の注目を浴びる。

大人気シリーズの第１弾は、アクセル全開のアクションと見事なドライビングテクニックが光ります。

2010年に公開された、カナダ・アメリカ合作のホラー・コメディ映画。

念願の別荘を手に入れたタッカーとデイルは、休暇を自分たちの山小屋で過ごそうと森へやって来た。
しかし同じ時にキャンプに来た生意気な名門私立の大学生グループに、なぜか人里離れた山に暮らす殺人鬼だと勘違いされる。

タッカーとデイルが川で溺れかけた女子大生を助けたことで、更に誤解が誤解を生み、次々と死人が出る事態に！

気のいいタッカーとデイルの運命やいかに…？

『史上最悪にツイてない』のサブタイトル通り、「なんでこうなるの！？」的な展開のオンパレード。
ちょっとグロいシーンもあるので苦手な方はご注意を。

1994年公開のアメリカ映画。主演・ジム・キャリー、監督チャールズ・ラッセル。

主人公のスタンリー・イプキスは引っ込み思案な銀行員。そんな彼でもこの『マスク』をかぶれば、ヒーローへと大変身！
謎の仮面の力で美人歌手のティナを口説いたり、悪者をやっつけたり、いつものスタンリーだったら絶対に出来ないことが何でもできるようになったけど、スタンリーはマスクがないと素敵にはなれないの…？

驚いた時に目玉が飛び出したり心臓が飛び出たりとアニメのような演出が多いスラップスティックコメディ。かなり笑えます。

2007年公開のアメリカ映画。ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン主演。

余命6ヶ月を宣告された二人の男が、死ぬ前にやり残したことを実現するために二人で冒険に出るハートフル・ストーリー。

病室で出会った2人が『やりたいことリスト』を元に、死ぬ前にやりたいことを叶えるために世界中を旅するというもの。

おじいちゃん2人が少年のように全力で「最高の人生」に取り組んでいる姿に、感動以外の他の言葉がみつかりません。
コメディでもあるので笑えるけれど、やっぱり泣けます。

人気カーアクション映画の第5作目。

前科者のドミニクと、彼を脱獄させた元捜査官のブライアンは、張りめぐらされた捜査網をかいくぐり、ブラジルの裏社会に身を隠していた。

2人は逃亡生活を終わらせて自由を得るため、裏社会を牛耳っている黒幕から1億ドルを強奪する計画を立て、世界中から凄腕のドライバーを集めることに。

ブラジルのリオデジャネイロを舞台に、警官とカーレーサーたちが奇妙な共同戦線を結ぶ、ハイスピードの大金強奪作戦が始まる！

1994年に公開されたアメリカ映画。原作はスティーブン・キングの中編小説『刑務所のリタ・ヘイワース』。主演ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン。

長年ショーシャンク刑務所に入っている囚人、レッド(モーガン・フリーマン)と無実の罪で収監された元銀行副頭取アンディ(ティム・ロビンス)の友情を軸に、アンディが巻き起こす数々の奇跡が描かれる。

Amazonプライムビデオのカスタマーレビューでは、星5つを付けた人が驚異の83％(星4つを含めると実に92％！)。
アカデミー賞受賞こそならなかったものの、長年愛される万人の心に響く名作です。

2013年公開のアメリカ映画。シリーズ第6作目。

前回、リオデジャネイロで犯罪組織を打倒したドミニク(ディーゼル)とブライアン(ウォーカー)たちは、1億ドルの大金を手に入れ世界各地に散らばっていた。

ドミニクは元警察官である新たな恋人エレナと、ブライアンは妻ミアとの間に生まれた息子ジャックと共にそれぞれ静かな生活を送っていが、逃亡犯の彼らは故郷に帰ることもできず、自由な生活を送れずにいた。

疾走感あふれるカーアクションは今作でももちろん健在！
車好きの血をワクワクさせてくれる作品です。