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「やられたらやり返す、倍返しだ!」このセリフを聞いたことがないという人はいないのではないでしょうか? これは「オレたちバブル入行組(2004年)」からはじまった半沢直樹シリーズの決め台詞であり、著者の代表作でもあります。

また「下町ロケット(2010年)」や「陸王(2016年)」などの企業を舞台とした社会派小説の傑作を数多くの発表している池井戸潤。彼の著作は人間を書くことにとことん拘っており、企業や金融に興味のない人でも上質な人間ドラマとして作品を楽しめるようになっています。

人気の作家・小説家ランキング13位:湊かなえ

「告白(2008年)」で本屋大賞を受賞し、一躍スターダムに躍りでて人気作家の仲間入りした湊かなえ。また「告白」は読んだあとに嫌な気持ちになるミステリー、「イヤミス」という言葉とジャンルを生みだすほどの大ヒット作となりました。

「告白」の発表後も「この作品で終わりにしたくない」という思いから、多くの傑作を発表していった湊かなえ。直木賞候補にも選ばれるなどますます作家としてのステータスが向上していっており、今後の活躍がもっとも期待される作家であることは間違いないでしょう。

人気の作家・小説家ランキング12位:宮部みゆき

なぜこの作家が直木賞を受賞していないのでしょうか? 日本小説界の七不思議のひとつですよね、間違いなく。それほどまでに多くの傑作小説を世に送りだし、多数のファンを獲得しているのが、宮部みゆきという作家です。

「火車(1992年)」や「模倣犯(2001年)」などのミステリーから、「本所深川ふしぎ草紙(1991年)」などの時代小説、「ブレイブ・ストーリー(2003年)」などのファンタジーまでジャンルを問わず多くの傑作を生みだし続けており、今後、どのような作風の小説を執筆するのかという点でも非常に興味を引かれます。

人気の作家・小説家ランキング11位:大沢在昌

ハードボイルド界の大御所である大沢在昌。まるでハリウッド映画のような外連味たっぷりのアクションは読み応えたっぷり! 読んでいてここまでワクワクする小説を書く人は、他にいないのではないでしょうか?

代表作の「新宿鮫(1990年)」シリーズは警察小説の金字塔として高く評価されており、多くの読者から熱い支持を得ています。また1993年には新宿鮫シリーズのひとつである「無間人形」で直木賞を受賞、名実ともに日本を代表する作家となりました。

人気の作家・小説家ランキング10位:恩田陸

推理小説からファンタジーまでジャンルに縛られることなく、多彩なジャンルに挑戦し、多くの秀作、傑作を世に送りだしてきた作家・恩田陸。史上はじめて本屋大賞の二度の受賞するなど、名実ともに日本のトップ作家の地位を築いてきました。

また「蜜蜂と遠雷(2017年)」は本屋大賞と直木賞のダブル受賞を果たすという快挙を達成。多くの読者から支持される作家のひとりであり、これからもさまざまなジャンルの小説でファンを楽しませ続けてくれることでしょう。

人気の作家・小説家ランキング9位:星新一

日本でもっとも有名なSF作家はだれか? その問いに多くの人がこの人の名をあげるのではないでしょうか? 星新一。SF短編小説の名手であり、数多くの傑作を発表してきた彼は、「ショートショートの神様」と呼ばれています。

代表作は「ボッコちゃん(1958年)」など。なぜかSF小説の年間ベスト賞である星雲賞を一度も受賞していない星新一ですが、その影響力はすさまじく、ショートショート作品の地位向上にもっとも貢献した作家なのではないでしょうか。

人気の作家・小説家ランキング8位:貴志祐介

ホラー小説やミステリー小説の分野で数々の傑作を発表後、SFでも多くの読者から好評を得ることに成功した貴志祐介。代表作は「黒い家(1997年)」「青い炎(2000年)」「新世界より(2008年)」など。

現在、もっとも著作の売り上げが多い作家のひとりである貴志祐介。これまで多くの著作が映像化されており、その中でもサイコキラーの教師を描いた「悪の経典(2008年)」は、多くの人の記憶に生々しく刻まれているのではないでしょうか。本当にこの作家は、ホラーテイストの作品を書かせたら日本でも屈指の小説家だと思います。

人気の作家・小説家ランキング7位:浅田次郎

元自衛隊員という異色の経歴の持ち主である浅田次郎。当初はピカレスクロマンの作家として認知されていましたが、現在では「鉄道員(1997年)」やなどの人情小説の傑作を発表しており、どちらかというとそちら方面での認知度の方が高くなってると思われます。

また時代小説でも多くの傑作、秀作を発表しており、万能の怪物じみた作家という趣きさえある浅田次郎。60歳をすぎた現在でも精力的に活動しており、今後も楽しくておもしろい作品を読者に提供してくれること間違いなし!

人気の作家・小説家ランキング6位:東野圭吾

ミステリーとサスペンスを書かせたら、間違いなく現在の日本でこの人の右にでる者はいないでしょう。「秘密(1998年)や「白夜行(1999年)」、「容疑者Xの献身(2006年)」で知られる作家・東野圭吾。多くのベストセラーを発表している稀代のヒットメーカーです。

作家となってからは、なかなか売れず、文学賞も十何回も落選するなど苦渋を味わってきた東野圭吾。しかし「秘密」の発表後、一気にブレイク。現在では直木賞も受賞し、エンタメ小説界の第一人者として知られるようになりました。

人気の作家・小説家ランキング5位:伊坂幸太郎

現在の日本を代表するストーリー・テラーである伊坂幸太郎。代表作は「アヒルと鴨のコインロッカー(2003年)」「ゴールデンスランバー(2007年)」など。張り巡らされた伏線とその回収術は天下一品で、読後の爽快感が半端ではない作家です。

「重力ピエロ(2003年)」の冒頭である「春が二階から落ちてきた」は非常に有名で、秀逸な小説の冒頭は? という質問では必ずあがるほど。文体も非常に読みやすくてうまく、彼の作品はどれもが一気読み間違いなしのおもしろさです。

人気の作家・小説家ランキング4位:池波正太郎

日本最強の時代小説家・池波正太郎。代表作の「鬼平犯科帳(1968年)」はテレビドラマ化、映画化も果たした超人気作で、時代も世代も性別も超えて多くの人々から愛しに愛されている作品です。

人間の心情を機微、男としてのかっこよさを書かせたら、この作家の右にでる者はいないでしょう。また流れるような文体は非常に読みやすく、物語世界に読者を引きずりこむ強烈な吸引力を持っています。

人気の作家・小説家ランキング3位:司馬遼太郎

池波正太郎が日本最強の時代小説家なら、司馬遼太郎は日本最強の歴史小説家でしょう。「竜馬がゆく(1962年)」や「坂の上の雲(1968年)」、「国盗り物語(1965年)」などはいまだに多くの人々から支持され、愛され続けています。

司馬遼太郎の著作はとにかく長いものが多いですが、それがまったく苦にならないところが彼のすごいところでしょう。あまりのおもしろさに気がついたら朝になっていた、なんてことはざらなので、その著作を読むときは注意が必要です。

人気の作家・小説家ランキング2位:三島由紀夫

日本が世界に誇る最強の作家・三島由紀夫。世界的な著名人にもファンが多く、ハリウッドの超有名映画監督であるフランシス・F・コッポラもあの「ゴッドファーザー」の撮影の際、三島由紀夫の「豊饒の海(1969年)」を読んでインスピレーションを得ていたといいます。

非常に綺麗で華麗な文章を書くことで知られる三島由紀夫。「金閣寺(1956年)」では史実を元にし、「なぜ金閣寺を放火しなくてはならなかったのか」がその卓越し筆致とともに克明かつ丁寧に描きだされ、戦後日本を代表する傑作となりました。

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三島マコト

映画と小説、それと漫画と格闘技を愛する男。WEB媒体で記事を書いたりもしてます。よろしくお願いします。

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