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30位:伊達政宗(1970年)

30位:伊達政宗(1970年)

戦国時代には多くの武将が登場しますが、「独眼竜」伊達政宗はその中でもかなりの人気を誇る武将のひとりなのは間違いないでしょう。その伊達政宗の生涯を描いた作品が、山岡荘八の「伊達政宗」です。この作品は伊達政宗ものの決定版といってもいいほどの作品であり、歴史好き武将好き問わずに是非とも読んでほしい一冊です。

29位:徳川家康(1950年)

29位:徳川家康(1950年)

こちらも山岡荘八の作品。世界最長の小説としてギネス認定もされている「徳川家康」。韓国や中国でも出版された本作は、それぞれの国でも高評価を受けてベストセラーになりました。またこの作品は「狸じじい」というイメージの強かった徳川家康のイメージを刷新することにも成功しており、その点でも後世に与えた影響は大きいです。

28位:峠(1968年)

28位:峠(1968年)

時は幕末。越後長岡藩の家老である河井継之助を主人公に据えた作品である「峠」。著者は司馬遼太郎。近代的な価値観と先見性を持ちながらも「武士」としての己に縛られ、けっきょくは「武士」として維新軍との戦いに望んだ河井継之助の生涯は、悲しくも潔く、そして誇りと信念が読者の胸を打ちます。

27位:孤宿の人(2005年)

27位:孤宿の人(2005年)

この物語は絶対に涙なくしてページをめくることはできない! 宮部みゆきの感動の歴史小説「孤宿の人」。本作は基本的に悲しい物語です。しかしそれだけではありません。登場人物の心の温かさ、優しさが文章をとおして伝わってくるのです。一気読み間違いなしの作品であり、必ず心に温かい気持ちを残してくれる快作でもあります。

26位:のぼうの城(2007年)

26位:のぼうの城(2007年)

本屋大賞で二位となり、映画化も果たした和田竜の「のぼうの城」。「でくのぼう」と呼ばれながらも民たちから尋常ならざる人気を誇った武将・成田長親を主人公とした作品で、その人間的な魅力がこれでもかっというぐらいに書かれています。石田三成率いる二万の軍勢に攻め込まれながらも、籠城による徹底抗戦は果たして実るのか? 結末は是非とも自身の目で確かめてください!

25位:荒神(2014年)

25位:荒神(2014年)

「ファンタジー」と「歴史」、異なるふたつの要素を見事に融合させた宮部みゆきによる著作「荒神」。時は第五代将軍・綱吉の治世下。陸奥にあるふたつの小藩を隔てる山に人を喰らう怪物が現れます。その怪物の出現と同時に炙りだされるさまざまな問題。人々はいかにしてこの状況を乗り切るのか? 最後まで息をつかせない展開は、一気読み必至のおもしろさです!

24位:蜩ノ記(2011年)

24位:蜩ノ記(2011年)

葉室麟を直木賞受賞という快挙に導いた作品である「蜩ノ記」。前藩主の側室と密通した罪で、十年後に切腹を命じられた男を主人公とした本作。武士の気高き生き様を描いており、非常に静かな作品でありながら、心を強く打つなにかがこの作品にはあります。夜明けまで夢中で読み続け、気がつけば涙を流している……そんな作品です。

23位:城塞(1971年)

23位:城塞(1971年)

徳川家康と豊臣家の最終決戦である大坂の陣、そして大坂城という天下に比類なき城塞を舞台とした作品が、この「城塞」です。作者は司馬遼太郎で、「城塞」は同作者の「関ヶ原」という作品の続編にあたります。また本作にはさまざまな武将、武士が登場しますが、主役はあくまでも大坂城であるという、一風変わった作品でもあります。

22位:闇の狩人(1974年)

22位:闇の狩人(1974年)

司馬遼太郎に並ぶ歴史小説の名手といえば、この人! 池波正太郎。その池波正太郎が歴史小説×ハードボイルドという組み合わせに挑戦した意欲作が、この「闇の狩人」です。本作は記憶を失った凄腕の剣術使いと彼の謎を追う盗賊のふたりを主軸に物語は進んでいき、その中に江戸の暗黒街が絡んでいきます。また本作は映画化、テレビドラマ化もされており、気になる方はそちらもチェックしてみましょう!

21位:新史太閤記(1968年)

21位:新史太閤記(1968年)

司馬遼太郎による豊臣秀吉の半生を描いた作品がこちら。「新史太閤記」。本作はいかにして秀吉が尾張の百姓から天下人にまで登りつめたが書かれており、その卓越した頭脳と思想にはただただ驚かされるばかり。ただひとつ残念なのは、天下統一を成し遂げたあとのことがまったく書かれていないことでしょうか。

歴史小説のおすすめランキング20位~11位

20位:火喰鳥 羽州ぼろ鳶組(2017年)

20位:火喰鳥 羽州ぼろ鳶組(2017年)

火の神様に、人の強さを思い知らせて下さい——。田沼意次の治世下にある江戸を舞台に、火消に命をかける男たちの姿を描いた傑作小説「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」。喧嘩と火事は江戸の華、と呼ばれるくらいに火事が多かった時代に、誰ひとり死なせないという志をかかげて消防に挑む男たちの物語は王道中の王道をひた走り、胸が熱くなること請け合い。是非とも一読してみましょう!

19位:超高速!参勤交代(2013年)

19位:超高速!参勤交代(2013年)

土橋章宏の「超高速!参勤交代」は「参勤交代」をテーマにした珍しい作品です。江戸まで八日かかるところを五日でこい、という無茶な命令をくだされた弱小藩が、幕府のある企みのために妨害を受けながらもどうにかこうにかして江戸を目指すという内容で、コメディ色が強めなのも特徴のひとつです。

18位:真田太平記(1974年)

18位:真田太平記(1974年)

こちらも池波正太郎の傑作小説。「真田太平記」。戦国時代という乱世を生き抜いた真田家にフォーカスを当てた本作は、真田家の面々はもちろんのこと、その配下である忍者たちにも魅力的なキャラクターが多く登場します。また本作はNHKでテレビドラマ化も果たしており、そちらの方も評価が高いので、一度みてみるのはいかがでしょうか?

17位:二千七百の夏と冬(2014年)

17位:二千七百の夏と冬(2014年)

舞台は縄文時代の末期という歴史小説の定番から大きく外れた時代設定からして、もはや尋常ならざるおもしろ味の成分を感じさせる「二千七百の夏と冬」。縄文人と弥生人の邂逅と恋愛に主軸が置かれている本作ですが、縄文時代の生活や文化、弥生時代への移り変わりなどもリアルに描かれている点も興味深いところ。また現代と過去をリンクさせる構成もおもしろく、一気読み間違いなしの傑作です。

16位:村上海賊の娘(2013年)

16位:村上海賊の娘(2013年)

累計発行部数300万部! 本屋大賞を受賞したことでも知られる和田竜の傑作歴史小説「村上海賊の娘」。主人公は村上水軍の娘(海賊働きに明け暮れる醜女)であり、戦国時代を男よりも男らしく生き抜くたくましい姿が描かれています。痛快歴史アクションともいえるような小説であり、読んでいてワクワクドキドキできるところもポイントが高いです。

15位:蝉しぐれ(1988年)

15位:蝉しぐれ(1988年)

藤沢周平の最高傑作としても知られる「蝉しぐれ」。映画化、テレビドラマ化もされた作品であり、国語の教科書にも載っていたりするので「あっ、知ってる!」という方も多いのではないでしょうか? 藩の派閥争いに巻き込まれてしまった主人公の成長物語であり、そして恋の物語でもある「蝉しぐれ」は、時代を超えて多くの人に愛される名作です。

14位:陰陽師(1988年)

14位:陰陽師(1988年)

夢枕獏の傑作伝奇歴史小説である「陰陽師」。安倍晴明を主人公とした作品であり、のちの安倍晴明像を構築したといっても過言ではない本作。平安時代を舞台に、晴明が相棒の源博雅とともに怪奇事件を解決していくストーリーとなっており、優雅ささえ漂う独特の雰囲気が心地いい小説です。

13位:功名が辻(1965年)

13位:功名が辻(1965年)

司馬遼太郎の「功名が辻」は、一城の主人から土佐藩主まで登りつめた山内一豊とその妻である千代を主人公に据えた作品です。簡単にいうと立身出世の物語なのですが、その陰で支え続けた千代の良妻賢母ぶりが光っています。また本作を原作とした大河ドラマを製作されており、そちらの方も要チェック!

12位:仕掛人・藤枝梅安(1972年)

12位:仕掛人・藤枝梅安(1972年)

悪人の首のツボを針でひと刺し! その医者に狙われた者に待っているのは死のみ。池波正太郎の娯楽歴史小説「仕掛人・藤枝梅安」は、暗殺を稼業とする「仕掛人」である鍼医者を主人公とした作品であり、池波正太郎の三大シリーズのひとつでもあります。また本作は作者死去のため、未完のまま終わってしまいました。それもこれからがクライマックス! という一番いいところで……。

11位:宮本武蔵(1936年)

11位:宮本武蔵(1936年)

吉川英治の最高傑作が、この「宮本武蔵」であることに異論はないでしょう。本作は後世に多大な影響を与えた作品のひとつであり、刊行から八十年以上も経ったいまでも多くの読者に愛されています。また「宮本武蔵=最強」という公式を世間に浸透させた作品であり、昨今の宮本武蔵像は間違いなく本作の影響が大きいでしょう。

歴史小説のおすすめランキング10位~1位

10位:翔ぶが如く(1975年)

10位:翔ぶが如く(1975年)

司馬遼太郎の後期の名作「翔ぶが如く」。明治時代を舞台に親友であったはずの西郷隆盛と大久保利通が対立し、西南戦争へと繋がっていく背景が非常に詳細に記されています。ただひとつ難点を挙げるとするならば、「データ小説」といわれるように膨大な記録と分析を読まされているような感じがするところでしょうか。それ以外は読み応えもたっぷりの傑作であることは間違いないです。 

9位:関ヶ原(1966年)

9位:関ヶ原(1966年)

司馬遼太郎の「家康三部作」のひとつである「関ヶ原」。2017年に本作を原作とした映画が大ヒットを記録したことも記憶に新しいですね。徳川家康と石田三成の対立、そして天下分け目の決戦となった関ヶ原の戦いを描いており、まるで自分がその場にいるかのような臨場感を伴う娯楽大作です。

8位:東天の獅子(2008年)

8位:東天の獅子(2008年)

夢枕獏の「東天の獅子」は、明治時代の講道館柔道創設の物語を書いた歴史小説……なのですが、それだけでないのが夢枕獏のニクいところです! 講道館柔道の普及には古流派との対立があり、その戦いがもうとにかく熱くて熱くて仕方がない! 血湧き肉躍るという感覚を体験したい方に是非ともおすすめしたい一冊です。

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三島マコト

映画と小説、それと漫画と格闘技を愛する男。WEB媒体で記事を書いたりもしてます。よろしくお願いします。

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