2006年に発売された6thフルアルバム「HYBRID UNIVERSE」に収録されたこの曲は、TVアニメ「魔法少女リリカルなのはA’s」の挿入歌として起用されました。どこか90年代のアニメソングを彷彿とさせるサウンドは、懐かしさを感じさせます。それでいて2000年代っぽさの残るメロディが見事に調和し、新しい形のアニメソングを誕生させたといっても過言ではないかもしれません。挿入歌でありながら、OPテーマやEDテーマよりも存在感を放っていた一曲です。

2008年に発売された18thシングル「Trickster」のカップリングとして収録されたこの曲は、TVアニメ「ロザリオとヴァンパイアCAPU2」のOPテーマとして起用されました。今までの歌手としての色が強い曲とは対極に位置しているような、まるでアイドルソングのような曲調です。サビでは明るくポップに、AメロBメロは水樹奈々のかわいさを前面に押し出した、盛り上がりを確信させてくれるような一曲です。

2012年に発売された28thシングル「BRIGHT STREAM」のリード曲であるこの曲は、TVアニメ劇場版「魔法少女リリカルなのはTHE MOVIE 2nd A’s」の主題歌として起用されました。この楽曲も、今までの「魔法少女リリカルなのは」シリーズの主題歌を踏襲したかのような雰囲気があります。それを踏まえたうえで聴いてみると、ファンには感動するシーンが思い浮かぶはずです。踏襲しているものの、メロディに既聴感はなく、まさに進化を感じさせてくれる一曲です。

2014年に発売された30thシングル「禁断のレジスタンス」のリード曲であるこの曲は、TVアニメ「クロスアンジュ　天使と竜の輪舞」のOPテーマとして起用されました。オーケストラとバンドサウンドが融合した、激しくも気品のあるバックサウンドに乗った、熱いメロディが映えています。流し聴くといつもの水樹奈々の曲、といった印象を受けますが、しっかりと聞きこめば聞きこむほどロックテイストな部分が目立ち、より新鮮な印象を感じることができる一曲です。

2013年に発売された29thシングル「Vitalization」のリード曲であるこの曲は、TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアG」のOPテーマとして起用されました。出だしのサビから切なく、かつ綺麗なファルセットが映えます。そこからはメインサビまで徐々に盛り上がっていく展開、それを一度落ち着かせるCメロと、展開に隙がありません。出だしと最後まで聞いたあとで、大きく世界観と感想が異なる一曲です。

2011年に発売された25thシングル「純潔パラドックス」のリード曲であるこの曲は、TVアニメ「BLOOD－C」のEDテーマとして起用されました。バイオリンを中心としたクラシカルなイントロからコブシの効いた水樹奈々の歌声。そしてサビはどこか哀愁のあるエモーショナルなメロディ。バックサウンドのノリのよさとしっとりとした曲の雰囲気のミスマッチ感を、水樹奈々の歌声が支えている一曲です。

2007年に発売された16thシングル「MASSIVE WONDERS」にカップリングとして収録されたこの曲は、TVアニメ「魔法少女リリカルなのはStrikerS」の挿入歌として起用されました。メロディに多く王道から音を若干ずらした泣きメロが使われていて、エモーショナルな雰囲気を出しています。ギターサウンドとストリングスのメリハリが効いていて、強く出すところ、静かに出すところのバランスがよく、何度も飽きずにリピートできる一曲です。

2017年に発売された36thシングル「TESTAMENT」のリード曲であるこの曲は、TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」のOPテーマとして起用されました。静かな入りからの7カウントでいきなりテンションは最高潮へ。ハードなギターリフが随所に聞こえ気持ちが高まります。そしてサビでの大爆発と、序盤から終盤までひたすらにコーラスをし、拳を振り上げ続けたくなる一曲です。