ポニョが宗助に会いに来た時、海は物凄い波が起こり、その姿はまるで大きな魚の群れのように描かれています。

これだけの大きな波がザパーンザパーンと陸に打ち付けたらその被害は相当なものになり(昨今の津波・洪水・高波被害に遭っている日本を見れば一目瞭然ですね)、死者も多数出てしまうことでしょう。

しかし、翌日宗助は自分の家の窓を開けるまで外が一面海になっていることに気付いていません。

宗助の家が崖の上にあるから気が付かなかったのかもしれませんが、それにしたってそこまで水が迫っているなら床下浸水・床上浸水の被害はありますなもんです。

そしてもう一つ、街中がまるっきり海に飲み込まれてしまい、そこにあって建物や道路は壊れていないことも気になります。

水も濁っておらず、下が透けて見えるほどに綺麗。水害の翌日にこの綺麗な水というのはあり得ない話ですよね。

しかも、水の底には見たことも無いような不思議な古代生物…。

これは『生命の回帰』を表していると言われており、全てが水に沈み、そして新しい命がまた始まる場所…つまりここは死後の世界ということが描かれているのです。

そもそも、狭山事件とはいったいどんな事件だったのでしょうか。

こちらに当時の新聞の画像があります。どうやら女子高校生が誘拐された事件のようですね。埼玉県の狭山市で起きた事件なので、『狭山事件』という名称がついたようです。

この狭山事件が起こったのが、1963年の5月1日。5月は英語でメイ、日本の別の呼び方は皐月。

また、被害に遭われた方は姉妹の妹だったそうです。
これは偶然でしょうか？

『となりのトトロ』の舞台は狭山市だと言われています。
お母さんが入院している病院は『七国山病院』ですが、狭山丘陵の東側に位置する『八国山緑地』の中にある病院がモデルになっているそうです。

ところでこの引っ越しの荷解きをしているシーン、おばあちゃんの後ろにある大きな箱には、ハッキリと『狭山茶』と書かれていますね。

わざわざ実在の地名を出してまで、”狭山茶”と書く理由はなんでしょうか。

やはりここに狭山事件との何らかの関係があるということを感じずにはいられません…。

続いて第2位になったのはまたまた『となりのトトロ』から。

トトロは本当は「死神だった」という説です。

こんなにかわいいのに、なぜ死神なのか…その理由は、「トトロ？トトロって、絵本に出てきたトロールのこと？」というサツキのセリフから。

この作品の中で、トトロはトロールだとズバリ言われています。

その伝説を考えると、トトロは実は死神(というか、死へと誘う妖精のようなもの)だということがおわかりいただけるかと思います。

サツキとメイは不思議な妖精に出会い、死へと誘われてしまったのではないでしょうか…。

それを考えてこの画像を見ると、どう見ても死神にしか見えなくなってしまうから不思議ですね。

その発端となったのが、「物語後半でサツキとメイの影だけ描かれていない」ということです。

メイが行方不明になってしまった後半、村の人たちの影は描かれているのに、サツキとメイだけが影が無くなっているというのです。

共通の認識として、『影が無い＝幽霊＝死んでいる』というものがあると思います。

つまり、この時点でサツキとメイは亡くなってしまっているのです。

メイは池に落ちて亡くなってしまい、サツキはそれに気付いてトトロの元へ急ぎます。

先に言った通り、トトロは死神だという隠れた説がありますが、ここでもその信ぴょう性が高まります。

サツキはトトロに「メイを探して」と言いますが、それはつまり自分もメイの所＝あの世へ連れて行って、ということだったのです…。